「ゆえゆえー」
麻帆良学園図書館島地下図書室の一角で、部活中の麻帆良学園中等部3‐A綾瀬夕映のもとに
同じ部活の同級生宮崎のどかがトテテと走り寄って来た。
「どうしたですか、のどか?」
「これ、落ちてたんだけど」
「袋、ですか?」
それは、半月型の白い袋だった。
「そうなんだけど…」
聡明な夕映ではなくても、すぐに異常に気が付いた。
半径20センチ以下の半月形の布を二枚貼り合わせて湾曲部分を縫った様な袋。
にも関わらず、のどかが突っ込んだ右腕は肘まで呑み込まれ、
呑み込まれた部分が見えるどころか袋に膨らみ一つ見えない。
「取りあえず、危険ですから腕は出すです。これは、やはり…」
こくんと頷き合った二人には共に、間違った心当たりがあった。
夕映が、一枚のカードを広い額に当てた。

学園の一角に立つ巨木蟠桃、通称世界樹のミニチュアがある図書館島地下広場で、
ネギ・スプリングフィールドはのどかと夕映に合流した。
「魔法の道具を見付けたって」
「これです」
弱冠十歳で大卒教員、天才少年にして魔法使いのネギに、のどかが例の袋を手渡した。
のどかと夕映は図書館探検部、この学園自体がそうだが、
その中でもとてつもない広さと様々な意味での奥行きを誇るミステリー・ゾーン図書館島。
その全容解明を目的として設立されたのが図書館探検部。
学園自体が一種の魔法世界である麻帆良学園でもトップ・シークレットに関わる図書館島地下、
魔法具の一つや二つ、見つかってもおかしくはない、が…
袋を眺め、やっぱり手を突っ込みながら、ネギは首を傾げた。
「分からないですね、僕の知っている魔法具ではありません」
「ですね、私のアーティファクトにもテキストがありませんでした」
夕映が言う。この弱冠十歳の美少年にラブラブにして魔法使いとしての仮契約(接吻)を済ませた二人の美少女、
それぞれにアーティファクトと言われるアイテムを得ている。
夕映のそれは、魔法世界の大概の事が網羅された魔法百科事典の「世界図絵」。
「それから、こんなものも見つかりました」
のどかが差し出したのは…
「単語カード、ですね」
ネギの教科である英語の英単語にも使われる、リング式単語カードを手にしたネギが言う。
「えーと…フエルミラー?……!?!?」
単語カードに書かれた文字を読みながら袋に手を入れていたネギがのけ反った。

「ネギせんせー!」
「こ、これは…」
のどかが悲鳴を上げる前で、夕映が息を呑む。
三人の目の前には、いつの間にやらデンと鏡台が置かれていた。
「…特に魔力は感じませんが…この鏡、映りませんね…スイッチ?」
鏡を覗き込んでいたネギが手近なスイッチを押すと、何かにぶつかり再びのけ反った。
「!?」
「ネギせんせー!?」
二人の少女は、目の前の光景に言葉を失った。
「ネギせんせーが、二人…」
ようやく、のどかが現状を言葉にする。
「…危ないっ!風楯っ!」
神の視点でざっくり書いてしまうと、二人の少女の前に飛び出したネギが、
不敵な笑みを浮かべた偽ネギが放った光の矢を防御する。
「ラ・ステル、マ・スキル…」
状況を把握し切れていないネギと、そんなネギの事を読み取った上で迷いの無い偽ネギ、
この時点での勝負はあった。
「光の29矢!」
「風花風障壁っ!」
風がやんだ時には、既に偽ネギの姿はそこにはなく、
「あれっ」
「どうしたですのどか?」
「あの袋、あの袋がっ!」
「鏡も、なくなってます」
「探さないと、あんな大変なもの…」
立ち上がる夕映をネギが制する。
「僕から離れないで下さい、危険です。取りあえず、仲間を呼んで…」

タッチの差だった。
フエルミラーから表の世界に脱出した偽ネギは、本棚の陰から偽世界樹の広場をじっと伺っていた。
そして、奪った袋、つまり四次元ポケットを探る、何か時間を稼げるものはないかと考えて。
出て来たのは、鎖の無い懐中時計だった。
「カシオペア、じゃなさそうだけど…」
試しにスイッチを押すと、広場に残っている三人がピタッと動きを止め、微動だにしなくなった。
時間が止まっている。ネギの裏としてネギとしての記憶もある。元々が魔法使いである分、
しかもタイムマシンやエヴァ・リゾートの使用経験の記憶もある分、
異常事態、特に時間系のそれへの対応能力は常人以上だった。
偽ネギは、図書館島地下の奥の奥、タイムロック下で物理的に行き着く所まで本物のネギを運ぶと、
裸に剥いてその場に放置した。
それから、偽世界樹の広場に戻り、
魔術「眠りの霧」の詠唱が終わる直前に懐中時計つまりタンマウォッチのスイッチを押した。

