初めての模擬 実践編

基本的な考え方
現在の大航海時代の模擬戦闘は抜けクリを中心に展開されています。白兵→抜け狙いという一連のプロセスは古典的ですが確立されているといっていいでしょう。
しかし、これは回避技術が熟成されているという前提がまずあり、5-5戦闘では抜けクリ以外の砲撃でなかなか沈まない(絶対に沈まないというわけではない。)という前提から成り立っているものです。なので回避操船が出来ないということは抜けクリ中心の模擬という前提からは外れます。ここは誤解されがちですが、回避操船がしっかりしている相手には抜けクリ戦術は有効です。しかしそうでない場合は流れで撃沈を狙うほうが効率が良いですのでやり方を変えることもあります。(10-10の大海戦、BCでは流れでの撃沈能力が優先されます。)

抜けクリ
抜けクリは一定の秒数でエンターを押すだけの簡単なお仕事です。大砲の装填という目安もあり、基本的に誰でも習得できる技術ですので身に付けましょう。(カロでもキャノンでも速射無しに毎ターン狙えます。)
一応小技として「撤退成功」の文字の表示後素早くエンターを押すことによって撤退後抜けクリが狙えます。これの利点は必ず点滅を確定させているところです。点滅は大きな命中率補正がかかるので高ダメージが狙えます。ただ、回線によって表示後では当たらない場合もあるようですので出来ない場合は無理に狙わず毎ターン狙いましょう。

抜けクリ2
たとえ抜けクリの技術があったとしても。抜けクリの成功率は船首(1/2)、発射タイミングのずれ(筆者体感で4/5)、抜け直後挙動(筆者体感で1/2)相手後抜け(3/4)の乱数を潜り抜け無ければなりません。最も重要なそのターンに抜けれるかどうかという大前提もあります。
基本的にジャストで撃っても当たらないほうが多いです。かなり運の要素に左右されます。これを踏まえて、模擬競技者は麻雀ゲームに近い思考を行います。まず全ての確率のなかで最も確率の高いほうを選択し、順により確率の低い行動に移るといったやり方です。例えば、fにいく場合最も危険なのは船尾風上に付かれている船です。まずこれを潰します。次に船首についている船。といったやり方です。この選択にはベターを積み重ねて勝率を安定させる意味があります。なので例えば同数、または数有利であるのにこちら船首とあいて船尾でギャンブルを行うのは下策です一時的には結果が出るかもしれませんが、長期的には勝率のよくない賭け方です。このように抜けクリ戦術はより勝率の高い行動をとることが重要です。

回避操船
熟練者は抜けクリ以外では沈まない。そんなことはありません、死にます。体調や集中力、回線などの影響もあり熟練者であっても人間ですのでミスすることはあります。ただし、それを期待するのは間違いです。熟練者がミスをするまでにかける時間より、抜けクリに当たる時間のほうが短いからです。なのでミスを待って無駄な時間を消費するのではなく、与えられた時間を有効に使い確実に抜けクリを決めてにいったほうが良いです。

回避操船2
回避操船が上手く行かない。これは仕方がありません、経験が足りないか、システム理解が足りないか、そのどちらかだと思います。
回避操船については書いてやり方を示すのは難しいです。自分で録画した動画や熟練者の動画を見てどの方向に舵を切って避けているか、どの方向に舵を切ってクリティカルダメージをもらっているか見て学ぶのが良いかと思います。一番不味いのはパニックになってめちゃくちゃに舵を切ってしまうことです。常にどの方向に舵を切るか考えておきましょう。そして意識した方向に舵を切ってもらってしまったら次はその舵を切らないなどして対策を講じましょう。(筆者はこれかなり下手です。)

支援
まず、支援がよくわからない場合は近くの模擬経験者に聞いてください。支援数を数えるツールとしてはこちらこちらを利用して下さい。
支援数は意識して伸ばします。f8を押し続ける無駄な時間を削って他の支援を行います。ただし、修理が長時間とまることは避けなければなりません。修理、外科、機雷、予備帆、艦隊料理、支援は模擬の基本です。スキル入れ替えの隆盛と共に操作量の大小は個人差としてますますはっきりしています。自分の能力をより伸ばすよう努力しましょう。(筆者はこれかなり下手です。)

