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Mod - (2012/05/09 (水) 15:50:03) の1つ前との変更点

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*Mod紹介 Dominions3はMOD使用によるゲームバランスの調整・データの追加に対応しています。作製も容易で、また変更可能な要素はパッチにより拡張され続けています。 自分で作って楽しむのも手ですが、公式フォーラムなどで公開されているMODも結構な数が存在します。このページではそれらのMODについて紹介します。 **注:配布元について Dominions3のMODはIDを指定して要素を追加するため、多数のMODを導入しようとすると衝突が起きることがあります(複数のMODが同じIDを利用しようとすると、後から読み込まれたMODの要素だけが残ってしまいます)。 その点を解消し、無用な不安を抱えることなくいろいろなMODを導入できるように、現在は[[Mod Compatibility Project(外部サイト、英語)>http://z7.invisionfree.com/Dom3mods/index.php?showtopic=317]]という試みが行われています。 現時点でもかなりの数のMODが含まれており、とくに多くのIDを使用する、新しい国を追加するMODについてはこのプロジェクトに入っているMODを利用することを推奨します(もちろん、自分で衝突を探して修正するという場合は問題ありませんが)。 なお、以下で紹介するMODのうち、このプロジェクトに含まれるものは上記のページからダウンロードしてください。登録などは必要ありません。 また、[[こちら(外部サイト、英語)>http://www.llamaserver.net/globu/Dom3_Mods_Catalog/Dom3_Mods_Catalog_Nations_EA.html]]では上記プロジェクトに含まれないMODも含め、多数のMODの一覧を見ることができます。 2012年3月時点で公開されていたMODは一通り登録されており、また画像付きなので、好みのMODを探すのに役立つでしょう。 厳密にはMODとは言えませんが、各種の追加マップもまとめが存在します([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=34207]])。こちらも画像付きですので、気に入るマップが無いか探してみると良いでしょう。 既成マップには、ランダムマップでは存在し得ない山岳の州(ランダムマップは州境に山脈がある州のみ)や洞窟の州、海域を超えた接続を持つ港、マップ作者が任意に配置した中立軍やMagic Siteなどが存在することもあります。 ---- **Conceptual Balance Mod(Mod Compatibility Project対応) 略称CBMで、戦略の多様化を目的とし、高い人気を得ている大型バランス調整MODです。現在の最新バージョンは1.92です。 元々の設定を尊重しながらバランスをより向上させる試みがなされており、雰囲気を壊すことはありません。追加要素もありますが、それも元々の設定から話を膨らませる形で作られ、違和感なく溶け込んでいます。 各種ユニット、国家、魔法、アイテムの全てに手が加えられているため、変更点は非常に多く、とても列挙できるような数ではありませんが、以下にその一部を示します。 ・魔法の調整:使い勝手の悪かった魔法の強化、逆に良すぎた魔法の弱体化の他、水中戦用の魔法が多数追加されています ・召喚魔法の強化:召喚魔法は全体的に強化され、消費Gemの減少や性能の向上によって序盤からでも召喚魔法を利用しやすくなっています ・終盤用の召喚魔法の追加:様々な属性に対して強力な召喚魔法が追加され、終盤におけるGemの利用法が増加しています ・国家の変更:兵のコストや性能の調整、新しい兵の追加、新たな固有魔法の追加などが行われています ・英雄の強化:戦闘型の英雄はほとんどが[[Personal Luck]]を自動発動するようになり、またその他のアイテムを3つ装備できるようになっています また、多くの国家に新しい英雄が追加されています ・神の調整:多くの肉体に対して特殊能力の追加などが行われ(戦闘時に自動的に魔法を発動するなど、特殊なものも含みます)、さらに個性的になっています ・アイテムの強化:必要な研究レベルの低下や性能の向上により、日の目を見ることが少なかった一部のアイテムが使いやすくなっています ・一部アイテムの制限:Gemの自動生産や鍛造コスト割引など、Gemに関連するアイテムは全てアーティファクトに格上げされ、作製可能な時期が遅れた上に1つしか生産できません ・デスマッチ報酬変更:デスマッチの報酬となる装備は兜欄に移動し、全身の防御力補強を持つ兜と、ボーナス武器(Dancing Tridentのようなもの、武器併用可)に変更されたChampion's Tridentが装備されます 現在もバージョンアップが継続されている活発なMODなので、通常のバランスに不満が出てきた方にお勧めのMODです。 このMODが調整するのはあくまでも他のMOD無しの環境ですが、最近ではこのMODのバランスに合わせる形で再調整されたMODも増えてきており、上記のMod Compatibility ProjectもこのMODのバランスを前提としているようです。 