「のどかさん、ゆえさん」
「ん、んー…」
のどかと夕映は、自分達が世界樹のレプリカの前に長座し、頭を寄せ合う様に眠っていた事に気が付いた。
「あ、ネギせんせー…」
のどかが寝ぼけた声で目の前の人物を見上げる。
その声に、偽ネギはにやっと笑い恋する乙女はにこっと笑う姿を見た。
「どうしたんですか?魔法の道具があるって伺って来たんですが」
「え?あ?その…」
のどかは、右手に握った白い布の袋を持ち上げる。
「これ、なんですけど…」
のどかが袋に手を入れると、手は袋の中で簡単につっかえた。
「あれ、どうしたんだろ、おかしいな…」
ぐいぐい押す内に、簡単に袋の底が抜ける。
「何かの錯覚だったのでしょうか?」
夕映が穴の空いた袋を覗き込む。
「何か、面白い夢でも見てたんですか?」
「そうですねー、あははー」

女子寮643号室。
「あれ、ネギ、あんた左利きだったっけ?」
「ああ、僕両利きなんです。こっち来て随分経ちますからねー。
ちゃんと直したんですけど、リラックスすると地が出てしまいまして、すいません」
「ええよ、謝らんでも」
「食べよ食べよ」

ネギの裏と言うだけあって、その性格はドスケベイの悪ガキである。
そんなクソガキがタンマウォッチを手に入れたからには、
「キタ――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」
女子寮大浴場「涼風」のド真ん中で漢の浪漫を叫ぶのは当然過ぎるほど当然の話。
「フヒヒwww、この猿、剥いたらいい体してんなぁー」
最も身近に記憶している乱暴者のタオルを奪って、手も足も出せない優越感に浸りながらとっくりと眺める。
目の吸い寄せられるままに那波千鶴の爆乳をモミモミパフパフちゅうちゅうして、
それには負けても明石裕奈、大河内アキラの堂々とした膨らみを揉み比べ、
スポーツ少女の健康的な太股の手触りを堪能する。
その他、もみまくり抱き付き頬ずりし縦横無尽に駆け回る。
時間が止まっているので跳ね返る弾力が無いのは取りあえず仕方が無い。
表のネギも紳士面しておきながらあり得ないぐらい直面して来た以上、
裏のネギの誇りに掛けて秘密の花園観覧三十人巡りを達成する。
「だれー?こんな所にシャンプーこぼしたのー」
ジャー


翌朝、偽ネギはぼーっと職員室の机の前に座っていた。
その後、ポケットが希望通り出してくれた百科事典系のツールで、
ほとんど徹夜して自分が何を得たのかをかなりの部分把握出来た。
取りあえず、本物のネギの始末をつけ、
のどかと夕映の四次元ポケットに関係する記憶については、二人に所有権を放棄させるまでもなく
メモリーディスクを使って消去捏造しておいた。
タンマウォッチだけでも十分とんでもないものを、想像を絶するものを手に入れた。
この学園の、それも魔法使いであれば、それ以外の人間と比べて非常識と言える範囲はかなり限定される。
多少非常識な力で何か悪さをしようとしても、簡単に捻り潰されてオコジョ生活が待っている。
しかし、偽ネギが知った事が本当なのだとしたら、これはそんな領域、
麻帆良の魔法使いをも遙かに凌駕した非常識。
ここまで非常識に反則技なものを手に入れた事が分かり、
取りあえずドスケベの悪ガキとしては、目先の興奮に溺れて詰まらない無駄撃ちをした事が悔やまれる。
そう、これさえあれば何でも出来る、焦る事は無い。
男にも、初体験の浪漫と言うものがある、
旅立ちの前に憧れの女教師の自宅で折り入ってお願いして一緒に銭湯(以下略)とか。
焦る事はない、最低一ヶ月は企画を練り上げその時に向けての昂ぶりを深く静かに…
「ネギ先生」
そんな偽ネギに声を掛けたのは他でもない彼が親しいの女教師だった。
「ああ、しずな先生、おはようございます」
腰を曲げたしずなと振り返った偽ネギの頬が触れそうになる。
その横で、しずなのゆったりとしたトレーナーから押し寄せるド迫力を目にした瞬間、
偽ネギはあっさりと方針転換を決定する。
「分かりました」
そんな事をおくびにも出さず返答する偽ネギの元を、にっこり笑ったしずなが離れた。
打ち合わせ、職員会議、ネギの記憶のままに偽ネギはそつなくこなす。
「ネギ先生」
授業に向かおうとした時、硬い女性の声に偽ネギは振り返った。
「ああ、葛葉先生」
「それで、この間の犬上小太郎の件ですが、西でも…」
「そうですね…」
このクソマジメで眼鏡を取ったら(取らなくても)いい女のオカタイ美人女教師の熟れた体を裸に剥いて
這いつくばらせてヒイヒイいわせてやりたいとほとんど定型文な思考を巡らせその実現方途を考えている事など
偽ネギはおくびにも出さず、葛葉刀子は目の前にいるのが真面目なお子ちゃま魔法先生である事に
一縷の疑いも持つ事は無かった。
「試して見るか…」
一礼してネギと分かれた刀子のスカートに浮かぶ形のいいヒップラインを眺めながら、
偽ネギは顎を撫でてにっと不快な笑みを浮かべた。
遙か年上で魔法使いとしても実力者でしかもいい女。これが成功するなら、本物だ。



