サントラ・楽曲別使用状況

オリジナル・サウンドトラック2(Disc1)①

2022-11-29更新


「名探偵コナン オリジナル・サウンドトラック2」は2枚組になっていて、1枚目は「大野克夫バンド」の生演奏による楽曲を集めたものです。サントラ1同様に番組開始時から存在する曲が収録されており、事件関係の楽曲については、聞いたことのない人はいないだろうというぐらい有名なものがたくさんあります。それらは現在でも’07バージョンにアレンジされて生き残り、現役で活躍しています。
このページではトラック16「毛利小五郎のテーマ(Funkyバージョン)」までのデータを掲載しています。ほのぼのから哀愁まで日常系・感情系の曲が多いです。

1.「名探偵コナン」メイン・テーマ(予告)
2.それいけコナン(ミディアムテンポバージョン)
3.それいけコナン(超早バージョン)
4.蘭のテーマ(優しさバージョン)
5.蘭のテーマ(涙バージョン)
6.コナンの夢(夕暮れバージョン)
7.コナンのRock&Roll(アナザーバージョン)
8.犯人のアジト(忍び込みバージョン)
9.犯人のアジト(いよいよバージョン)
10.蘭・愛のテーマ(Guitarバージョン)
11.対決のテーマ(落ち着きバージョン)
12.事件解決(意気揚々バージョン)
13.沈む夕陽(哀愁バージョン)
14.沈む夕陽(Acousticバージョン)
15.コナンの勝利(夜空バージョン)
16.毛利小五郎のテーマ(Funkyバージョン)



1.「名探偵コナン」メイン・テーマ(予告)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 2.社長令嬢誘拐事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)
4.大都会暗号マップ事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)
5.新幹線大爆破事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)
14.謎のメッセージ狙撃事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)
17.デパートジャック事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)
’97 59.初めてのお使い殺人事件 (4) 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)
73.少年探偵団遭難事件
82.人気アーティスト誘拐事件(後編) 前編のおさらい・締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)・1
’98 93.恐怖のトラヴァース殺人事件(後編)
105.盗賊団謎の洋館事件(後編)
’99 135.消えた凶器捜索事件
137.青の古城探索事件(後編)
152.謎の老人失踪事件
165.少年探偵団消失事件
’00 182.大捜索 9つのドア
合計15(16)

 サントラ1に収録されている『名探偵コナン』メイン・テーマの予告用バージョンである(サントラ1の名探偵コナンには二重かぎ括弧、サントラ2の名探偵コナンにはふつうの括弧が用いられている。あと、ヴァージョンではなくバージョンとなっていて、サントラ2以外の作品では「ヴァージョン」と表記するのが通例になっている)。文字通り、1996年~2006年の末まで、一部の例外を除き、ほぼ毎度次回予告のシーンで使用された。また、劇中でも襲いかかる犯人をやっつけるシーンを中心に使われた。
 備考欄に「締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)」と書いてあるものは、サントラ1のメイン・テーマとミックスして使われた場合を指している。同楽曲の解説欄を参照してもらえると分かるが、ほとんどがサントラ1の『名探偵コナン』メイン・テーマなのに、締めの部分だけ「チャッチャッチャッチャ」と予告バージョンに繋いで使っていたことがある。そんな使い方は’96年と’97年に集中しており、’98年以降は、純粋に予告バージョンは予告バージョンだけで使われるようになった。
 毎年少しずつ使われたが、映画版のメイン・テーマがテレビに流用されるようになってからは存在感も薄くなり、音響監督が交代したことで完全に使われなくなってしまった。とは言ってもあくまで予告用の楽曲であることを考えると、11年間流れ続けた功績は大きく、充分にその役割を果たしたと言えるだろう。


2.それいけコナン(ミディアムテンポバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 10.プロサッカー選手脅迫事件
’00 195.意味深なオルゴール(後編)
’05 390.本庁の刑事恋物語6(前編)
’06 456.俺が愛したミステリー
合計4

 サントラ1の「それいけコナン~哀愁ヴァージョン」のアレンジ曲である。確かに言われてみると同じメロディになっていることに気づくが、意識しないと原曲が同じだとなかなか気づかないほど全く別のアレンジに仕上がっている。哀愁ヴァージョンがバラード系の自白曲なのに対し、こちらは明らかに気持ちの乗った日常系統の曲になっている。
 一方で使用頻度はとてつもなく低い。初期から存在する楽曲であるにもかかわらず、小林克良氏によって2度、(おそらく)井澤基氏によって2度使われただけである。筆者がこの楽曲の流れたシーンを思い出せるのは「プロサッカー選手脅迫事件」のCパートのみであり(蘭と赤木量子が手を取り合って和解するシーン)、他の3度はほとんど記憶に残っていない。次の「超早バージョン」はそれなりに使われているのだが…
 実写放送版で’07バージョンが確認されている。


