「「風紀委員です!!」」


「アアン。風紀委員だァ?俺が誰だか分かってんのかァ」


「とりあえず戦闘をやめてくださいっ!!」


そこには復活した初春飾利が立っていた。


しかしそんなことでやめる上条と一方通行ではない。


再び戦闘を開始する。


「風紀委員の言うことを聞きなさいってミサカはミサカは大きな声を出してみる」


流石に上条と一方通行も手を止めた。


声の方向を見ると風紀委員の腕章をつけた打ち止めが立っていた。


「なんでテメェが風紀委員なンだよ」


するとそこへ黄泉川がやってきた。
どうもジャッジメントの手に負えないと判断し、アンチスキルも出動しているようだ。


数多くの車両が戦場を囲み、ライトで昼間の様である。



戦いに熱中していた二人は気付かなかったが。


黄泉川は言う。
「効果はてきめんじゃん。んじゃ打ち止め、それ返すじゃんよ。」


「やだーっ、ってミサカはミサカはあの人ですら止められるこの腕章を死守ってうわーっ!!」


黄泉川の同僚が彼女を抱え上げ、腕章をはずして持ち主=個法美偉にかえす。


それを見た一方通行は言う。


「こいつらと遊んでたのは認めるけどよォ、何か悪いことしたかァ?」


黄泉川はやれやれと何も分かってない一方通行に告げる。


「周りをよく見てみるじゃん。」


一方通行たちが(一方通行が言うには)遊んでいた場所は怪物の爪跡が何箇所もある様にみえた。


「こんな事よくあるもんだぞォ?」


「「「「「「「「「「「よくあってたまるか!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」


風紀委員と警備委員達に怒鳴り返された。


「とにかく!!あなたもパパとママも今すぐやめなさい!!ってミサカはミサカはお願いしてみたり!!」


「アホ毛ちゃん、パパとママっていうのは誰かな?」少々嫌な予感がした初春が聞いてみる。


「それはねゴーグル付けてない常盤台の制服を着ている女の子と、ツンツン頭の高校生だよ、ってミサカはミサカは教えてみたり。
しかもあの二人は一緒に布団やら混浴に入る仲であり、あつ~いディープキスまでしちゃってるバカップルなのだ!!
ってミサカはミサカは付け足してみたり♪」


「「「「「「「「「「「ブハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!???」」」」」」」」」」」


風紀委員と警備委員達は思わず吹いてしまった。


「御坂さんって、大胆なんですね…」こんな時に一生懸命今のアホ毛の証言を佐天にメールで送っている初春。


「混浴って…」衝撃の事実に何もいえない個法…


「このバカップルが…」いつもこういう状況には笑って話している黄泉川もあきれている。


そのほかは「常盤台のお嬢様と!?」「あの超電磁砲を射止めたのか…」とかいろいろ言ってる。


「ちょっと打ち止め!!なんでディープキスのことまで知ってるのよ!!」


「「「「「「「「「「「ブハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!???」」」」」」」」」」」


「本当かよ!?」と驚いている風紀委員と警備委員達…


「打ち止め絶対こうなるって分かってて言ったろ!!確かに背中流しっことかしましたけどね…」



「不純性行為で確保じゃん!!」上条の言葉を無視して確保命令した黄泉川。


「「不幸だあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」」


この後上琴カップルが追い回され、一妹達がその隙に逃げたのは言うまでもない…。



その後、上琴カップルは上条宅に、逃げ込んだ。


「打ち止めめ~いつかぎゃふんと言わせてやる!!(もしかしたら一方通行より厄介かもしれない…)」


「まあまあ、落ち着いて落ち着いて♪」


「なんかお前ずいぶん元気あるな…」


「当麻の家に泊まるからに決まってんじゃん♪」


「オイ!!明日は金曜…ってお泊りセット持ってきてたんかい!!」


「だって…」


「だって…何だ?」


「当麻と一緒にいる時間が少しでも長くなる様にと思って…」


「美琴…」


「当麻…」


二人はお決まりの大人のキスをするのであった…。



二人が逃げ回っていたころ下流では


「元春、大丈夫?」


「大丈夫だにゃー。それより月夜は?」言って彼女に振りむこうとする土御門。


「見るなっ!!!」ボフッ!


「そげふっ!」土御門、現状を考えろ。ぬれぬれのすけすけだぞ。


ぬれぬれのすけすけの二人がその後偶然に(?)現れた茜川が偶然(?)持っていたタオルを渡すまで、たがいにそっぽを向いて一言も口を利かなかったのは言うまでもない。
最終更新:2012年10月22日 23:12