「しずなせんせぇー」
「あらあら、甘えんぼさんね♪」
ハートマークのライトの下、偽ネギはトレーナーをまくり上げ、
某桃系メーカーで規格外の多い大きさでもお洒落を楽しんだブラを外したしずなの胸を吸い、
ぐりぐりと谷間に顔を埋めて動かす。そんな偽ネギの頭をしずなが優しく撫でていた。
放課後、偽ネギはエンジェル弓矢で射止めたしずなを誘い、
偽ネギが先頭に立って即席スイートホームに入居していた。
念願叶って不要になった矢を引っこ抜きベッドにお誘いし上着を脱がせて見ると、
何しろゆったりとした服の上からでも桁違いなまでの迫力を見せつけているのである。
それを直に目の当たりにすると、若々しい張りをまるで失わないまま問答無用のボリュームを見せつけて来る、
これを遠慮無しに見せつけられたエロガキに作戦もクソもあったものではなかった。
「しずな先生、僕、もう…」
胸の谷間からキラキラした瞳で上目使いに見る偽ネギに、しずなはにっこりと笑いかけた。
偽ネギがいそいそと下半身裸になり、しずなのスカートとショーツも脱がせる。
「そう、焦らないでいいの。ここに、ここに入れるのよ」
「はいっ、しずな先生…先生っ、ああっ、ぼっ、僕っ…」
途中からは芝居ではなくなっていた。
ひねくれた悪ガキ、ついでに記憶の上では年齢の割にはやたらと女性の裸に縁があったとは言っても、
所詮は十歳のチェリー、それも、オリジナルとは違って煩悩の塊と来ている。
あっと言う間に素の弱みを晒し、甲高い程のうめき声を上げて再び自分の胸に帰って来た偽ネギを、
やはり人為的にでもすり込まれたメンタルな快感に高い声を響かせたしずなが
優しい微笑みと共にその頭を撫でた。

しずな相手に筆下ろしをすませ、たっぷりとスナオンを盛った上で即席スイートホームに待たせた偽ネギは、
もう一人の標的美人女教師の姿を追っていた。
「葛葉刀子…
全ての仕事を終え、18時00分に桜通…丁目の道を通って帰路につく」
事はあらかじめ日記に書き込んである。果たしてその通りに彼女は姿を現した。
書き込むだけで他人の行動、運命を意のままに操る恐ろしい道具。
前世の因縁でもないだろうが、そんなウルティマ・ウエポンを使わせる程に手強い相手。
まだ命は惜しいので彼女に弓矢を向ける様な真似はしない。
安全な場所で偵察衛星でおおよその位置を確認した後、
クイックを服用した後、採取パウダーで足跡を採取しゆうどう足あとスタンプで誘導して行く。
刀子の足が、セロテープを貼ってスタンプの上に乗せた友情カプセルを踏むのを確認してから、
誘導装置をコース決定機に切り替える。
「おや、いらっしゃい葛葉先生」
「ネギ先生」
図書館島裏、何が建っていたのかレンガの壁だけが方々に残る一角に立ち、
ネギとしての記憶には無い極上の笑みを見せられただけで偽ネギは戦慄を覚えた。
その壁の一つに、リザーブマシンで偽ネギが剥がす事を予約し
念のためゴマロックで施錠したかべ紙秘密基地が張り付けられている。