スキル入れ替え
このゲームは突き詰めれば撃たれるときは回避・連弾、撃つ時は水平・弾道・貫通が常に入っている、これが望ましい状態です。操作量が超人並なら可能かもしれません。しかし、そうはいきません常人は撃つたびにスキルを入れ替えるというような忙しい処理はできないからです。しかし、これに近づけることは出来ます。例えば、回避・連弾を常に入れ、抜けのときのみ水平・弾道・貫通を入れる。これは主に攻撃力が求められる場面がおおよそ抜けクリのときしかないと割り切った考え方です。これに、敵船が遠いので連弾外して弾道入れ横で削る、近い敵船がカロネードなので連弾のみ外して弾道入れる、fの時は回避・連弾・せつげんを入れるなど状況にあわせたアレンジが良いでしょう。基本の状態は回避・連弾を発動していることです。
スキル入れ替えが短時間で出来ない場合、キャノンを持ち水平・回避・連弾にて行動し、チャンスがあれば連弾を弾道と入れ替える、これから始めると良いと思います。徐々に余裕が出来て貫通まで入れれるようになり、カロネードを持っても同じようにすれば通用するのではないかと思います。

抜け後スキル・アイテム
このごろになって使用可能になったテクニックです。白兵終了直前に回避スキルや連弾スキル・桶を連打することによって抜けクリが当たる前にスキル・アイテムの発動が行われます。
重要ですのでかならず出来るようになってください。何の技術も入りません。カスタム2に防御スキルを入れ対応するfキーを白兵中押し続けていれば抜け後スキルは成功します。
このテクニックによって水平弾道回避で白兵に突入したとしても回避連弾までは確定するようになりました。ただし、抜け後に割り込みが出来るスキルは1種類のみです。水平弾道貫通で白兵に突入した場合連弾回避を入れてもどちらかしか間に合いません。特に、水平弾道回避で白兵に突入し、浸水するといくら連弾を入れてもポンプが無ければ撃沈されますので注意してください。逆に言えば回避連弾を確実に発動してさえいればいくら浸水しても桶の発動が確定しますのでポンプが無くてもなんの問題もありません。

回避連弾抜き
KR抜きと呼ばれるテクニックです。こちらは撤退後抜けクリの技術が習得できた方のみ狙うチャンスがあります。
実のところ回避連弾に対してキャノンで狙えるダメージは1300を超えます。ただし、水平弾道貫通で有効射程内かつ風の影響がよく点滅状態であるというのが前提です。これを使いこなせるとキャノンも十分な、場合によってはカロネード以上の火力になります。
しかしながら、乱数の影響を受けやすく1300オーバーが出ることもあれば逆に1000にも満たない場合もあるので非常に扱いにくく安全に狙えるチャンスは狙っても大丈夫ですが、これに固執することは避けましょう。安定して狙って良い戦術ではありません。フォローが要らない状況、相手の船の耐久・装甲・対砲撃の有無これらを考慮した上で華麗にKRを抜いて試合を決めてください。

艦隊に貢献する
艦隊に貢献するとはどういうことでしょうか。撃沈でしょうかパスでしょうか。いえ、最も重要な事項は生き残ることです。とはいっても最初は沈むことが多いでしょう。ですが、沈むことが多い→沈まないように有効射程距離から離れよう→せっかく生き残っているのにそれが無意味に、ということがよくあります。では生き残りつつ艦隊に貢献するにはどうすればいいのか?一つの回答として「防御スキルを発動し近い船に見境無く白兵をし続ける」のが最も戦況に絡みつつ生き残る方法ではないかと思います。このゲームでは白兵中が最も安全です。また、乱戦の中では相手は連弾・回避を入れている場合が多く、クリティカルを食らっても生き残ることが多いからです。白兵で貢献するとは自分を犠牲にして腕の差を無くす意味があります。初心者が熟練者に白兵するとその時間熟練者の行動を封じていることになります。いくら撃沈能力が高い熟練者も白兵中は置物です。見方が後ろに付いたら先抜けすると良いでしょう。これだけで撃沈はとれなくとも有り余る活躍が見込まれます。BCや底模擬で回避能力を磨き、ある程度自信がついたらマックス模擬の世界に飛び込んではいかがでしょうか。

艦隊に貢献する2
ある程度模擬慣れしてくると抜けクリを習得し撃沈がとれるようになります。このころから模擬は面白くなってきます。しかし、撃沈が取れる→一刻も早く撃沈を取りたいとなり、撃沈に固執するあまり、艦隊行動がおろそかになることが多々あります。自分が抜けを狙っているということは少なくとも敵のうち一人は確実にフリーであるということです。勝負を焦って狙うべきではない状況で狙うべきではない船を狙ってしまい見方が沈められるということがあると思います。マックス模擬は一戦一戦粘り強く取り組んで勝利を目指しましょう。あせりは禁物です自分だけに有利なギャンブルを行えるチャンスは必ず来ます。それまでは地道に相手の有利なチャンスを潰していきましょう。
最終更新:2011年09月21日 20:09
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