皆さんは上条の先輩にあのブレインがいることをお忘れではあるまい。
雲川 芹亜
高校生にして学園都市統括理事会の貝積 継敏のブレインを務めるトンデモ女子高生である。
彼女がふらりと上条討伐軍のところへやってきて
「面白そうだけど。手伝おうか?」といったところからすべての歯車が回り出した。
彼女の頭脳優秀さは情報屋のみならず結構知れ渡っている。
彼女自身「イマジンブレイカー」の調査も兼ねてただし理由の8割は「面白そう」ということで参加した。
ちなみに貝積は偶然か必然か
休暇を取って草津である。
雲川はおもむろに史上最大の作戦内容を伝える。
「ここ行けばいい話だけど。」「「「へっ?」」」
そこは上条討伐軍のだれもが思い浮かばなかった所。
「上条の行動パターン、君たちの配置図からみるとここなんだけど。」「はぁ。」
「まあ信じるかどうかは君たち次第だけど。」「「「信じます!行きます!!」」」
6分後
絶対に捕まらないと踏んでいた上条の幻想がぶち壊される。
バタン!!
「「にょわ!?」」いきなりドアが開き驚く上琴。
「「「「こんな所に居やがったか!!」」」」
「何でここがバレた!?」
「それは後回し!!逃げるわよ!!」
「どうやって!?」
「こうやって」
美琴は何をしたかというと…
上条の手を掴んで飛び降りました♪
「「「「「「「はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」」」」」」」
美琴の手から銀色のメダルが取り出されたかと思うと
そのメダルは赤い光線となって壁に激突する
「おい!こんなとこで発射していいのか!?」
「仕方ないじゃない。出入り口は一つしかないんだし」
レールガンから得られる恩恵は破壊だけではない。その周辺に爆風を生み、辺りの者は薙ぎ倒される
「早く行きましょ。当麻!」「言われなくても!」
「「「待ちやがれ―!」」」」
そんな言葉に耳も貸さず上琴はまたも逃走を図るが…
「どうするんですか先輩?」吹寄がたずねる。
ここは作戦本部。先ほど前衛が爆風で壊滅し、上条らを取り逃がしたとの報告が上がってきたことへの対処を聞いているのである。
「まあレールガンが出てくることは予想してたけど。」
あっさりといったうえで彼女は言う。
「なんでAIMジャマーを持ってなかったかを知りたいんだけど。」
「「「「んなもん持ってませんよっ!!」」」」
「……そうか。…となると方法は一つだけど。」
「「「「なんですか?」」」」
「何のことはない。常盤台のお嬢様たちにお願いするだけだけど。」
「「「「…………へ?」」」」
かくて学園都市の名門お嬢様学校と
分不相応ながら普通のとある高校の共同作戦が行われることとなる。
情報屋の知り合いの常盤台生徒に連絡し、
15分後
合同作戦本部が開かれた……、
最終更新:2012年10月22日 23:43