3.それいけコナン(超早バージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 9.天下一夜祭り殺人事件
24.謎の美女記憶喪失事件
29.コンピューター殺人事件
32.コーヒーショップ殺人事件
’97 43.江戸川コナン誘拐事件
46.雪山山荘殺人事件
62.幽霊船殺人事件(後編)
64.第3の指紋殺人事件
75.金融会社社長殺人事件
78.名家連続変死事件(後編)
’98 99.名陶芸家殺人事件(後編)
106.スクープ写真殺人事件
109.探偵団大追跡事件
125.謎の狙撃者殺人事件(後編)
’99 135.消えた凶器捜索事件
165.少年探偵団消失事件
’00 181.赤い殺意の夜想曲(後編)
187.闇に響く謎の銃声
204.黒いイカロスの翼(後編)
211.五彩伝説の水御殿(後編)
’01 221.偽りだらけの依頼人(後編)
合計21

 2の「ミディアムテンポバージョン」に比べると、文字通りスピードアップしており実に軽快なメロディである。追加されたイントロ部分に特徴があり、ギャグオチをつけるために作られたような出だしである。実際、この曲はCパートの日常シーンで、特にドタバタ落ちの時に使われていた。しかしながら、出だしはギャグだがメイン部分はキャラクターの性格のよさを引き出しており、ギャグの中にある微笑ましさが感じられるメロディラインになっている。いかにもギャグというだけの情けないメロディより好感が持てる。
 全回数を小林克良氏の手によって流された。使用頻度は平凡だが、Cパート用の曲としてはこんなものか。それなりに使われた印象がある。’07バージョンが存在し、現在は年に数回程度使用されている。


4.蘭のテーマ(優しさバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 18.6月の花嫁殺人事件
25.偽りの身代金誘拐事件
33.探偵団サバイバル事件
’97 49.外交官殺人事件(後編) (6)
50.図書館殺人事件
51.ゴルフ練習場殺人事件
54.ゲーム会社殺人事件
63.大怪獣ゴメラ殺人事件
’98 112.帝丹小7不思議事件
115.スキューバダイビング殺人事件(後編)
117.ミステリー作家失踪事件(後編)
’99 145.上野発北斗星3号(後編)
171.暗闇の中の死角(後編)
’00 200.容疑者 毛利小五郎(後編)
’01 231.謎めいた乗客(後編)
234.消えなかった証拠(後編)
255.松江玉造連句十四番勝負(前編)
’02 277.英語教師vs西の名探偵(前編)
298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編)
299.友情と殺意の関門海峡(前編)
’03 313.夕陽に染まった雛人形(後編)
315.陽のあたる場所
323.服部平次絶体絶命!(前編)
’04 379.秘湯雪闇振袖事件(前編)
’05 387.ストラディバリウスの不協和音 後奏曲
’06 444.ため息 潮干狩り(後編)
合計26(27)

 サントラ1に収録されているオリジナルバージョンは日常曲だが、こちらの「優しさバージョン」はしっとりとした感情曲である。懐かしい日々を思い出したり、旅先の旅館で紅葉を眺めながら人生について語り合ったり…そんな趣のあるシーンに似つかわしい。
 全く使われない年もあるが、一年に数回ずつ(近年は年二回も流れない)地味に使われ続けている(もちろんオリジナルバージョンは引退済みで、2007年以降は’07バージョンに受け継がれている)。


5.蘭のテーマ(涙バージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 2.社長令嬢誘拐事件
3.アイドル密室殺人事件
10.プロサッカー選手脅迫事件
22.豪華客船連続殺人事件(前編)
26.愛犬ジョン殺人事件
37.サボテンの花殺人事件
42.カラオケボックス殺人事件
’97 70.闇の男爵殺人事件(解決篇)
’98 108.モグラ星人謎の事件(後編)
’99 142.結婚前夜の密室事件(後編)
’00 189.命がけの復活 負傷した名探偵
195.意味深なオルゴール(後編)
208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り
213.きのこと熊と探偵団(後編)
’01 260.揺れるレストラン
’02 300.友情と殺意の関門海峡(後編)
303.戻って来た被害者
’03 307.残された声なき証言(前編)
324.服部平次絶体絶命!(後編)
340.トイレに隠した秘密(前編)
’04 348.愛と幽霊と地球遺産(前編)
354.小さな依頼者(前編)
355.小さな依頼者(後編)
357.恋人は春のまぼろし
379.秘湯雪闇振袖事件(前編)
’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編)
’06 452.こんぴら座の怪人
合計27