現在最新となる1.9系列は、Underwater Gameplay Improvement Modが統合され、水中戦の環境が大きく変化しています。また、Middle AgeのUlmなど、マルチプレイ環境ではやや弱いと目される国の強化を含みます。 またGemの生産や消費削減アイテムの制限に合わせ、各アイテムの性能の再度の見直しがされています。出番の少なかったアイテムの強化も行われたようです。 かなり大きな変更が行われたこともあり、バランス面の調整はまだ完璧とは言えないようですが、現時点でも破綻しているわけではありませんので、遊ぶ上で支障は無いでしょう。 ***新規魔法に関する注意点(癖が強い、もしくは危険なもの) ・術者の死が効果に含まれる魔法は、アイテムなどによる死亡回避の対策としてInsane付加の効果が追加されています ・ごく一部の国は既存魔法の1つを最初から使用可能に変更した複製を持ちます(Dominions2であった仕様の再現と思われます) ・Awaken Kelp Ancientは水中で守備隊が雇用できない国のため、水中に固定式の指揮官を配置する特殊な遠隔召喚です。戦闘への貢献はほとんどありません ・Ride the Currentsは[[Teleport]]、Traverse the Seaは[[Gateway]]の、水中から水中に対してだけ使えるバリエーションです。ただしどちらも敵の州に対しては使用できません ・Mermaids' BlessingとSirens' Blessingは、AmphibianやPoor Amphibianを持たないものに[[Unholy Power]]と[[Water Shield]]と同等の効果をまとめがけする全体強化魔法です(水中ペナルティ対策) ・EAのAgarthaに追加されているOpen the Sealは、内部的には[[Utterdark]]に召喚魔法が連鎖発動する特殊な構成です。Utterdarkの発動が失敗しても召喚はされ、Utterdarkが[[Dispel]]されても召喚されたものは消えません ・MAのAgarthaに追加されているWisdom of the Ancientsは、高い研究力を持つ代わりに一定ターンで魔力を喪失する特殊な指揮官を召喚します。一時的な研究ブースト魔法として捉えると良いでしょう ・EAのVanheimおよびHelheimに追加されているReturn from ValhallaとReturn from Helは[[Ritual of Rebirth]]タイプの魔法です。使用条件もオリジナルに準じますが、蘇生後の姿や能力は異なります ・ManやEriuなどに追加されているSong of Powerは、使用者とその周囲の全員に抵抗不能な[[Polymorph]]をかけ、魔力も喪失させる自爆魔法のような性能です ・Machakaに追加されているFoul Sacrificeは、術者の死と引き換えに1ターンでHunter Spiderへと成長する小蜘蛛を産み出します ・MAのManに追加されているForest of the Ever Youngは若返り魔法ですが、術者にInsaneが付加される[[Internal Alchemy]]タイプの魔法です ・一部国家の持つPossessionは[[Gift of Reason]]を術者の死と引き換えに発動する魔法です ***1.92の既知のバグ(やや致命的なもののみ) ・魔法土地のShambler CityおよびMetropolitus NautilusのShambler ChiefのID指定ミス。207が正常(現状だと召喚用指揮官が指定されている) ・追加魔法のMermaids' Blessingの主属性指定ミス。風(path 0 1)ではなく水(path 0 2)を要求するのが正常(現状だとSirens' Blessingと完全に同一) ・AgarthaのWet Oneの水中形態が強化されていない。また水中雇用専用ユニットが強化されていない(現状だと得意なはずの水中で弱体化する) ---- **Streamers and Standards(Mod Compatibility Project対応) 全ての国の旗の画像を新しくするMODです。ゲーム内容には変更はありません。色変えなどではなく、基本の形から新しく書かれており、現バージョンで存在する全ての国家に対応します。 あくまで見栄えを変更するだけなので、少し気分を変えてプレイしたいという時に導入すると良いでしょう。旗のデザインは、オリジナルのものよりも国の性質を強く示すようになっています。 なお、MODによる追加国家の一部はこのMODのデザインをベースにした旗を使っているため、違和感がある場合は併せて導入することを推奨します。 ---- **No Indy Sites(Mod Compatibility Project対応) やや特殊な用途のMODで、No Indy Mapと呼ばれる地域依存の雇用を削除したマップ(AIが中立の弱い兵を雇って資金を浪費しないようにしたマップ)のために作られています。 このMOD自体は中立地帯の兵の雇用機能を持つ魔法土地を追加するのみなので、通常のマップでも使うことはできます。なお、水中の土地は一切追加されていません。 