小説1

作.DORAKI

第一章:痛み

僕はごく普通の小学生だ。成績もずば抜けていいほうでもなかったし、
オチこぼれる様に悪くもなかった。
ある日小学校に入学してからずっと5年間好きだった子にフラれてしまった。
理由は、「ほかに好きな子ができた。」しかも相手は僕の恋愛相談に乗ってくれていた人だった。という、すごいありがちなどこでも起こるような、フラれ方だった。僕はすごく悲しかった。フラれた後も僕は抵抗して取り戻そうとした。だけど相手の子は、運動もできて頭も良くて
かっこいい子だった。周りからも「あいつのほうが幸せにできる」とか
批判を受けた。さらに、相手の子からも批判を受けるようになった、その後二人は付き合っているのか動かもわからない。
僕もそろそろあきらめる気になり、中学の入学式で完全にあきらめた。
だが、その二人は別れたしかもケンカで、ケンカの理由は入学式当日、
サクラの花びらをつかもうとして遊んでいる相手の子を見て、僕が好きだった女の子が「私たちのしていたことパクらんとってくれる?」と軽い気持ちで言ったのにもかかわらず、相手の子が「ならいいよ。別れる」と言い出したそうだ。僕はそこでも悲しみを覚えた。あんなに批判しておきながら1年もたたないうちに別れる。それが許せなかった。だがその女の子は次の年に転校した。あの痛みは忘れない。

最終更新:2009年01月26日 18:11