ディズニーランドの概要

東京ディズニーランド(以下TDL)は1983年4月15日に開園したテーマパークである。
世界に4つある「ディズニーランド」と名の付くディズニーパークのうち、TDL以外の3パークはすべて「眠れる森の美女の城」をシンボルにしているが、TDLでは、マジック・キングダム・パークと同じ「シンデレラ城」をシンボルとしている。


テーマランド一覧

ワールドバザール

アメリカ20世紀初頭の「典型的な地方都市」の町並みを再現したテーマランド。ウォルト・ディズニーの出身地マセリーンがモデルとされている[2]。TDL以外では「メインストリートUSA」と呼ばれる。実質的にアトラクションは存在せず、銀行(三井住友銀行浦安支店・東京ディズニ-ランド出張所)や物販店が多い。日本では雨の多い気候に合わせて、アーケード商店街の様に通路全体を「オール・ウェザー・カバー」と名付けた強化ガラス製の大屋根で覆うことで、全天候型エリアとなっている(他のディズニーパークとテーマランドの名称が異なるのはこのためでもある)。

アドベンチャーランド

未開の地を探検したり、海賊のいた世界を冒険したりすることを題材にしたテーマランド。「カリブの海賊」、「ジャングルクルーズ」、「魅惑のチキルーム」など、米国ディズニーランドでも歴史が古いアトラクションの移入が多い。また、ウォルト・ディズニーが愛したとされるロイヤル・ストリートもアドベンチャーランドにある。

ウエスタンランド

アメリカ開拓時代の西部の町並みを再現したテーマランド。海外のディズニーランドでは「フロンティア・ランド」と呼ばれる。「アメリカ河」という環状の「河」が敷地の多くを占め、アメリカ河の中央には散策型施設「トムソーヤ島」がある。アメリカ河を航行する「蒸気船マークトウェイン号」や、鉱山列車型のローラーコースター「ビッグサンダー・マウンテン」、劇場型アトラクション「カントリーベア・シアター」などがある。

クリッターカントリー

ディズニー映画『南部の唄』を題材に「小動物たちの住む郷」をテーマにしたテーマランド。1992年10月1日から公開された。ウォーターシュート型アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」と、園内で唯一の人力アトラクション「ビーバーブラザーズのカヌー探険」がある。

ファンタジーランド

西洋のおとぎ話をテーマにしたテーマランド。園内のシンボル「シンデレラ城」はここに存在する。『シンデレラ』、『ピノキオ』、『白雪姫』、『ふしぎの国のアリス』等、往年のディズニー作品をモチーフにしたアトラクションが多い。 人気のアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」や「ホーンテッドマンション」もこのファンタジーランドに位置する。

トゥーンタウン

ディズニーアニメをテーマにした「ミッキーと仲間たちの住む街」という設定のテーマランド。1996年4月15日(開園13周年)から公開された。親子連れなど低年齢層向けのアトラクションが多い。ミッキーマウスに必ず会うことができる「ミッキーの家とミート・ミッキー」がある。講談社がこのテーマランド全体のスポンサーになっている。「ディズニーキャラクターたちが運営している」という店やワゴンが多い。街全体がギャグに溢れている。

トゥモローランド

人類月面着陸以前に想い描かれた無機的なSF世界を元に「未来の国」をテーマにしたテーマランド。「スペース・マウンテン」や「スター・ツアーズ」等のスリル系アトラクションや「ミクロアドベンチャー!」などの映像系のアトラクションなどがある。
そのコンセプト上、アトラクションには常にその時点での最新技術やテーマが求められることから、技術やテーマが時代遅れとなったアトラクションの入れ替えが最も多いテーマランドである。特にトゥモローランドに多い映像系のアトラクションは投資額が少ないものの、人気の持続が難しく入れ替えが早い。開園当初からウォルト・ディズニー・ワールドにあるエプコットと非常に似たコンセプトを持つエリアである。