魔法土地の枠を喰うため、あまりにGemの産出が減らないように一部の土地にはGem収入も設定されています。探索しなくても見える土地が増えるので、多少バランスに影響します。 追加される土地はかなり多く、中にはBakufu(幕府?)などというものも。通常は雇用できないような兵を雇えるものもいくつか存在します。 なお、No Indy Mapはいくつか既成のものもありますが、ランダムマップなどの設定ファイルを自分で書き換えても作れます。 #setland 1 #poptype 99 という命令を#setlandの数値を増やしながらそのマップの州の数だけ設定することにより、中立軍自体は現れるが要塞がなければなにも雇えないというマップになります。 AIが弱すぎると感じる場合、こうしておくことでAIが自国の兵だけを利用してくれるようになるため、相対的に戦力が強化されます。AI戦の難易度に不満がある方にお勧めです。 ---- **Holy War Lesser Edition(Mod Compatibility Project対応) Holy WarというMODの再調整版です。元のMODはかなり強めの設定がされていたため、バランス調整に際して弱体化がメインになったためにLesser Editionと名付けられているようです。 主に聖職者に対する変更を行うMODで、 ・新しい聖魔法の追加:全ての国家で利用できる新しい魔法が追加されています。研究無しで使用できるものだけでなく、各領域の研究が必要な強力な魔法も追加されています ・聖属性の魔法土地の変更:既存の聖属性の土地を削除し、新しい兵・指揮官を雇用可能にするものを中心とした新しい魔法土地を多数追加しています 聖職者を戦闘や探索に出す意義を大きく向上させており、また研究により解禁される強力な魔法の追加により、終盤戦における地位も向上しています。 また、新しく追加される兵や指揮官も個性的な能力を持っており、一部はSacredの兵も雇えるなど、戦略に大きな影響が出る可能性もある調整がされています。 AIもマメに探査しているようで、導入するとAIが新しい兵を雇用していることもしばしばあります。大規模な変更ではないわりに、いくらかの新鮮さを感じられるかもしれません。 ---- **Community Sprites Update Mod([[外部フォーラム、英語>http://z7.invisionfree.com/Dom3mods/index.php?showtopic=80]]) Dominions3の画像の中にはいくつか古いもの(恐らくは2以前から使用されているもの)が混じっており、少々の違和感を感じさせるものもあります。 これはそうした画像をMODで補おうという目的で作られたMODで、まだ数は少ないながらいくつかのユニットの画像が差し替えられます。実際に変更されるものについては上記リンク先のプレビューを確認してください。 もっとも、画像に関しては個々の好みもありますので、作者は使用者の好みに合わせて適用するものを選ぶことを推奨しています(MODファイルの直接編集になりますが、そう難しいことではありません)。 またリンク先のプレビューのうち、下側の一覧画像に含まれるものは初期状態ではコメントアウトされているので、これを導入したい場合はやはり自身で編集することになります(コメントアウトを外すだけですが)。 ゲーム内容そのものにはとくに変更はありませんので、気分を変えたい、もしくは差し替え前の画像に不満がある場合に導入すると良いでしょう。 なお、Conceptual Balance Modは1.9からこのMODの一部を統合しています。こちらのMODで最初から適用されているものは大方含まれていますので、入れたいものが完全に重複しているようであれば併用の必要はありません。 ---- **Upgrade Sprites([[外部フォーラム、英語>http://z7.invisionfree.com/Dom3mods/index.php?showtopic=707]]) Dominionsの開発元が最近発売したConquest of Elysium 3(以下CoE3)の画像を元に、Dominions3側の画像を更新するMODです。現在はごく少数の差し替えですが、継続的なアップデートが予定されています。 これはCoE3の画像を単純に持ってきただけでなく、それを改変して作られた画像も含みます。このため、CoE3側では一種類しか存在しないArch Devilなどの画像も、全員別々のものがきちんと用意されています。 Dominions3の画像は元から新旧入り混じった状態なので、一部だけが差し替えられることによる違和感はとくに心配無いでしょう。むしろ明らかに古臭い画像が減り、統一感が増すかもしれません。 機能上はCommunity Sprites Update Modと同じく画像の差し替えのみですので、バランス面などは一切気にせずに導入可能です。もちろん、差し替えが気に入らない分は自分で編集して元に戻しておいても良いでしょう。 バージョン3時点(5月7日更新)では、以下のユニットの画像が差し替えられます。 