竜虫とは、知能を持った植物達が自分達の繁栄をより確実にする為に産み出した生物兵器である。
ここではその竜虫の生態等を解説する。
種別:二重羽飛翔種
全長:約26m
生息地:樹海、密林等
主食:果実等
習性:安定した環境を探し、そこを巣として永住する。その際、外敵からその場所を守ったり、木の剪定をしたりして環境を保とうとする。
概要:飛行速度が竜虫の中で最も速く、平常時は約140km/h、最高で300km/h以上の速度で飛ぶことができる。比較的狭い範囲で長く生活する習性を持ちながら、何故それ程の飛行能力を備えているかは不明であり、今後の研究の課題である。
種別:無羽走駆種
全長:約24m
生息地:砂漠、荒れ地
主食:水や樹液
習性:かなり気性が荒く、自分に少しでも害があると判断すれば積極的に襲いかかる。飛ぶことができない代わりに発達した足を持つ。ランドラが歩いた跡は土が耕されて植物が育ちやすくなる。
概要:少ない食料で長時間活動することができ、走る速度は平常時で約90km/h、最高で150km/h。頭部に木の蜜を吸うための管を持ち、それとは別に、邪魔な物を排除する為の独立した"顎"を尾に持つ。
種別:六羽水進種
全長:約25m
生息地:海広域
主食:藻やプランクトン等
習性:水を汚す原因になるものを食べて分解して水質を管理したり、水生植物を運んだりする。温厚な性格で、あまり積極的に争おうとはしない。
概要:竜虫全体で最も大きな質量を持つ。陸上での移動速度は30km/hと大きさに対して遅いが、泳ぐ為の羽が付いており、水中での移動速度は80~100km/hと意外と速い。
種別:双羽飛翔種
全長:約23m
生息地:荒廃地等
主食:生物全般
習性:枯れ木を薙ぎ倒して土地を慣らしたり、他の生物を無差別に食べたりすることで新しい植物が育ちやすい環境を作る。巣を作らず、世界中を飛び回って荒廃地を見つけては降下して土地を慣らす。
概要:飛行速度は90~150km/h。竜虫の中で最も生態が謎に包まれており、肉食でありながら何故わざわざ生物の少ない荒廃地を求めるのかは不明である。
種別:二重羽飛翔種
全長:約28m
生息地:高山
主食:木の葉や実
習性:羽が反射板のように太陽光を反射する仕組みになっており、それを使って植物に当たる日光量を調整し、食料となる木々を育てる。竜虫の中で全長が最も長く、山に巻き付いて体を休める。
概要:飛行速度は100~180km/h。一度山に住み着くと滅多に降りてくることはなく、山中でひっそりと暮らす。戦闘能力はあまり高くは無いが、羽による太陽光の反射攻撃がかなり強力で、多くの場合は失明や火傷を引き起こす程である。反射板となる羽は自由に光量、熱量の増幅、減少が可能であり、科学への応用が期待される。
種別:四羽飛翔種
全長:約20m
生息地:森林
主食:木
習性:世界各地を飛び回り、森林に目を着けるとそこに降りてひたすらに木々を食い荒らす。さらに体から汚染物質を排出し、その場所には数ヶ月間植物が生えなくなる。
概要:竜虫は植物の繁栄を補助する為に作り出された生命体だが、この竜虫はそれとは正反対の破壊活動を行う。知能を持った植物の間にも人類のように戦争が起こったのではないかと推察される。
名前:フライヤード
種別:四羽飛翔種
全長:約19m
生息地:密林
主食:木の実、果物等
習性:各地から大量の木の実や果物を集め、林の奥にある巣に保管する。冬期は集めた実や果物を食べて巣の中で過ごし、春になると溜まった種を木々の少ない地域に散撒き、林を広げる。
概要:中型種の竜虫で、あまり争いを好まない。面積の広い蝶のような羽を持ち、羽ばたいた時の風圧により外的から身を守る。飛行速度は竜虫としては遅めで、50km/h程度。
全長:約20~28m
概要:竜虫は卵の中に蓄積された栄養によって卵の中で幼虫から成虫へと成長し、孵化した時点で完全に成長し切った状態となる。
竜虫の卵は全て共通の見た目をしており、何層にも重なった厚い層に守られ、中から以外は破ることができない特殊な構造になっている。
X線が通らず、卵の中身は謎に包まれており、核爆弾を用いても壊すことができない。
卵の状態でなら宇宙空間、大気圏も渡ることができる為、卵の中は外部と完全に切り離された安定した居住空間が形成されているのではないかという説がある。
■関連項目
最終更新:2014年01月25日 22:28