<志那々々理央>
■キャラクター名:志那々々理央(しななな・りお)
■性別:女性
キャラクター設定
1つ、物語を書く以外の仕事をしないこと。
2つ、締切を守ること。
3つ、さもなくば死ぬこと。
────志那々々家の家訓
30歳。元・脚本家/小説家/漫画原作者。
作家であった父から「物語を書く以外の仕事はしない」という誓いを精神に刷り込まれており、他の手段で糧を得るとショックによる心臓麻痺で死亡する。
生来、そうして死と隣り合わせの環境で、徹底的に筆力を鍛えて上げてきたライティング・モンスターである。
その努力は実を結び、12歳でデビューして以来、有名週刊誌で複数の小説と漫画原作の連載を持っていた。
しかし、5年前に突如として才能が枯れ、「面白い物語を作る能力」を完全に喪失している。
以来、”およそ自分以外の誰が読んでもつまらない話”しか書けない状態にある。
現在は全ての取引先を失い、しかし執筆速度だけは落ちていないため、貯金を切り崩しながら週9で出版社等に持ち込みをかける生活を続けている。
彼女にとって物語は手段であり、生きるための呼吸である。
そこに愉しみはなく、その価値はもたらす金額によって決まる。
あるいは、どれだけ多くの敵を殺せるか。
特殊能力『焼脚本(ショウキャクホン)』
自分が書いた原稿を、念じることで焼却・爆破する能力。
正確には、彼女の持つ能力は「原稿の発火焼却」だけである。
「爆発」の引き金は原稿その物にある。
無為に創られては、誰にも読まれず消し去られる空想世界、その呪念。
裏出版界で”不読の呪い”と呼ばれるその現象が、連鎖的に爆発を引き起こしている。
制限、特性
- 媒体は紙、石版、電子端末、木簡竹簡などを問わない。物理的に燃えるはずのない物質であっても、条件を満たしていれば焼却できる。
- 無意味な文字列ではなく、小説や脚本など、何かしら物語の体裁を取っている必要がある。この基準は使用者の認知に依存する。
- 爆発させる原稿は、使用者以外に読まれていてはいけない。読まれていた場合、爆発は不発になるか、著しく威力が低下する。
プロローグSS
最終更新:2018年06月30日 22:52