Ghoul Salamander Crossbowman(Marignon) Pikeneer(Marignon) Swordsman(Marignon) Halberdier(Marignon) Arch Devil(全タイプ) Heliophagus(全タイプ) Illithid Illithid Soldier Illithid Lord Starspawn(両タイプ) Vine Man Water Elemental(全サイズ) Earth Elemental(全サイズ) Manticore Assassin(汎用) Hoburg Militia Demon Knight Cave Drake Iron Dragon Sylph Magma Child Bard Standard(MA Ermor) Standard(Pythium) Clockwork Horror Mechanical Man Battle Vestal Shadow Vestal Shade Bog Beast Minotaur Warrior Minotaur Soldier Minotaur Lord ---- **Better Independents([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=39225]]) 中立州の部隊の雇用費を激増させ、AIの無駄な雇用を防ぐためのMODです。上記したNo Indy Mapの作製の手間を省き、かつ一部の有益な中立兵の雇用を可能なままにしてくれます。 3種類のバージョンが含まれており、1つは金銭コスト・資源コストの両方、残る2つは金銭コストか資源コストの片方だけを増加させる仕様です。どれを導入した場合でも、まず雇用することはできません。 ただしAIの仕様(AIは雇用クエリを入れる際に資源のことを気にしません)から、資源のみを変更するMODではAIが無駄なクエリを入れたまま永遠に放置する現象が起きるため、作者は推奨していないようです。 弓兵をはじめとする一部の国家に需要のある兵が残されることから、単純に全ての中立兵を排除するNo Indy Mapよりは柔軟性があり、プレイヤーの戦略に影響し難いと言えます。 またAIが延々と主力足り得ないような雑兵を送り込み続けてくることも大幅に減り、より充実した戦闘が楽しめるようになるでしょう。逆にその点について不満が無いのであれば、このMODは必要ありません。 これによる難易度の増加は結構なもので、天秤を経済寄りに設定してきたAIとの戦いは本当に大規模なものになります。とはいえ、これはAIに何らかのチート行為を行わせた結果ではありません。敵の経済を荒らすなどの小技を活用する価値も高まるでしょう。 ---- **Dom3 Sound Pack([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=37761]]) デフォルトの効果音には、とくに連続で再生されるとひどく耳に来るものが含まれます(個人差はあるでしょうが)。そうした不満を解消するため、一部の効果音を差し替えるMODです。 ただしこれは正確な意味でのMODではなく、Dominions3のシステム自体が利用しているデフォルトの効果音ファイルを単純に上書きするものです。自身でバックアップを取っておかないと、戻す時に苦労することになります。 とはいえ、喧しいことこの上ない象の荒れ狂う風景や、女性兵士の大虐殺でいちいち音量を下げる手間は省けますので、気になっている方は導入を推奨します。 なお、置き換わるのは、 elefant.smp(象の鳴き声) f_death.sw(女性の断末魔の1つ。もう1種類あるのでデフォルトの断末魔も混じります) fear.smp(R'lyehのMind BlastやFear効果の魔法などで使用される音。気になるのは前者の一斉発射時でしょう) sling.sw(スリングの発射音) vasande.smp(Wyrmなどの攻撃音) の5ファイルです。これらのファイルは完全に別個のものなので、好きなものだけを入れても構いません。導入の際は、Dominions3のインストールフォルダ内にある、rawsoundフォルダにファイルを入れてください(バックアップはお忘れなく!)。 ---- **Debug Mod([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=36453]]) このMODはゲーム用のMODではありません。その名の示すように、デバッグ(もしくは何らかの実験)のために作られたMODです。 全ての魔法の研究レベルを0に変更し、さらに星Gem1個で呼び出せて全属性の魔法を扱えるDebug Senseiの召喚魔法と、同じく星Gem1個で使える[[The Eyes of God]]、[[Gift of Reason]]、[[Wish]]を追加してくれます。 元のゲームデータから変更されるのは魔法の研究レベルのみなので、実戦で再現するのが難しい、もしくは面倒な状況を作って実験するには最適なMODと言えるでしょう。 なお、不足するGemはWishでGemを、Blood SlaveはBloodを願うことでいくらでも得られますし、資金もGoldを願えば得られます。ただし追加されたデバッグ魔法には星魔法スキルが必要なため、神に最低でも1は持たせておくと良いでしょう。
