【種別】
人名
【初出】
31巻
【CV】
島田敏
【解説】
平野高之が発案した「8日間太閤秀吉巡りツアー」の参加者。35歳。
ツアーの余興では「信長役」になって皆からもてなされていたが、「腰が低い信長だな」とコナンに突っ込まれていた。
ちなみに信長役の人は、秀吉役と家康役の夕食代を出さないといけないらしい。
秀吉の財宝の件が発覚した時には、懐から焼き物の欠片を取り出してじっと見つめていた。
名前の由来は「脇坂安治」。
ネタバレ
加藤祐司と片桐真帆が殺害された事件の犯人。
彼の祖父・正清(まさきよ)は過去に秀吉の財宝を探していたが、その過程で財宝の事が書き記された巻物「龍の巻」を発見する。
宝探しを中断してその巻物を国に寄贈しようとしたが、その事で宝探しを一緒にしていた仲間と反発する事になる。
13年前にその仲間を説得するべく大阪へ向かうが、以降は音信不通となる。
その後大阪城の外堀で焼死体が見つかり、その遺体が焼き物の欠片を所持していたと知ると、その遺体が仲間に殺された正清だと確信する。
そして正清の敵を討つためにかつての彼の仲間だった人物を探し出し、最初に平野を焼死させた後で残りの仲間をツアー中に殺害していった。
加藤の時は「天守閣の瓦に巻き物がある」と嘘を教え、彼を天守閣に行かせた。
加藤は人目を避けて夜に天守閣の屋根に上ったが、暗くてどの瓦かわからず、ライターの火の明かりを頼りに探していた。
その時、屋根に置かれた懐中電灯を見つけスイッチを入れたが、実はその懐中電灯は脇坂が用意していた罠で、スイッチを入れると爆発し、火が点くように改造されていた。その火が加藤の着ていた燃えやすいフリース(これも脇坂が渡した物)に燃え移り、加藤は焼死してしまった。
片桐の時は天守閣で解散してから片桐を極楽橋に呼び出し、大きめの石で撲殺。
彼女の遺体を川に落とし、背中に灯油をかけた。脇坂自身はドライスーツと片桐が着ていたのと同じコートを着用し、極楽橋を通ろうとしている人の前で自分に火をつけ、もがくフリをしながら火のついたライターを片桐の遺体に投げた。川に飛び込み、人に見られないよう川岸まで泳ぎ、ドライスーツとコートを茂みに隠して極楽橋に戻った。
被害者たちのコートやフリースは「待ち合わせの目印」という名目で脇坂が用意し、着させたもの。
死亡推定時刻がずれないよう、電話で呼び寄せた福島を証人とする予定だったが、彼よりも先に来た蘭達を証人にした。
しかし、片桐の返り血がドライスーツのファスナーと信長役のバッジに付き、抱きかかえた時に片桐のコートにその跡が付着してしまい、動かぬ証拠となった(バッジやドライスーツを調べればルミノール反応が出る)。
加藤と片桐を自殺に見せかけて殺害した後は、廃倉庫に呼び出した糟屋を騙して加藤の時と同様の手口で殺害しようとするが、寸前で平次に邪魔され未遂に終わる。
平次に謎を解かれている間は反論せずにずっとうつむき、動機を語っていた時に「まさかそのうちの1人が顔を変えていたとは思わなかった」と言っていたが、その整形した人物とは……?
なお、祖父・正清の名前の由来は「加藤清正」から。
最終更新:2023年10月14日 12:25