1973年にニューヨークブロンクス区でサウンドシステム活動を開始したジャマイカ移民であるクール・ハークがヒップホップDJの普及者として知られる。クール・ハークが発見したブレイクビーツやスクラッチなどの技法が開発され、ヒップホップDJの独自性が高まっていった。
スクラッチ
レコードを手でこするように前後させ同じ部分を反復再生、リズムを刻むなどのパフォーマンスのこと。1977年にグランドウィザード・セオドアが偶然発見し、親戚のグランドマスター・フラッシュが流行させた。一般認知されているが音楽ジャンルによってスクラッチはたまに行われるか、もしくはまったく行われない。稀にジャズやハウスミュージックにもスクラッチを得意とするDJがいるが、やはり発祥であるヒップホップDJが主にスクラッチ技術を使用する。
ターンテーブリスト
レコードを使った特殊な奏法(スクラッチ、トリックミックス、ジャグリング、トーンプレイ、ボディトリック)を専門的に行うDJをターンテーブリスト(turntablist)あるいはバトルDJと呼ぶ場合がある。クラブフロア等の選曲主体のDJとは異なり、ターンテーブルを楽器のように扱うことに長けたDJ。また、これらの奏法は主に最小限の構成(アナログターンテーブル2台・ミキサー1台)で行えることが前提である。
ターンテーブリストの技術が高度化するに従い、それを競う大会が開催されるようになった。国際的ターンテーブリスト大会であるDMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPではdj KENTARO(2002年、シングル部門)、DJ AKAKABE(2004年、バトル部門)、DJ CO-MA(2006年、バトル部門)、DJ 威蔵(DJ IZOH)(2012年、シングル部門)などの日本人が優勝している。
最終更新:2013年11月02日 18:36