*Mod紹介 Dominions3はMOD使用によるゲームバランスの調整・データの追加に対応しています。作製も容易で、また変更可能な要素はパッチにより拡張され続けています。 自分で作って楽しむのも手ですが、公式フォーラムなどで公開されているMODも結構な数が存在します。このページではそれらのMODについて紹介します。 **注:配布元について Dominions3のMODはIDを指定して要素を追加するため、多数のMODを導入しようとすると衝突が起きることがあります(複数のMODが同じIDを利用しようとすると、後から読み込まれたMODの要素だけが残ってしまいます)。 その点を解消し、無用な不安を抱えることなくいろいろなMODを導入できるように、現在は[[Mod Compatibility Project(外部サイト、英語)>http://z7.invisionfree.com/Dom3mods/index.php?showtopic=317]]という試みが行われています。 現時点でもかなりの数のMODが含まれており、とくに多くのIDを使用する、新しい国を追加するMODについてはこのプロジェクトに入っているMODを利用することを推奨します(もちろん、自分で衝突を探して修正するという場合は問題ありませんが)。 なお、以下で紹介するMODのうち、このプロジェクトに含まれるものは上記のページからダウンロードしてください。登録などは必要ありません。 また、[[こちら(外部サイト、英語)>http://www.llamaserver.net/globu/Dom3_Mods_Catalog/Dom3_Mods_Catalog_Nations_EA.html]]では上記プロジェクトに含まれないMODも含め、多数のMODの一覧を見ることができます。 2012年3月時点で公開されていたMODは一通り登録されており、また画像付きなので、好みのMODを探すのに役立つでしょう。 厳密にはMODとは言えませんが、各種の追加マップもまとめが存在します([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=34207]])。こちらも画像付きですので、気に入るマップが無いか探してみると良いでしょう。 既成マップには、ランダムマップでは存在し得ない山岳の州(ランダムマップは州境に山脈がある州のみ)や洞窟の州、海域を超えた接続を持つ港、マップ作者が任意に配置した中立軍やMagic Siteなどが存在することもあります。 ---- **Conceptual Balance Mod(Mod Compatibility Project対応) 略称CBMで、戦略の多様化を目的とし、高い人気を得ている大型バランス調整MODです。現在の最新バージョンは1.92です。 元々の設定を尊重しながらバランスをより向上させる試みがなされており、雰囲気を壊すことはありません。追加要素もありますが、それも元々の設定から話を膨らませる形で作られ、違和感なく溶け込んでいます。 各種ユニット、国家、魔法、アイテムの全てに手が加えられているため、変更点は非常に多く、とても列挙できるような数ではありませんが、以下にその一部を示します。 ・魔法の調整:使い勝手の悪かった魔法の強化、逆に良すぎた魔法の弱体化の他、水中戦用の魔法が多数追加されています ・召喚魔法の強化:召喚魔法は全体的に強化され、消費Gemの減少や性能の向上によって序盤からでも召喚魔法を利用しやすくなっています ・終盤用の召喚魔法の追加:様々な属性に対して強力な召喚魔法が追加され、終盤におけるGemの利用法が増加しています ・国家の変更:兵のコストや性能の調整、新しい兵の追加、新たな固有魔法の追加などが行われています ・英雄の強化:戦闘型の英雄はほとんどが[[Personal Luck]]を自動発動するようになり、またその他のアイテムを3つ装備できるようになっています また、多くの国家に新しい英雄が追加されています ・神の調整:多くの肉体に対して特殊能力の追加などが行われ(戦闘時に自動的に魔法を発動するなど、特殊なものも含みます)、さらに個性的になっています ・アイテムの強化:必要な研究レベルの低下や性能の向上により、日の目を見ることが少なかった一部のアイテムが使いやすくなっています ・一部アイテムの制限:Gemの自動生産や鍛造コスト割引など、Gemに関連するアイテムは全てアーティファクトに格上げされ、作製可能な時期が遅れた上に1つしか生産できません ・デスマッチ報酬変更:デスマッチの報酬となる装備は兜欄に移動し、全身の防御力補強を持つ兜と、ボーナス武器(Dancing Tridentのようなもの、武器併用可)に変更されたChampion's Tridentが装備されます 現在もバージョンアップが継続されている活発なMODなので、通常のバランスに不満が出てきた方にお勧めのMODです。 このMODが調整するのはあくまでも他のMOD無しの環境ですが、最近ではこのMODのバランスに合わせる形で再調整されたMODも増えてきており、上記のMod Compatibility ProjectもこのMODのバランスを前提としているようです。 現在最新となる1.9系列は、Underwater Gameplay Improvement Modが統合され、水中戦の環境が大きく変化しています。また、Middle AgeのUlmなど、マルチプレイ環境ではやや弱いと目される国の強化を含みます。 またGemの生産や消費削減アイテムの制限に合わせ、各アイテムの性能の再度の見直しがされています。出番の少なかったアイテムの強化も行われたようです。 