ヴィヴァーチェ(Vivace)
【速度標語:イタリア語】
「快活に」の意味。必ずしも「速く」ではない。
ヴィクトリア・トマス・ルイス・デ(Victoria, Thomas Luis de)
【作曲家。1548?-1611。スペイン】
ルネサンス(作成中)時代のスペイン最大の作曲家であると同時に、16世紀後半のヨーロッパにおける、もっとも優れた宗教音楽作曲家の一人。
1548年頃にスペイン(アビラ)の名門の家系に生まれ、イタリアで大家
パレストリーナ(作成中)に師事したと言われる。作曲家としての才能を遺憾なく発揮する一方、自らの生涯を聖職に捧げることを決意した。200弱の曲を残しているが、聖職者としての道を自らえらんだことに象徴されるように、そのすべてが宗教曲である。
パレストリーナ(作成中)より学んだ通模様様式による技法と敬虔な信仰、そしてスペイン独自の情熱が合わさり、他の作曲家には無い独自の雰囲気を持った作品を生み出した。作風は画家であるエル・グレコに例えられる。
代表作はMissa O Magnum Mysteriumとそのモテトであろうか。
With You Smile
【曲名。水本誠作曲。水本誠・英美作詞。】
「♪青いこの空の下 めぐる思いをだいて」で始まる。同2部、混3部など複数編曲されているが、
富澤裕(作成中)による混3編曲が最も有名と思われる。小・中学生が適切か。
ヴィトリ・フィリップ・ド(Vitry,Phillippe de)
【作曲家・理論家。1291-1361。フランス】
リズムの分割法とその記譜法を著した理論書「Ars nova」を出した。その定義の範囲--
モテトゥス(作成中)以外への適用や、フランス以外での音楽について--に関しては今も尚論じられているが、自身による作曲において実践の方法で例証されており、後世から見ると大きな分岐点であることには異論はないだろう。
作曲もしているが、
アルスノヴァ(作成中)様式の演奏は
マショー(作成中)の「
ノートルダム・ミサ(作成中)」に持っていかれている感が否めない。
ウィールクス・トマス(Weelkes,Thomas)
ウィルビー・ジョン(Wilbye,John)
【作曲家。1574-1639。イギリス】
ウィールクス同様、
モーリー(作成中)に次ぐイギリス
マドリガル(作成中)の大家。コンクール課題曲で「Thus saith my Cloris bright」が選ばれた為か、思ったより認知度が高い。また、
マドリガル(作成中)を好む団体には「Adieu, sweet Amaryllis」も欠かせないところだろう。
ヴィブラート(vibrato)
【音楽用語。イタリア語】
「震える」の意味。音程に微妙な高低運動を加えることにより、美しい響きを出す方法。ヴィブラートのかけられるマリンバのことをヴィブラフォンと呼ぶ。オーケストラやオペラなどで使われるが、合唱界では禁忌とされている。
[類義語]
ビビラート:必要ないのに、緊張により引きおこされるヴィブラート
ちりめんヴィブラート:細かく揺れ幅の狭いヴィブラート
ヴェネツィア楽派
ヴェルディ・ジュゼッペ(Verdi,Giuseppe)
【作曲家。1813-1901。イタリア】
オペラ王と呼ばれる、イタリアの作曲家。「椿姫」「オテロ」「アイーダ」「ナブッコ」などは、説明の必要が無いだろう。必要な場合は他のサイトに行って下さい。
合唱という点からは、何を差し置いても「レクイエム」。特に「Dies Irae(怒りの日)」は挿入歌・CM等にも利用されるほど有名。いくつかの合唱小品も書いているようで、そちらの方が気になるところではあるが、あまり聞かないところを考えると・・・かな。
ヴォカリーズ(vocalise)
【音楽用語。フランス語】
本来、歌唱の練習の為に母音でメロディーを唱うこと(母音唱法)を指していたが、同じような様式で作曲された歌曲を含む。
前衛合唱音楽において多用され、上手い合唱団にかかるとえもいえぬ極上の空間を導き出すが、そうでないと逃げ出したくなる世界が待っている。
ヴォーカル・アンサンブル・コンテスト
うたI
うたII
歌よありがとう
【曲名。
橋本祥路(作成中)作曲。花岡恵作詞】
「♪歌は 僕達の心の中に 友達のように優しく」で始まる。2部と3部の作品があり、2部は小学校の教科書でよく扱われるようだ。また、卒業式などで歌われる機会もある。
海・風・光
【曲名・明石潤祐作曲。いちかわゆうぞう作詞】
「♪青い青い海の中 遠く波呼ぶ優しい海の声」で始まる。中学生の校内コンクール等で歌われる機会が多い。混声2部(部分3部)+重唱という珍しい編成になっており、ソロがあるわりには比較的容易で爽やかな曲。
海の不思議
【曲名。
平吉毅州(作成中)作曲。川崎洋作詞】
「♪海は広くて限りなく 海の不思議も限りない」で始まる。平成元年Nコン中学の部の課題曲。人気を博し、中学生の校内コンクール等で歌われる機会が多い。混声・女声版がある。合唱・伴奏ともに少々難しいので中3が適切か? 噂では無伴奏版もあるとのことだが、確認できず。
ウン・ポーコ(un poco)
【音楽用語。イタリア語】
少し。やや。 例)un poco meno mosso:少しテンポを遅くする
最終更新:2006年09月03日 22:00