 「蘭のテーマ(優しさバージョン)」に比べ悲しさを大いに含んだメロディになっている。蘭が「なんで帰って来ないのよ新一」(筆者棒読み)とマジ泣きするシーンにはもって来いの曲であり、文字通り、ふつふつと込み上げる涙を見せる女に感情移入させることができる。そのため、時々自白のテーマとしても用いられる。
 強く印象に残っているシーンはそれほど多くないが、’98年の「モグラ星人謎の事件(後編)」での使い方はしんみりとしていてよかったなと記憶している。
 ‘06年で引退。’07バージョンは作られているのだろうか…?現在のところ、全く流れていない。


6.コナンの夢(夕暮れバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 10.プロサッカー選手脅迫事件
21.テレビドラマロケ殺人事件
23.豪華客船連続殺人事件(後編)
26.愛犬ジョン殺人事件
28.小五郎の同窓会殺人事件(後編)
35.山荘包帯男殺人事件(後編)
’97 44.堀田三兄弟殺人事件
52.霧天狗伝説殺人事件
56.おじゃマンボウ殺人事件
75.金融会社社長殺人事件
85.スキーロッジ殺人事件(後編)
’98 90.花の香り殺人事件
’00 181.愛と殺意の夜想曲(後編)
204.黒いイカロスの翼(後編)
213.きのこと熊と探偵団(後編)
’01 224.そして人魚はいなくなった(解決編)
’02 264.法廷の対決 妃vs小五郎(前編)
297.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(前編)
’04 369.ツイてる男のサスペンス
372.物言わぬ航路(後編)
’05 392.謎めく身長差20cm
405.救急車を呼びに行った男
409.同時進行 舞台と誘拐(前編)
’06 433.コナン変な子
合計24

 オリジナルバージョンに比べて自白曲として使われることが多く、非常に哀愁が漂っている。楽曲の後半部分には力の入るところもあり、そのメロディに合わせて犯人が強く秘めた思いを吐露すると非常にさまになる。
’96年と’97年に最も多く使われ、その後引退する’06年までに、ほぼ毎年コンスタントに使われ続けた(’99年と’03年は未使用)。
 ‘97年の「スキーロッジ殺人事件(後編)」では、ある人物が犯人であることをほのめかすように、推理の途中であるにもかかわらずこの曲が使われた。あとは’96年の「豪華客船連続殺人事件(後編)」では、Cパートで用いられ、文字通り客船が「夕暮れ」をバックに進む哀愁漂うシーンを演出した。
 オリジナルバージョンからは’07バージョンが作られたが、この夕暮れバージョンは作られていない模様である。


7.コナンのRock&Roll(アナザーバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 4.大都会暗号マップ事件
’00 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 現実音
’02 302.悪意と聖者の行進(後編)
’03 331.疑惑の辛口カレー(前編)
合計4

 コナンや少年探偵団が、平和な街中を元気よく走り回るイメージだろうか。
 サントラ1のオリジナルバージョン同様、使用頻度があまりにも低すぎて覚えている人がいるかどうかも怪しい楽曲である。しかも計4回のうち1回は現実音(劇中世界でコナン達にも聞こえている音)として使われているため、純粋なBGMとして用いられたのは、わずか3回のみである。

