「土御門!無事だったか」


「なんとか無事だぜい。ところでかみやんの彼女はいるかにゃ?」


「美琴?ああいるよ」


「突撃」


その言葉で何人もの常盤台の制服を着た少女達が入ってきた。


「御坂様を探してくださいな」


「わかっておりますわ」


「発見!」


「尋問の態勢に入ってください」


「な、なによアンタ達!?」


土御門の裏切りのせいで上琴は常盤台軍に捕まってしまうのであった。


現状


青ピ フルボッコ at 地下街 & 病院送り。


一方通行  捕縛 &忘れられて放置


土御門 裏切った。




上琴



上条さんちのリビングで正座中。
周りを常盤台の生徒が取り囲む。


「御坂様!?どうして昼間っからパジャマに!?」


「いやー、眠たかったしさー。」


「殿方の家で!?」


「へ?いや一か月ぐらい前からよく泊ってるわよ。」


「「「「「ぬぁにぃ!?」」」」」常盤台のお嬢様たち、驚愕。


ちなみにパジャマについて補足しておくと3分ほど前こんな会話が。



「なあ美琴?」「なあに,当麻?」


「脱衣所に洋服ダンスが一つ増えた気がするんだが……」「だってお泊りセット持ってくるの面倒だし。」


「おいおい。」「覗いちゃだめよ。」


「覗かねえよ。」「今度から門限遅れそうになったらここ泊るわ。寮監の目ごまかすの面倒だから。」


「えーっ!?」「だめ・・・かな?」ウルウル上目づかい。


「駄目じゃございません!!」即撃沈「ありがと♪」


チュッ



そして常盤台のお嬢様たちが上琴へ迫る……!


「お泊りですって!?いくら御坂様でもお許しできませんわ」


「まずこの殿方がなにも言わないのが悪いと思いますわ」


言いたい放題の少女達だが美琴がキレる。


「当麻はどこも悪くないわよ!!!」


AIMジャマーで能力が使えないのでハワイで判明した怒れば物を投げる攻撃を発動する。


「美琴ストップ!!上条さんの家を壊さないで下さい」


だが美琴に声は聞こえない。


「仕方ねえ」


上条は美琴を抑えてキスをする。


美琴は正気に戻り落ち着いたようだ。だが他は


「「「「「キャーーーーーーーーーーーーーーーー」」」」」


とある学生寮が悲鳴で震えた。


同時にAIMジャマーを操作していた生徒が手を離してしまった。


能力の使用が可能になった時、学園都市第3位の電撃姫の逆襲が始まる。


常盤台中学


「捜索班、応答しなさい!!捜索班!!」「無駄ですの。」


縛られたまま余裕の表情で白井は言う。


「お姉さまは普段はお優しいですわよ。ですが、」そういって周りを見渡す。


その気迫に周りの「本部班」の面々はたじろぐ。


「その分怒ったらすごいですわよ♪この間なんか大きなカメラを能力なしに片手で投げてましたし。」


「「「「「なんですって!?」」」」」


周りの面々は知らないのだろうと黒子は思う。


(愛の巣に踏み込んだ時点で死亡フラグですわよ。)口には出さないがそう思う。


(それと、あの方の住居を教えたという土御門さんには…月夜さんには悪いですがあとで灸をすえるとしましょう。)




「美琴さん?やり過ぎじゃ?」「そう?当麻んちの家電には当たらないようにしたけど?」


「そこは感謝するけどよ……」「じゃあなによ?」






「男子寮にお嬢様が20人ばっか倒れている状況をやり過ぎと言わずに何というのでせうか!?」





「目には目を」
「オイ!」




「それじゃ」そう言って美琴は当麻の首に手を回す。
「とりあえず、ご・ほ・う・び・ちょ・お・だ・い」


「もちろん」
当然のごとく




チュッ



4バカ討伐軍 作戦本部


一方その頃、常盤台中学の生徒が20人程学生寮に侵入したという情報屋からの伝達により
吹寄は、上条と関連性の高い美琴の学校が何かしら関与していると考える


「情報屋、これをどう考えるべきかしら」


「おそらく上条又は、超電磁砲(レールガン)を捕縛するために侵入したのでしょう」


「しかし上条ならともかくあの御坂美琴相手に
 常盤台中学の生徒が20人束になったってかなう訳ないと思うけど?」


「学生寮での能力の争いは未だ起きていません。おそらくAIMジャマーでも使っているのでしょう
 お嬢様ならその程度なら簡単に手に入るでしょうから…ツッ!!」


「どうしたの?」


「今連絡が来ました!上条の部屋から閃光が走ったようです。
 おそらく超電磁砲(レールガン)の仕業かと」


「AIMジャマーを使っていなかったということかしら?」


「いやそれはないでしょう。常盤台中学の生徒が侵入してからだいぶん時間がたっています」


「とにかく上条の寮に行きましょう!」


6分後


上条討伐軍本部に 先遣隊から連絡が入る。


「こちら先遣隊、上条宅に到着。鍵をピッキングで開ける………開いた。……部屋そのものに異常なし。」


「部屋そのものっていうことは?」本部 吹寄が質問する。


「内部で気絶している常盤台の生徒20名を発見。」先遣隊 茜原が答える。


「上条とレールガンは?」


「姿ありません。ただ、脱衣所に脱ぎ捨てられた女もののパジャマあり。」


「なんですって!!??」


「おそらく制服から一度パジャマにしたもののまた制服に戻ったということだと思われます。」


「つまり上条たちはそこにはいない、逃走したということだな?」


「そうです。あと部屋の窓から見たところ河原の方で土御門が常盤台の人間にやられてます。」


「???よくわかんないけど、ほっといていいわ。とにかく上条たちを探して。」


「了解!」






そのころ部屋から脱出した上琴はというと………。
最終更新:2012年10月22日 23:42