アクセス

鉄道
JR東日本京葉線舞浜駅下車。徒歩5分
ディズニーリゾートライン東京ディズニーランド・ステーション下車。徒歩0分

バス
東京ディズニーランド入口付近に、バスターミナルがある。以下の路線が乗り入れ、東京ベイシティ交通、京成バスを中心とした事業者により運行されている。
一般路線
4系統(富岡線):浦安駅入口行
8系統(富岡S線):東京ディズニーシー経由浦安駅入口行
環07系統:JR東日本小岩駅行
環08系統:JR東日本亀有駅行
高速路線バス
新宿駅新南口 (京成・ジェイアールバス関東)
横浜駅東口 (京成・京急)
川崎駅東口・蒲田駅東口 (京成・京急)
たまプラーザ駅北口 (京成・東急)
羽田空港 (京成・京急・東京空港交通・ベイシティ)
成田空港 (東京空港交通・ベイシティ・千葉交通)
川越駅西口・本川越駅 (ベイシティ・東武バスウエスト)
いわき駅 (ベイシティ・新常磐交通)
日立市役所前 (日立電鉄)
鹿島神宮駅 (関東鉄道)
名古屋駅桜通口 (京成・ジェイアール東海バス)
京都駅八条口 (京成・京阪)
大阪(梅田) (京成・阪急)
大阪・神戸三宮 (京成・阪神)
近鉄奈良駅 (京成・奈良交通)
南海和歌山市駅・JR西日本和歌山駅・南海堺駅 (京成・和歌山バス)
京都駅中央口・奈良駅・王寺駅(ドリーム奈良号)(ジェイアールバス関東・西日本ジェイアールバス)
大阪駅桜橋口・天王寺駅(ドリーム大阪号)(ジェイアールバス関東・西日本ジェイアールバス)
高松駅・松山駅(ジェイアールバス関東・ジェイアール四国バス)

道路
最寄りの高速出口
首都高速湾岸線浦安出入口(西行・東行)
首都高速湾岸線葛西出入口(東行)
最寄りの高速入口
首都高速湾岸線舞浜入口(西行)
首都高速湾岸線葛西出入口(西行)
首都高速湾岸線浦安出入口(西行・東行)

バス・ターミナル
1番乗り場 高速バス 新宿駅南口行・横浜駅東口行
2番乗り場 高速バス
3番乗り場 ディズニーホテル ディズニーアンバサダーホテル
4番乗り場 オフィシャルホテル サンルートプラザ東京
5番乗り場 パートナーホテル
6番乗り場 パートナーホテル
7番乗り場 パートナーホテル
8番乗り場 高速バス 羽田空港行 成田空港行
9番乗り場 高速バス 環七シャトルバス
10番乗り場 グッドネイバーホテル等
11番乗り場 グッドネイバーホテル 東京ベイ有明ワシントンホテル等
12番乗り場 グッドネイバーホテル ホテルスプリングス幕張等
13番乗り場 グッドネイバーホテル
14番乗り場 臨時駐車場