かなり大きな変更が行われたこともあり、バランス面の調整はまだ完璧とは言えないようですが、現時点でも破綻しているわけではありませんので、遊ぶ上で支障は無いでしょう。 ***新規魔法に関する注意点(癖が強い、もしくは危険なもの) ・術者の死が効果に含まれる魔法は、アイテムなどによる死亡回避の対策としてInsane付加の効果が追加されています ・ごく一部の国は既存魔法の1つを最初から使用可能に変更した複製を持ちます(Dominions2であった仕様の再現と思われます) ・Awaken Kelp Ancientは水中で守備隊が雇用できない国のため、水中に固定式の指揮官を配置する特殊な遠隔召喚です。戦闘への貢献はほとんどありません ・Ride the Currentsは[[Teleport]]、Traverse the Seaは[[Gateway]]の、水中から水中に対してだけ使えるバリエーションです。ただしどちらも敵の州に対しては使用できません ・Mermaids' BlessingとSirens' Blessingは、AmphibianやPoor Amphibianを持たないものに[[Unholy Power]]と[[Water Shield]]と同等の効果をまとめがけする全体強化魔法です(水中ペナルティ対策) ・EAのAgarthaに追加されているOpen the Sealは、内部的には[[Utterdark]]に召喚魔法が連鎖発動する特殊な構成です。Utterdarkの発動が失敗しても召喚はされ、Utterdarkが[[Dispel]]されても召喚されたものは消えません ・MAのAgarthaに追加されているWisdom of the Ancientsは、高い研究力を持つ代わりに一定ターンで魔力を喪失する特殊な指揮官を召喚します。一時的な研究ブースト魔法として捉えると良いでしょう ・EAのVanheimおよびHelheimに追加されているReturn from ValhallaとReturn from Helは[[Ritual of Rebirth]]タイプの魔法です。使用条件もオリジナルに準じますが、蘇生後の姿や能力は異なります ・ManやEriuなどに追加されているSong of Powerは、使用者とその周囲の全員に抵抗不能な[[Polymorph]]をかけ、魔力も喪失させる自爆魔法のような性能です ・Machakaに追加されているFoul Sacrificeは、術者の死と引き換えに1ターンでHunter Spiderへと成長する小蜘蛛を産み出します ・MAのManに追加されているForest of the Ever Youngは若返り魔法ですが、術者にInsaneが付加される[[Internal Alchemy]]タイプの魔法です ・一部国家の持つPossessionは[[Gift of Reason]]を術者の死と引き換えに発動する魔法です ***1.92の既知のバグ(やや致命的なもののみ) ・魔法土地のShambler CityおよびMetropolitus NautilusのShambler ChiefのID指定ミス。207が正常(現状だと召喚用指揮官が指定されている) ・追加魔法のMermaids' Blessingの主属性指定ミス。風(path 0 1)ではなく水(path 0 2)を要求するのが正常(現状だとSirens' Blessingと完全に同一) ・AgarthaのWet Oneの水中形態が強化されていない。また水中雇用専用ユニットが強化されていない(現状だと得意なはずの水中で弱体化する) ---- **Streamers and Standards(Mod Compatibility Project対応) 全ての国の旗の画像を新しくするMODです。ゲーム内容には変更はありません。色変えなどではなく、基本の形から新しく書かれており、現バージョンで存在する全ての国家に対応します。 あくまで見栄えを変更するだけなので、少し気分を変えてプレイしたいという時に導入すると良いでしょう。旗のデザインは、オリジナルのものよりも国の性質を強く示すようになっています。 なお、MODによる追加国家の一部はこのMODのデザインをベースにした旗を使っているため、違和感がある場合は併せて導入することを推奨します。 ---- **No Indy Sites(Mod Compatibility Project対応) やや特殊な用途のMODで、No Indy Mapと呼ばれる地域依存の雇用を削除したマップ(AIが中立の弱い兵を雇って資金を浪費しないようにしたマップ)のために作られています。 このMOD自体は中立地帯の兵の雇用機能を持つ魔法土地を追加するのみなので、通常のマップでも使うことはできます。なお、水中の土地は一切追加されていません。 魔法土地の枠を喰うため、あまりにGemの産出が減らないように一部の土地にはGem収入も設定されています。探索しなくても見える土地が増えるので、多少バランスに影響します。 追加される土地はかなり多く、中にはBakufu(幕府?)などというものも。通常は雇用できないような兵を雇えるものもいくつか存在します。 なお、No Indy Mapはいくつか既成のものもありますが、ランダムマップなどの設定ファイルを自分で書き換えても作れます。 #setland 1 #poptype 99 という命令を#setlandの数値を増やしながらそのマップの州の数だけ設定することにより、中立軍自体は現れるが要塞がなければなにも雇えないというマップになります。 