『日常的な結昨日家の光景』


「ねぇねぇ鎖見て!メイドロボもらっちゃったー」
「命か‥‥。あんたそんな趣味あったの」
「うんう。傀が理想の妹って何なんだー!って叫びながら放り投げてたのを拾った」
「末期ね」
「でもこの子も『理想の妹』しか言わないんだよ」
「理想の妹‥‥理想の妹‥‥理想の妹‥‥理想の妹‥‥」
「‥‥末期ね」
「だから私の『インスタントライフ』と鎖の『霊すら縛る鎖』のコンボで新しい命を吹き込もうと思う!」
「まぁ、見てて忍びないしそのくらいはいいわよ」

「初めまして、霧咲鋭利です。先程は錯乱してしまって失礼しました」
「うむ、私が新しいご主人様の結昨日命です」
「よろしくお願いします」
「ところで、君には新たな能力も付加したんだけど‥‥、そのためには刀が必要だな。鎖、刀作ってよ」
「えー、なんで私がそこまでしなきゃいけないのよ」
「鎖縛の女王様お願いします!女王様じゃないとできないんです!」
「し、仕方ないわね‥‥」
「(相変わらずちょろいなー)」

「はい、できたわよ」
「ありがとうございます」
「じゃぁ早速能力使ってみてよ。能力名は、んー、そうだね。『シュレディンガーの犬』にしよう」
「了解しました。『シュレディンガーの犬』!」

ズバッとな

「へ?‥‥きゃああああああああああ!!!」
「あはははははははは!性器丸出し!」
「ご主人様‥‥、この能力はなんなんですか?」
「ふふ、女のように見えて男、男のように見えて女、そんなトラップがあふれる現代では性器を見なければ相手の性別なんてわからないのよ!」
「あんたと私なんども一緒にお風呂に入ってるわよね!!??」
「いやー、通みたいにいつの間にか性別変わってるかも知れないじゃん」
「そんなレアケースそうそうあったらたまらないわよ!というか自分も性器丸出しでよく平気ね!鋭利も丸出しだし‥‥」
「すいません、この能力対象を選べないみたいです」
「うん、今の結昨日家は全員丸出しよ!」
「‥‥‥‥」


最終更新:2010年09月11日 20:02