8.犯人のアジト(忍び込みバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 7.月いちプレゼント脅迫事件 15
9.天下一夜祭り殺人事件
13.奇妙な人捜し殺人事件
14.謎のメッセージ狙撃事件
15.消えた死体殺人事件
16.骨董品コレクター殺人事件
19.エレベーター殺人事件
24.謎の美女記憶喪失事件
25.偽りの身代金誘拐事件
26.愛犬ジョン殺人事件
29.コンピューター殺人事件
30.アリバイ証言殺人事件
31.テレビ局殺人事件
34.山荘包帯男殺人事件(前編)
38.赤鬼村火祭殺人事件
’97 44.堀田三兄弟殺人事件 21
50.図書館殺人事件
53.謎の凶器殺人事件
55.列車トリック殺人事件
56.おじゃマンボウ殺人事件
57.ホームズフリーク殺人事件(前編)
58.ホームズフリーク殺人事件(後編)
63.大怪獣ゴメラ殺人事件
65.カニとクジラ誘拐事件
66.暗闇の道殺人事件
67.舞台女優殺人事件
70.闇の男爵殺人事件(解決篇)
71.ストーカー殺人事件
72.三つ子別荘殺人事件
75.金融会社社長殺人事件
76.コナンvs怪盗キッド
77.名家連続変死事件(前編)
78.名家連続変死事件(後編)
79.銀行強盗殺人事件
80.放浪画家殺人事件
83.総合病院殺人事件
’98 89.ドラキュラ荘殺人事件(後編) 22(24)
90.花の香り殺人事件
92.恐怖のトラヴァース殺人事件(前編)
95.小五郎のデート殺人事件
96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件
97.別れのワイン殺人事件
98.名陶芸家殺人事件(前編)
99.名陶芸家殺人事件(後編)
101.初恋の人想い出事件(後編)
102.時代劇俳優殺人事件(前編)
104.盗賊団謎の洋館事件(前編)
105.盗賊団謎の洋館事件(後編)
107.モグラ星人謎の事件(前編)
110.料理教室殺人事件(前編)
111.料理教室殺人事件(後編)
115.スキューバダイビング殺人事件(後編)
116.ミステリー作家失踪事件(前編)
117.ミステリー作家失踪事件(後編)
119.仮面ヤイバー殺人事件
123.お天気お姉さん誘拐事件
125.謎の狙撃者殺人事件(後編)
126.旅芝居一座殺人事件(前編)
’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 26(28)
133.奇術愛好家殺人事件(疑惑編)
135.消えた凶器捜索事件
138.最後の上映殺人事件(前編)
142.結婚前夜の密室事件(後編)
143.疑惑の天体観測
144.上野発北斗星3号(前編)
145.上野発北斗星3号(後編)
147.本庁の刑事恋物語(後編)
148.路面電車急停止事件
149.遊園地バンジー事件
151.自動車爆発事件の真相(後編)
155.水中の鍵密室事件
156.本庁の刑事恋物語2(前編)
157.本庁の刑事恋物語2(後編)
158.沈黙の環状線
159.怪奇五重塔伝説(前編)
161.流水亭に流れる殺意
162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件
163.月と星と太陽の秘密(前編)
164.月と星と太陽の秘密(後編)
167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇)
169.ビーナスのキッス
170.暗闇の中の死角(前編)
171.暗闇の中の死角(後編)
172.よみがえる死の伝言(前編)
’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 23(25)
175.四回殺された男
177.黒の組織との接触(コナン編)
179.喫茶店トラック乱入事件
186.殺された名探偵(後編)
187.闇に響く謎の銃声
190.命がけの復活 第三の選択
194.意味深なオルゴール(前編)
195.意味深なオルゴール(後編)
196.見えない凶器 蘭の初推理
197.スーパーカーの罠(前編)
198.スーパーカーの罠(後編)
199.容疑者 毛利小五郎(前編)
200.容疑者 毛利小五郎(後編)
202.10人目の乗客(後編)
203.黒いイカロスの翼(前編)
207.見事すぎた名推理
208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り
210.五彩伝説の水御殿(前編)
211.五彩伝説の水御殿(後編)
214.レトロルームの謎事件
215.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(前編)
217.封印された目暮の秘密(前編)
’01 220.偽りだらけの依頼人(前編)
226.バトルゲームの罠(前編)
227.バトルゲームの罠(後編)
228.殺意の陶芸教室(前編)
232.マンション転落事件
242.元太少年の災難
257.世にも奇妙な天罰
258.シカゴから来た男(前編)
’02 263.大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城 12(13)
264.法廷の対決 妃vs小五郎(前編)
267.バレンタインの真実(推理編)
269.犯罪の忘れ形見(前編)
271.隠して急いで省略(前編)
273.クイズ婆さん失踪事件
274.幽霊屋敷の真実(前編)
292.孤島の姫と竜宮城(追求編)
297.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(前編)
298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編)
300.友情と殺意の関門海峡(後編)
301.悪意と聖者の行進(前編)
’03 305.見えない容疑者(前編) 14(16)
306.見えない容疑者(後編)
309.黒の組織との接触(交渉編)
310.黒の組織との接触(追跡編)
312.夕陽に染まった雛人形(前編)
316.汚れた覆面ヒーロー(前編)
318.幸運のシガーケース(前編)
325.炎の中に赤い馬(事件編)
327.炎の中に赤い馬(解決編)
329.お金で買えない友情(前編)
331.疑惑の辛口カレー(前編)
334.似た者プリンセス(後編)
340.トイレに隠した秘密(前編)
342.ハウステンボスの花嫁
’04 349.愛と幽霊と地球遺産(後編) 13(15)
350.忘れられた携帯電話(前編)
351.忘れられた携帯電話(後編)
355.小さな依頼者(後編)
360.不思議な春のかぶと虫
361.帝丹高校学校怪談(前編)
363.都会のカラス
364.シンクロにシティ事件(前編)
367.丸見え埠頭の惨劇(後編)
369.ツイてる男のサスペンス
372.物言わぬ航路(後編)
375.星と煙草の暗号(後編)
380.秘湯雪闇振袖事件(後編)
’05 386.ストラディバリウスの不協和音 間奏曲 15(16)
389.薩摩に酔う小五郎(後編)
390.本庁の刑事恋物語6(前編)
392.謎めく身長差20cm
393.誘拐…らしい事件
396.奇抜な屋敷の大冒険(解決編)
397.辛く苦く甘い汁
401.宝石強盗現行犯(前編)
402.宝石強盗現行犯(後編)
404.不思議な天使の館(後編)
410.同時進行 舞台と誘拐(後編)
411.神社鳥居ビックリ暗号(前編)
415.仏滅に出る悪霊(事件編)
416.仏滅に出る悪霊(疑惑編)
423.探偵団と青虫4兄弟
’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 12
431.本庁の刑事恋物語7(前編)
432.本庁の刑事恋物語7(後編)
434.名犬クールのお手柄
437.上戸彩と新一 4年前の約束
442.鉄骨に阻まれた男
446.封印された洋窓(前編)
449.本庁の刑事恋物語 偽りのウェディング
453.因縁と友情の試写会
455.ひっくり返った結末(後編)
458.園子の赤いハンカチ(後編)
459.怪人ガチガチ規則男
合計181(193)