年表

1977年(昭和52年)3月 - 正式名称「東京ディズニーランド」と決定
1979年(昭和54年)4月 - ウォルト・ディズニー・プロダクションズ(当時)と最終契約
1980年(昭和55年)12月3日 - 起工式、土木・植栽工事が開始
1981年(昭和56年)4月 - 建設工事が開始
1981年(昭和56年)10月 - 参加企業15社が決定
1982年(昭和57年)4月 - アトラクション据え付け工事が開始
1982年(昭和57年)9月 - シンデレラ城最先端の塔の据え付けが完了
1982年(昭和57年)11月 - オープニング・デイト記者発表会挙行
1982年(昭和57年)11月9日 - 初代「東京ディズニーランド・アンバサダー」に寺崎八重子が就任
1983年(昭和58年)4月12日・13日 - 浦安市民デー開催(全浦安市民を無料招待)
1983年(昭和58年)4月15日 - アメリカ国外では初となる「ディズニー・テーマパーク」、「東京ディズニーランド」が開園
1983年(昭和58年)5月23日 - 100万人目のゲスト(来園客)が来園
1983年(昭和58年)9月5日 - 500万人目のゲストが来園。ウォルト・ディズニー・プロダクションよりシンデレラの噴水が寄贈
1984年(昭和59年)4月2日 - 1,000万人目のゲストが来園
1984年(昭和59年)4月15日 - プラザテラスに開園1周年記念碑を設置。開園1周年記念式典が開かれる。
1985年(昭和60年)1月17日 - 「マジック・ジャーニー」オープン(1986年(昭和61年)12月クローズ)
1986年(昭和61年)3月8日 - 「アリスのティーパーティー」オープン
1986年(昭和61年)5月17日 - 「アメリカン・ジャーニー・サークルビジョン360」オープン(「マジックカーペット世界一周」フィルム交換)(1992年(平成4年)8月クローズ)
1986年(昭和61年)7月1日 - 「シンデレラ城ミステリーツアー」オープン(2006年(平成18年)4月5日クローズ)
1987年(昭和62年)3月20日 - 「キャプテンEO」オープン(「マジック・ジャーニー」フィルム交換)(1996年(平成8年)9月1日クローズ)
1987年(昭和62年)7月4日 - 「ビッグサンダー・マウンテン」オープン
1988年(昭和63年)4月15日 - 開園5周年、「ショーベース2000」オープン(2000年(平成12年)7月19日に「ショーベース」に名称変更)。年間パスポートの販売・利用開始[1]。
1988年(昭和63年)6月2日 - 5,555万5,555人目のゲストが来園
1988年(昭和63年)12月1日 - JR京葉線舞浜駅が開業、東京ディズニーランド・ギフトカードの販売を開始
1989年(平成元年)7月12日 - 「スター・ツアーズ」オープン
1989年(平成元年)12月25日 - 7,777万7,777人目のゲストが来園
1990年(平成2年)2月19日 - 「東京ディズニーランド・ティーチャーセンター」オープン
1991年(平成3年)5月29日 - 1億人目のゲストが来園
1992年(平成4年)10月1日 - 「クリッターカントリー」、「スプラッシュ・マウンテン」オープン
1993年(平成5年)4月15日 - 開園10周年、「ビジョナリアム」(2002年(平成14年)9月1日クローズ)、「ディズニーギャラリー」オープン
1993年(平成5年)7月21日 - 「スイスファミリー・ツリーハウス」オープン
1996年(平成8年)4月15日 - 「トゥーンタウン」一般公開
1997年(平成9年)4月15日 - 「ミクロアドベンチャー!」オープン
1997年(平成9年)7月25日 - 2億人目のゲストが来園
1998年(平成10年)4月15日 - 開園15周年
1998年(平成10年)11月3日 - 「スカイウェイ」運営終了
2000年(平成12年)1月1日 - OLCが「リゾート宣言」を発表、「東京ディズニーリゾート」が正式にスタート、初代「東京ディズニーリゾート・アンバサダー」が就任
2000年(平成12年)9月1日 - 「プーさんのハニーハント」オープン
2001年(平成13年)4月1日 - 入園券、アトラクション券が廃止。
2001年(平成13年)9月4日 - 「東京ディズニーシー」が開園   
2002年(平成14年)6月30日 - 「ミート・ザ・ワールド」クローズ
2002年(平成14年)11月8日 - TDL、TDS合わせて3億人目のゲストが来園(3億人目のゲストは東京ディズニーシーへ来園)
2003年(平成15年)4月15日 - 開園20周年
2004年(平成16年)4月15日 - 「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」オープン
2006年(平成18年)4月5日 - 「シンデレラ城ミステリーツアー」クローズ
2006年(平成18年)9月1日 - パスポート料金改定を実施。
2006年(平成18年)10月6日 - 「トゥーンタウン・ベビーセンター」がオープン。
2006年(平成18年)10月27日 - リゾートパーキング第7、立体駐車場がオープン。
2006年(平成18年)11月1日 - TDL、TDS合わせて4億人目のゲストが来園(4億人目のゲストは東京ディズニーシーへ来園)
2007年(平成19年)4月28日 - 「スペース・マウンテン」リニューアル・オープン
2007年(平成19年)7月20日 - 「カリブの海賊」リニューアル・オープン
2008年(平成20年)4月15日 - 東京ディズニーリゾート25thアニバーサリースタート
2008年(平成20年)7月8日 - 東京ディズニーランドホテル開業
2008年(平成20年)7月25日 - 「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ “アロハ・エ・コモ・マイ!”」リニューアル・オープン
2009年(平成21年)4月14日 - 「ジョリートロリー」クローズ
2009年(平成21年)4月15日 - 「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」オープン
2009年(平成21年)5月25日 - 「ミッキーマウス・レビュー」クローズ
2010年(平成22年) - 「グーフィーのはずむ家」クローズ




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最終更新:2010年04月08日 22:34
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