The Death mage uses ancient and unholy rituals to call forth the Eater of the Dead, a dreadful being once banished to the Void by the previous Pantokrator.
和訳
死の魔術師は太古の不浄なる儀式を用い、かつて先代の絶対者によってVoidへと追放された存在、Eater of the Deadを召喚します。
Eater of the Deadはサイズ6を誇る腐肉の塊。初期状態でも多様な能力と高いHPを持つが、防御力や戦闘技能は劣るため、集中攻撃されると比較的容易に潰される。
しかしその真価はTrample能力に加えSwallow on Trampleを持つ点。これは通常のTrampleのように攻撃するが、命中した敵を取り込んで戦場から排除し、行動不能にした上で消化吸収する。
取り込まれたユニットの受けたダメージはEater of the DeadのHPと疲労を回復させていく上に、同時に取り込める数は限度がない。そもそもTrampleを受けないサイズ6以外では対抗するのは難しい。
かといって踏まれなければ楽勝かとなると、高い筋力とそれなりの手数を持つので十分な強敵。また近付いただけで病気になる上に、本体が再生能力持ちのため、十分な備えがないと無駄死にに終わる。
戦闘能力自体も十分に特徴的なものの、この怪物を本当に特徴付けるのは死体を消費して凶悪化していくこと。戦闘後などに州に残された死体を毎ターン自動で吸収し、最大HPをいくらでも増加させていく。
またこの吸収による強化がある程度蓄積されると、Eater of the Dead本体の総合的な能力も段階的に強化される。この際は姿が変わり、攻撃の種類が増加。またターンごとの報告でも明記される。
この変化は初期状態を入れて4段階存在する。戦闘に出していれば否応無く死体を取り込んでいくので、とくに意識せずとも強化されていくだろう。
しかし、この強化こそが罠である。Eater of the Deadの説明文には、「それが十分な肉を平らげ、かつての力を完全に取り戻すまでは、命令に従います」とある。つまり、最終段階になると裏切る。
こうなった場合、Eater of the DeadはUnfetteredに名前が変わり、中立軍扱いへと変化。その時に州に居合わせたかつての味方を虐殺しようと試みる。きちんと備えていなければ壊滅させられる可能性は大。
そして勝利した場合、Unfetteredは州に居座り、州の住人を虐殺しつつその死体を取り込んでさらに強くなっていく。また気分次第で他の州へも移動し、その駐留部隊と住人をも喰らい尽くす。
一旦こうなってしまうと、たとえ魔法による支配などで制御を取り戻しても数ターン後にはまた裏切るため、倒す以外の対処法はない。それが不可能なのであれば、こちらに向かってこないことを祈るだけである。