 「名探偵コナン」のアニメを毎週のように見ていて、この曲を聞いたことがないという人はいないだろう。もしいるとしたら、その人はきっとコナンのファンではない。話を合わせているだけかもしれないから気をつけた方がいい(笑)それぐらい使用率の高い曲なのだ。’
 一般的に、事件発生後に警察が容疑者から事情聴取をしたりコナンが事件の謎を整理したりする時に流れることが多い。ただ曲に緊張感がないため、シーンがだれることがある。使い方を誤ると尺稼ぎにしか感じられないこともあるので注意が必要だ。
 もちろん2006年に旧バージョンは引退しているが、’07バージョンに変わってからも年に数回程度使用されている。


9.犯人のアジト(いよいよバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 4.大都会暗号マップ事件 10
10.プロサッカー選手脅迫事件
11.ピアノソナタ『月光』殺人事件
13.奇妙な人捜し殺人事件
16.骨董品コレクター殺人事件
22.豪華客船連続殺人事件(前編)
29.コンピューター殺人事件
30.アリバイ証言殺人事件
31.テレビ局殺人事件
32.コーヒーショップ殺人事件
’97 51.ゴルフ練習場殺人事件
52.霧天狗伝説殺人事件
59.初めてのお使い殺人事件
63.大怪獣ゴメラ殺人事件
65.カニとクジラ誘拐事件
73.少年探偵団遭難事件
80.放浪画家殺人事件
’98 99.名陶芸家殺人事件(後編)
105.盗賊団謎の洋館事件(後編)
’99 135.消えた凶器捜索事件
’00 177.黒の組織との再会(コナン編)
181.赤い殺意の夜想曲(後編)
182.大捜索 9つのドア
183.危険なレシピ
’01 252.絵の中の誘拐犯
256.松江玉造連句十四番勝負(後編)
259.シカゴから来た男(後編)
’02 276.警察手帳紛失事件
289.迷いの森の光彦(前編)
’03 334.似た者プリンセス(後編)
342.ハウステンボスの花嫁
’04 348.愛と幽霊と地球遺産(前編)
356.怪盗キッドの驚異空中歩行
358.本庁の刑事恋物語5(前編)
359.本庁の刑事恋物語5(後編)
381.どっちの推理ショー(前編)
382.どっちの推理ショー(後編)
’05 394.奇抜な屋敷の大冒険(封印編)
395.奇抜な屋敷の大冒険(絡繰編)
400.疑惑を持った蘭
403.不思議な天使の館(前編)
418.米花町グルニエの家
420.八岐大蛇の剣(後編)
421.イチョウ色の初恋(前編)
’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 (8)
433.コナン変な子
441.最期のアーン
444.ため息 潮干狩り(後編) 前編のおさらい
451.トリックvsマジック(後編)
452.こんぴら座の怪人
454.ひっくり返った結末(前編)
合計51(52)

 「犯人のアジト(忍び込みバージョン)」をテンポアップしたような曲であり(どちらかと言うとサントラ1のオリジナルバージョンに近い印象を受ける。タイプとしては瞳の中の暗殺者の「顛末(TENMATSU)」と被る)、コナンの証拠探しや推理シーンなどに使われるため、「忍び込みバージョン」と棲み分けができている。とはいえ、「忍び込みバージョン」ほど頻繁に使われるわけでもなく、年間平均使用話数は無難な回数である。’07バージョンが存在し、現在は年に数回程度使用されている。