既にスローでペースを戻した偽ネギは、
秘密基地の中に刀子を案内し、そこに用意したテーブルでティータイムを楽しむ。
普段であれば決して見逃さないであろう達人も無二の親友のご馳走に疑う術もなく、
ハーブティーに混入したスナオンが十分に馴染んだ所で、
刀子は偽ネギの後を追って近くに建つ即席スイートホームに入居し、熱い友情を熱烈な愛情へと昇華させる。

部屋の中で、バスタオルを体に巻いて屈託の無い笑顔を浮かべるしずな、
エコーするガーンと言う効果音を背景に立ち尽くすスーツ姿の刀子、
その真ん中に立つ偽ネギ、
この先に待っているのは多くの場合修羅場である。
かああああっと顔色を沸騰させた刀子は、その熱烈な愛情の余りきびすを返して入口に向かっていた。
「待って下さいっ!」
偽ネギの叫びに、刀子は足を止める。
「確かに僕としずな先生は、ついさっきまでここで熱く濃厚な……な……な……な……な……な(以下略)
時間を過ごしていました。
でも、それでも、僕は葛葉先生の事が大好きなんです。
しずな先生も、葛葉先生も、とても魅力的で、二人への愛を比べる事は、どうしても出来なかったんです」
熱い口調で言い募り、偽ネギは刀子の背中にぎゅっと抱き付いた。
偽ネギにしても、ほんの僅かな不安を禁じ得ない、道具の効能にちょっとでもガセがあれば、
瞬きする間もなく挽肉から灰への直行コースを辿る暴挙に他ならない。
だが、刀子は、振り返ると見た事も無い様な優しい眼差しを偽ネギに向け、きゅっと偽ネギを抱き締めた。
「仕方がありません、ネギ先生はこれほどまでに魅力的なのですもの」
偽ネギが爪先立ちになり、静かに唇を交わす。
「…でも…」
刀子から離れた偽ネギが、ちょっと斜め下を向いて口を開いた。
「さっきの葛葉先生、怖かったです。もしかしたらもう僕の事愛してないんじゃないかって」
「そんな事ないですよ」
「さっきのしずな先生、すごく綺麗で、一杯気持ちよくて、僕と一杯一杯愛し合いました。
葛葉先生、綺麗な葛葉先生、どんな風に僕の事を愛してくれるのか、見せてくれませんか?」
刀子がちらっと視線を走らせるとしずなはにこっと無邪気な微笑みを浮かべ、
刀子は少し困った様な表情を浮かべてからジャケットのボタンを外し始めた。
スーツ、ブラウスが床に落ち、ベージュの下着姿になる。
「先生、後は僕が」
実はさっき教えられた通りに、ネギが最後の仕上げで刀子を裸にしていく。
「隠さないで、僕の愛する葛葉先生の全てをちゃんと見せて下さい」
ぷるぷる震えながら気を付けをする刀子を、偽ネギはその記憶とのギャップからも猛烈に可愛いと思った。
「どう?胸も小さいしオバサンだし大した見せられたものじゃないけど」
「綺麗ですよ、先生」
偽ネギは、にっこりと天使の笑みを浮かべたが、これは本心だった。
武道家らしくしっかりとした、しかし無駄のないすっきりとした体つきで、
しずなが目立ちまくっているだけで出る所もちゃんと出た、成熟した女性として十分魅力的な裸体、
特に男子生徒が秘かに口にしてやまない、すらりと伸びやかに、そしてしっかりと踏みしめる脚は絶品だった。

「その証拠に、僕の恥ずかしい所も、その先生の綺麗な裸で熱くなってる。
こう言う時、葛葉先生は愛する男性にどの様に対策をとられるのですか?」
刀子は、その場に跪き、偽ネギのズボン、トランクスを下ろしていく。
「はうっ」
そして、まだ幼さを残しながら弾けだしたものを口に含まれた偽ネギが声を漏らした。
「んっ、あんっ、葛葉、先生。葛葉先生こんな風に、あの真面目な葛葉先生が、
彼氏の人にもこんな風にしてるんですか?」
「あんっ、言わないでっ、いつも、こんな風にしてるんじゃないんですからねっ」
「はっ、はいっ、嬉しいですっ」
「んっ、んんんっ…気持ちいい?気持ちいいですか?…あっ…」
刀子の口から弾けだした偽ネギの先から、刀子の顔面目がけてまだまだたっぷり残っていた噴射が直撃した。
「あうっ、ご、ごめんなさいっ」
偽ネギはあくまでうぶな態度を取り繕う。
「はあぁ…ネギ先生のぉ…んんんっ…」
刀子は、べっとりと顔を汚したまま、柔らかくなりつつあったものに改めてむしゃぶりついた。
「んっ、んんっ…葛葉先生、お風呂でお顔を、綺麗なお顔、僕が汚したら…」
「はい」
刀子がバスルームに入っている間、偽ネギはベッドに座った。
「しずなせんせー、僕ー、しずな先生のおっきなおっぱいでも気持ちよくして欲しいなー」
「はいはい、ネギ先生おっぱい好きですからねー」
しずながベッドを降り、ベッドに座る偽ネギの前に跪いて挟み込んだ。
やはり、そのインパクトと共に、厚い柔らかさの中に呑み込まれ、偽ネギはうめき声を上げる。
刀子によって硬く、そしてぬるりと滑りの良くなった偽ネギのものを柔らかな膨らみが挟み込み上下に刺激し、
しずなの笑顔も又、偽ネギの欲情の証によって熱く白く彩られた。