AIが弱すぎると感じる場合、こうしておくことでAIが自国の兵だけを利用してくれるようになるため、相対的に戦力が強化されます。AI戦の難易度に不満がある方にお勧めです。 ---- **Holy War Lesser Edition(Mod Compatibility Project対応) Holy WarというMODの再調整版です。元のMODはかなり強めの設定がされていたため、バランス調整に際して弱体化がメインになったためにLesser Editionと名付けられているようです。 主に聖職者に対する変更を行うMODで、 ・新しい聖魔法の追加:全ての国家で利用できる新しい魔法が追加されています。研究無しで使用できるものだけでなく、各領域の研究が必要な強力な魔法も追加されています ・聖属性の魔法土地の変更:既存の聖属性の土地を削除し、新しい兵・指揮官を雇用可能にするものを中心とした新しい魔法土地を多数追加しています 聖職者を戦闘や探索に出す意義を大きく向上させており、また研究により解禁される強力な魔法の追加により、終盤戦における地位も向上しています。 また、新しく追加される兵や指揮官も個性的な能力を持っており、一部はSacredの兵も雇えるなど、戦略に大きな影響が出る可能性もある調整がされています。 AIもマメに探査しているようで、導入するとAIが新しい兵を雇用していることもしばしばあります。大規模な変更ではないわりに、いくらかの新鮮さを感じられるかもしれません。 ---- **Community Sprites Update Mod([[外部フォーラム、英語>http://z7.invisionfree.com/Dom3mods/index.php?showtopic=80]]) Dominions3の画像の中にはいくつか古いもの(恐らくは2以前から使用されているもの)が混じっており、少々の違和感を感じさせるものもあります。 これはそうした画像をMODで補おうという目的で作られたMODで、まだ数は少ないながらいくつかのユニットの画像が差し替えられます。実際に変更されるものについては上記リンク先のプレビューを確認してください。 もっとも、画像に関しては個々の好みもありますので、作者は使用者の好みに合わせて適用するものを選ぶことを推奨しています(MODファイルの直接編集になりますが、そう難しいことではありません)。 またリンク先のプレビューのうち、下側の一覧画像に含まれるものは初期状態ではコメントアウトされているので、これを導入したい場合はやはり自身で編集することになります(コメントアウトを外すだけですが)。 ゲーム内容そのものにはとくに変更はありませんので、気分を変えたい、もしくは差し替え前の画像に不満がある場合に導入すると良いでしょう。 なお、Conceptual Balance Modは1.9からこのMODの一部を統合しています。こちらのMODで最初から適用されているものは大方含まれていますので、入れたいものが完全に重複しているようであれば併用の必要はありません。 ---- **Upgrade Sprites([[外部フォーラム、英語>http://z7.invisionfree.com/Dom3mods/index.php?showtopic=707]]) Dominionsの開発元が最近発売したConquest of Elysium 3(以下CoE3)の画像を元に、Dominions3側の画像を更新するMODです。現在はごく少数の差し替えですが、継続的なアップデートが予定されています。 これはCoE3の画像を単純に持ってきただけでなく、それを改変して作られた画像も含みます。このため、CoE3側では一種類しか存在しないArch Devilなどの画像も、全員別々のものがきちんと用意されています。 Dominions3の画像は元から新旧入り混じった状態なので、一部だけが差し替えられることによる違和感はとくに心配無いでしょう。むしろ明らかに古臭い画像が減り、統一感が増すかもしれません。 機能上はCommunity Sprites Update Modと同じく画像の差し替えのみですので、バランス面などは一切気にせずに導入可能です。もちろん、差し替えが気に入らない分は自分で編集して元に戻しておいても良いでしょう。 バージョン3時点(5月7日更新)では、以下のユニットの画像が差し替えられます。 Ghoul Salamander Crossbowman(Marignon) Pikeneer(Marignon) Swordsman(Marignon) Halberdier(Marignon) Arch Devil(全タイプ) Heliophagus(全タイプ) Illithid Illithid Soldier Illithid Lord Starspawn(両タイプ) Vine Man Water Elemental(全サイズ) Earth Elemental(全サイズ) Manticore Assassin(汎用) Hoburg Militia Demon Knight Cave Drake Iron Dragon Sylph Magma Child Bard Standard(MA Ermor) Standard(Pythium) Clockwork Horror Mechanical Man Battle Vestal Shadow Vestal Shade Bog Beast Minotaur Warrior Minotaur Soldier Minotaur Lord(EA Pangaea) ※バージョン3でEalry Age Pangaeaが居るとエラー落ちする場合、Minotaur Lordの画像名の指定が間違っているので、MODファイル末尾の #selectmonster 1534 #spr1 "./Upgrade/1533_minotaur_lord_1_upgrade.tga" #spr2 "./Upgrade/1533_minotaur_lord_2_upgrade.tga" #end を以下のように修正してください。 #selectmonster 1534 #spr1 "./Upgrade/1534_minotaur_lord_1_upgrade.tga" #spr2 "./Upgrade/1534_minotaur_lord_2_upgrade.tga" #end ---- **Better Independents([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=39225]]) 中立州の部隊の雇用費を激増させ、AIの無駄な雇用を防ぐためのMODです。上記したNo Indy Mapの作製の手間を省き、かつ一部の有益な中立兵の雇用を可能なままにしてくれます。 3種類のバージョンが含まれており、1つは金銭コスト・資源コストの両方、残る2つは金銭コストか資源コストの片方だけを増加させる仕様です。どれを導入した場合でも、まず雇用することはできません。 ただしAIの仕様(AIは雇用クエリを入れる際に資源のことを気にしません)から、資源のみを変更するMODではAIが無駄なクエリを入れたまま永遠に放置する現象が起きるため、作者は推奨していないようです。 弓兵をはじめとする一部の国家に需要のある兵が残されることから、単純に全ての中立兵を排除するNo Indy Mapよりは柔軟性があり、プレイヤーの戦略に影響し難いと言えます。 またAIが延々と主力足り得ないような雑兵を送り込み続けてくることも大幅に減り、より充実した戦闘が楽しめるようになるでしょう。逆にその点について不満が無いのであれば、このMODは必要ありません。 これによる難易度の増加は結構なもので、天秤を経済寄りに設定してきたAIとの戦いは本当に大規模なものになります。とはいえ、これはAIに何らかのチート行為を行わせた結果ではありません。敵の経済を荒らすなどの小技を活用する価値も高まるでしょう。 ---- **Dom3 Sound Pack([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=37761]]) デフォルトの効果音には、とくに連続で再生されるとひどく耳に来るものが含まれます(個人差はあるでしょうが)。そうした不満を解消するため、一部の効果音を差し替えるMODです。 ただしこれは正確な意味でのMODではなく、Dominions3のシステム自体が利用しているデフォルトの効果音ファイルを単純に上書きするものです。自身でバックアップを取っておかないと、戻す時に苦労することになります。 とはいえ、喧しいことこの上ない象の荒れ狂う風景や、女性兵士の大虐殺でいちいち音量を下げる手間は省けますので、気になっている方は導入を推奨します。 なお、置き換わるのは、 elefant.smp(象の鳴き声) f_death.sw(女性の断末魔の1つ。もう1種類あるのでデフォルトの断末魔も混じります) fear.smp(R'lyehのMind BlastやFear効果の魔法などで使用される音。気になるのは前者の一斉発射時でしょう) sling.sw(スリングの発射音) vasande.smp(Wyrmなどの攻撃音) の5ファイルです。これらのファイルは完全に別個のものなので、好きなものだけを入れても構いません。導入の際は、Dominions3のインストールフォルダ内にある、rawsoundフォルダにファイルを入れてください(バックアップはお忘れなく!)。 ---- **Debug Mod([[公式フォーラム、英語>http://forum.shrapnelgames.com/showthread.php?t=36453]]) このMODはゲーム用のMODではありません。その名の示すように、デバッグ(もしくは何らかの実験)のために作られたMODです。 全ての魔法の研究レベルを0に変更し、さらに星Gem1個で呼び出せて全属性の魔法を扱えるDebug Senseiの召喚魔法と、同じく星Gem1個で使える[[The Eyes of God]]、[[Gift of Reason]]、[[Wish]]を追加してくれます。 元のゲームデータから変更されるのは魔法の研究レベルのみなので、実戦で再現するのが難しい、もしくは面倒な状況を作って実験するには最適なMODと言えるでしょう。 なお、不足するGemはWishでGemを、Blood SlaveはBloodを願うことでいくらでも得られますし、資金もGoldを願えば得られます。ただし追加されたデバッグ魔法には星魔法スキルが必要なため、神に最低でも1は持たせておくと良いでしょう。

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