10.蘭・愛のテーマ(Guitarバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 6.バレンタイン殺人事件 (5)
22.豪華客船連続殺人事件(前編)
27.小五郎の同窓会殺人事件(前編)
33.探偵団サバイバル事件
’97 63.大怪獣ゴメラ殺人事件
66.暗闇の道殺人事件
84.スキーロッジ殺人事件(前編)
’98 87.鶴の恩返し殺人事件 (4)
96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件
118.浪花の連続殺人事件
’99 136.青の古城探索事件(前編)
154.園子のアブない夏物語(後編)
163.月と星と太陽の秘密(前編)
’00 180.赤い殺意の夜想曲(前編)
199.容疑者 毛利小五郎(前編)
200.容疑者 毛利小五郎(後編)
206.本庁の刑事恋物語3(後編)
213.きのこと熊と探偵団(後編)
’01 234.消えなかった証拠(後編)
261.雪の夜の恐怖伝説(前編)
’02 266.バレンタインの真実(事件編)
268.バレンタインの真実(解決編)
’03 306.見えない容疑者(後編) 11
315.陽のあたる場所
324.服部平次絶体絶命!(後編)
328.バースデーワインの謎
330.お金で買えない友情(後編)
333.似た者プリンセス(前編)
335.東都現像所の秘密(前編)
338.4台のポルシェ(前編)
340.トイレに隠した秘密(前編)
342.ハウステンボスの花嫁
343.コンビニの落とし穴(前編)
’04 346.お尻のマークを探せ!(前編) 14(17)
347.お尻のマークを探せ!(後編)
348.愛と幽霊と地球遺産(前編)
352.フィッシング大会の悲劇(前編)
354.小さな依頼者(前編)
357.恋人は春のまぼろし
362.帝丹高校学校怪談(後編)
366.丸見え埠頭の惨劇(前編)
374.星と煙草の暗号(前編)
376.タイムリミットは15時!
377.桃太郎謎解きツアー(前編)
379.秘湯雪闇振袖事件(前編)
381.どっちの推理ショー(前編)
383.甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い
’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編)
389.薩摩に酔う小五郎(後編)
390.本庁の刑事恋物語6(前編)
400.疑惑を持った蘭
412.神社鳥居ビックリ暗号(後編)
414.青い鳥を追う探偵団
418.米花町グルニエの家
421.イチョウ色の初恋(前編)
422.イチョウ色の初恋(後編)
’06 427.超秘密の通学路(前編)
428.超秘密の通学路(後編)
442.鉄骨に阻まれた男
445.ロシアンブルーの秘密
450.トリックvsマジック(前編)
452.こんぴら座の怪人
453.因縁と友情の試写会
合計63(68)

 サントラ1に収録されているオリジナルバージョンに比べしっとりしていて、落ち着いた雰囲気を漂わせており、さながら旅先でゆっくり温泉に浸かりながら自然の音に耳を傾けるような情景が想起できる楽曲である。
 音響監督が交代してからの方がよく使われており、小林克良氏の時代には多くても年間5話しか流れていなかったのだが、交代後の’03年と’04年は共に10話以上使用されている。これまで「蘭のテーマ」に代表される元気いっぱいの日常曲が多く使われていたのだが、そんなシーンにも「蘭・愛のテーマ(Guitarバージョン)」が使用されるようになった。そのため、全体的に落ち着いたムードが漂いやすくなった印象を受ける。ただ、変に健全な雰囲気になりやすくなったということでもあり、初期のような「アニメ的な面白さ」「気楽に安心して楽しめる雰囲気」が削がれていったように感じる。‘06年を最後に引退したが、’07バージョンが制作されており、現在でもたまに使用される。


11.対決のテーマ(落ち着きバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 1.ジェットコースター殺人事件 18
3.アイドル密室殺人事件
4.大都会暗号マップ事件
8.美術館オーナー殺人事件
12.歩美ちゃん誘拐事件
13.奇妙な人捜し殺人事件
15.消えた死体殺人事件
16.骨董品コレクター殺人事件
19.エレベーター殺人事件
20.幽霊屋敷殺人事件
21.テレビドラマロケ殺人事件
23.豪華客船連続殺人事件(後編)
28.小五郎の同窓会殺人事件(後編)
30.アリバイ証言殺人事件
31.テレビ局殺人事件
32.コーヒーショップ殺人事件
33.探偵団サバイバル事件
35.山荘包帯男殺人事件(後編)
’97 49.外交官殺人事件(後編) 13(14)
50.図書館殺人事件
52.霧天狗伝説殺人事件
55.列車トリック殺人事件
60.イラストレーター殺人事件
66.暗闇の道殺人事件
67.舞台女優殺人事件
70.闇の男爵殺人事件(解決篇)
72.三つ子別荘殺人事件
75.金融会社社長殺人事件
83.総合病院殺人事件
84.スキーロッジ殺人事件(前編)
85.スキーロッジ殺人事件(後編)
’98 87.鶴の恩返し殺人事件
89.ドラキュラ荘殺人事件(後編)
94.雪女伝説殺人事件
96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件
99.名陶芸家殺人事件(後編)
106.スクープ写真殺人事件
112.帝丹小7不思議事件
113.白い砂浜殺人事件
120.ハニーカクテル殺人事件
’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件
143.疑惑の天体観測
161.流水亭に流れる殺意
162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件
’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件
175.四回殺された男
178.黒の組織との再会(解決編)
187.闇に響く謎の銃声
189.命がけの復活 負傷した名探偵
195.意味深なオルゴール(後編)
196.見えない凶器 蘭の初推理
207.見事すぎた名推理
’01 231.謎めいた乗客(後編)
235.密室のワインセラー
255.松江玉造連句十四番勝負(前編)
256.松江玉造連句十四番勝負(後編)
257.世にも奇妙な天罰
’02 272.隠して急いで省略(後編)
276.警察手帳紛失事件
278.英語教師vs西の名探偵(後編)
’03 324.服部平次絶体絶命!(後編)
334.似た者プリンセス(後編)
’04 355.小さな依頼者(後編)
’06 436.探偵団に注目取材(後編)
合計64(65)

