『霧咲鋭利ととある妹ソムリエ』
俺の名前は、結昨日傀。メイドロボ職人だ。
今回はとある妹ソムリエから「理想の妹」を作ってくれとの注文だ。
ふふ‥‥、自分で言うのもなんだがかなり自信作だ。
無表情でクール。静かにしかし確実に主人の指示に従う。メイドとして完璧だ。
「注文の品が出来たぞ。名を霧咲鋭利という。」
「初めましてご主人様。霧咲鋭利です。よろしくお願いします。」
「‥‥、今君、ボクのことご主人様って呼んだよね?それはちょっと妹失格なんじゃないかな。どうしてお兄ちゃんって呼ばないの?ウチでは姉でさえボクのことをお兄ちゃんって呼んでるんだよ?それに君の無表情っぷりは何なのかな?妹は……溺愛タイプかツンデレタイプかの二択になるよね。でも君はどちらでもないじゃない。そもそも機械だから、君がなに考えてるのか分からない、そもそも考えがあるのかも分からない。悪いけど君をボクの妹とは認められないな。」
「‥‥。」
「‥‥。」
最終更新:2010年09月11日 19:53