「んっ、んんっ、んっ…」
ベッドの上に、刀子の長い髪の毛が広がる。
ベッドの上に両脚を広げて座る偽ネギの男に覆い被さる様に、
黒髪の散る広いぐらいに鍛えられた背中、しっかりとした尻を偽ネギに晒しながら
刀子はそこを口に含み刺激していた。
「あっ、僕っ、僕、そろそろっ…」
偽ネギの声に、刀子は口を離して身を起こした。
「葛葉先生…」
「…刀子…と呼んで下さい…」
「刀子…さん…」
キラキラとした瞳で見つめ合いながら、ベッドの上で二人は唇を重ねた。
「僕、刀子…先生が欲しい…」
真摯な瞳で訴える偽ネギに、刀子は悶死する程可愛い照れ笑いを浮かべた。
「はっ、はああっ、はあああっ!!」
そして、ベッドの上で身を起こした偽ネギと正面から抱き合い、その上から貫いた刀子は
次の瞬間には獣の悲鳴を上げていた。
長い髪がバサッ、バサッと揺れ、反り返った顎の下から白い喉が見える。
作り物であれなんであれ、メンタル中心の女性の感覚に純粋熱烈な愛は最高の媚薬。

「あうっ、僕、僕もうっ!」
「は、はいっ、出してっ、私に出してっ、私も私もあぁー…………」

“き…決まりだ…四次元ポケット…本物だ!!”
偽ネギは全裸でソファーにふんぞり返りながら、目の前で、
年端もいかぬお子ちゃまが全裸でふんぞり返る前で丸裸の美女、それも現役教師二人が全裸で跪くのを見て、
それも片や問答無用のド迫力爆乳セクシー、片や折り目正しい凄腕魔法剣士の堅物真面目美女。
何れ劣らぬ美人女教師二人が全裸で跪きそんなお子ちゃまの不浄の部分を恍惚とした表情で嘗め清めている。
この退廃的な姿を見下ろす偽ネギの心には、ふつふつと自分が手に入れた力が実感として沸き上がって来る。
魔法使いであればこそ知る無力、人を超えた力を持つからこそその縛りは厳しく魔法使いたちに目を光らせる。
だが、この力をもってすれば、
そんな魔法を縛る力をも問答無用にブッ千切る事が出来るかも知れない、いや、出来る。
この麻帆良学園を支配する事すら出来る、この、魔法使いの一大拠点、
巨大な力を秘めた麻帆良学園を支配出来ると言う事は、行く行くはその力を使ってこの世界そのものすら…
ネギとしての記憶にある、京都の巨大な鬼の事が思い出される。
あの程度の事でもあれ程までにあわやと言う事になった。
やはり未来の力を持った一人の少女にもいい様に翻弄され、それを救ったのは「ネギ」だ。
自分が、ネギの力と頭を持った自分が、この魔法すら遙かに超越したとてつもない力を手にした。
「ネギ君、ネギ君早くぅ」
「ネ、ネギ君、ネギ君頂戴…」
「頂戴、何をどうするんですか刀子先生?」
「ああんっ、ネギ君の、ネギ君のヘノコ、うちの、うちのオソソに早ぅ、早ぅズンズンぶち込んでぇ」
「うわぁ、色っぽい、しずなせんせーちょーっと待って下さいねー」
「はーい♪とーこ先生いってらっしゃーい」
「はあああっ、来るっ、いってまうぅぅーーーー…」
ずっと年上で、本来教え導くべき立場の二人の美女が一糸まとわぬ姿で並んで床に這いつくばり、
白い尻を突き出し振り立てて哀願する痴態を目の前に、
そのしっかりとした女体を交互に抱え込み貫いて
ジューシーに潤い熟した肉の感触を直に自分の肉で感じ取り味わい比べ満喫し溺れながら、
偽ネギは心の底から叫んでいた。
「僕は、新世界のネギになる」


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年07月10日 22:36