 主人公である江戸川コナンのかっこよさと活躍ぶりを演出する楽曲である。オリジナルバージョンと違って哀愁が漂っており、その美しく勇ましいメロディが耳に残っているファンも多いのではないだろうか。
 主に推理シーンの詰めの段階で、コナンが犯人を追いつめる時に使用されている。この曲が流れると、あとは犯人に証拠を突きつけて追いつめるだけという雰囲気になる。追いつめて犯人がガクっとうなだれるシーンまで使用されるパターンが多く、この後にお約束の「自白」が始まる(この曲でBパートが終わることもあった)。
 そのほとんどが小林克良氏による選曲で(’96年と’97年は非常に使用頻度が高い)、音響監督交代以後は、わずか4度しか使われなかった。コナンが犯人を追いつめる段階で、緊迫感の高い曲を流すかコナンの勇ましさを演出するためにこの曲を流すか、という考え方の違いが表れていると思う(もちろんその両方とも使われることもあるのだが)。そう考えると初期の「名探偵コナン」はコナンの勇ましさやかっこよさを前面に押し出すヒーローものだったと言えるかもしれない。


12.事件解決(意気揚々バージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 1.ジェットコースター殺人事件
2.社長令嬢誘拐事件
4.大都会暗号マップ事件
8.美術館オーナー殺人事件
12.歩美ちゃん誘拐事件
14.謎のメッセージ狙撃事件
17.デパートジャック事件
28.小五郎の同窓会殺人事件(後編)
38.赤鬼村火祭殺人事件
’97 50.図書館殺人事件 11
51.ゴルフ練習場殺人事件
52.霧天狗伝説殺人事件
56.おじゃマンボウ殺人事件
59.初めてのお使い殺人事件
60.イラストレーター殺人事件
71.ストーカー殺人事件
74.死神陣内殺人事件
79.銀行強盗殺人事件
80.放浪画家殺人事件
82.人気アーティスト誘拐事件(後編)
’98 86.誘拐現場特定事件 (10)
87.鶴の恩返し殺人事件
96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件
101.初恋の人想い出事件(後編)
108.モグラ星人謎の事件(後編)
111.料理教室殺人事件(後編)
113.白い砂浜殺人事件
119.仮面ヤイバー殺人事件
’99 143.疑惑の天体観測
155.水中の鍵密室事件
161.流水亭に流れる殺意
165.少年探偵団消失事件
169.ビーナスのキッス
’00 175.四回殺された男
204.黒いイカロスの翼(後編)
214.レトロルームの謎事件
217.封印された目暮の秘密(前編)
’01 221.偽りだらけの依頼人(後編)
’05 397.辛く苦く甘い汁
398.奇妙な一家の依頼(前編)
406.コナン平次の推理マジック(仕掛編)
411.神社鳥居ビックリ暗号(前編)
415.仏滅に出る悪霊(事件編)
’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間
427.超秘密の通学路(前編)
428.超秘密の通学路(後編)
429.もう戻れない二人(前編)
443.ため息 潮干狩り(前編)
合計48(50)

 文字通り事件解決後の日常にオチをつけるために多用された曲で、「それいけコナン(超早バージョン)」「コナンの勝利」と共通した役割を果たした。
 やはり小林克良氏によって多く使われており、浦上氏・井澤氏に交代してからは2年間だけ使用された(’02年~’04年まで全く使われなかった)。小林氏の使い方で特徴的だったのは、締めの「チャーーン チャチャチャチャチャチャチャチャン♪」という部分だけ取り出して流したことが多かったことである。むしろ途中までのメロディがしっかり流れることの方が珍しかった。’07バージョンが存在し、現在は年に数回程度使用されている。


13.沈む夕陽(哀愁バージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 42.カラオケボックス殺人事件
’98 115.スキューバダイビング殺人事件(後編)
’99 167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇)
’02 296.屋形船 釣りショック
合計4

 「沈む夕陽」のバラード系アレンジである。
しかしながら使用頻度がご覧の通りであり、ほとんど使われていない。自白曲として活躍できる機会があったように思うのだが…


14.沈む夕陽(Acousticバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 25.偽りの身代金誘拐事件
26.愛犬ジョン殺人事件
’97 56.おじゃマンボウ殺人事件
78.名家連続変死事件(後編)
’00 211.五彩伝説の水御殿(後編)
’04 354.小さな依頼者(前編)
’06 437.上戸彩と新一 4年前の約束
合計7

 「沈む夕陽」と言えばどうしても推理曲のイメージが強くなる。というのも、この曲も「哀愁バージョン」同様にほとんど使われていないからだ。メロディは「哀愁バージョン」より柔らかいため、「蘭のテーマ(優しさバージョン)」に通じるものがある。少しほろ苦い過去を懐かしむシーンにはよく合う。
 これだけの使用頻度ではあるが、’97年の「名家連続変死事件(後編)」での使い方は印象に残っている。推理曲として使われたのだ。コナン(麻酔針で眠らせた小五郎)が、犯人の気持ちに立って優しく説明する演出になっていて興味深かった。
 わずか7度しか使われていないのだが、なんと’07バージョンが作られている。詳細は’07バージョンのページに譲るが、近年に何度か使用されているのである。


15.コナンの勝利(夜空バージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 3.アイドル密室殺人事件
6.バレンタイン殺人事件
28.小五郎の同窓会殺人事件(後編)
33.探偵団サバイバル事件
’97 62.幽霊船殺人事件(後編)
67.舞台女優殺人事件
70.闇の男爵殺人事件(解決篇)
73.少年探偵団遭難事件
’98 95.小五郎のデート殺人事件
’99 136.青の古城探索事件(前編)
137.青の古城探索事件(後編)
150.自動車爆発事件の真相(前編)
’00 195.意味深なオルゴール(後編)
200.容疑者 毛利小五郎(後編)
’02 272.隠して急いで省略(後編)
299.友情と殺意の関門海峡(前編)
’03 315.陽のあたる場所
328.バースデーワインの謎
340.トイレに隠した秘密(前編)
’04 346.お尻のマークを探せ!(前編) (8)
349.愛と幽霊と地球遺産(後編)
352.フィッシング大会の悲劇(前編)
357.恋人は春のまぼろし
359.本庁の刑事恋物語5(後編)
362.帝丹高校学校怪談(後編)
373.猛毒蜘蛛の罠
’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編)
414.青い鳥を追う探偵団
421.イチョウ色の初恋(前編)
422.イチョウ色の初恋(後編)
’06 428.超秘密の通学路(後編)
432.本庁の刑事恋物語7(後編)
合計32(33)

 オリジナル曲がギャグ落ち用に使われたのに対し、こちらは全く異なったアレンジになっており、「一日の終わり」「一つの物語の終わり」を感じさせる、ちょっぴりほろ苦く寂しい感じのする楽曲に仕上がっている。余韻が美しい。
 小林氏だけでなく浦上氏・井澤氏によっても同じぐらいの頻度で使われたが、小林氏の時代に使われた印象が強く、心に残っているシーンがいくつかある。’97年の「幽霊船殺人事件(後編)」、「闇の男爵殺人事件(解決篇)」、’98年の「小五郎のデート殺人事件」、’99年の「青の古城探索事件(後編)」の4つだ。いずれもBパートかCパートの終わりに使われており、そのままEDに突入するか次回予告に入るかというシチュエーションになっている。当時はこだま兼嗣監督がコナンに携わっていたため、ラストシーンが静止画になり、音楽だけを残してそのままカメラが引いていくという演出が多かった。そのため、ワンシーンの印象が強く残りやすく、その中で使われた「コナンの勝利(夜空バージョン)」は心に刻まれやすかったのだと思う。
 ‘06年で引退済み。今のところ’07バージョンは使用されておらず、そもそも作曲されていない可能性がある。


16.毛利小五郎のテーマ(Funkyバージョン)

西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考
’96 7.月いちプレゼント脅迫事件
10.プロサッカー選手脅迫事件
16.骨董品コレクター殺人事件
’97 58.ホームズフリーク殺人事件(後編)
63.大怪獣ゴメラ殺人事件
67.舞台女優殺人事件
75.金融会社社長殺人事件
77.名家連続変死事件(前編)
81.人気アーティスト誘拐事件(前編)
’98 100.初恋の人想い出事件(前編)
120.ハニーカクテル殺人事件
121.バスルーム密室事件(前編)
’99 149.遊園地バンジー事件
171.暗闇の中の死角(後編)
’00 175.四回殺された男 (11)
190.命がけの復活 第三の選択
199.容疑者 毛利小五郎(前編)
200.容疑者 毛利小五郎(後編)
203.黒いイカロスの翼(前編)
207.見事すぎた名推理
217.封印された目暮の秘密(前編)
’05 390.本庁の刑事恋物語6(前編)
’06 429.もう戻れない二人(前編)
430.もう戻れない二人(後編)
合計24(28)

 サントラ1のオリジナルバージョンをテンポアップした曲である。こちらの方が小五郎の痴漢シーン等でよく流れている。
 ’07バージョンに関しては実写版での使用が確認され、アニメでも何度か使用されている。
最終更新:2022年11月29日 08:17