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392 :名無しの心子知らず:2008/05/27(火) 11:02:36 ID:VPdKC1Tl
むかーしむかしのおはなしです。

一人暮らししていたじいさんが死んだ。
目の悪いじいさんは、通帳と印鑑を友人(♀)に預けていた。
私は、じいさんの友人宅に電話をし、通帳と印鑑を受け取ろうと思った。
「それがね、見当たらないんですよ」
という返事が返ってきた。
その後しばらく、通帳と印鑑の件で電話をかけるたびに、同じ返事が返ってきた。

私は、じいさんの友人宅へ赴いた。
通帳と印鑑は、居間の座卓の上に置かれた小物入れに、
当たり前のような顔をして鎮座していた。

通帳と印鑑を受け取って、銀行へ行った。
じいさんの口座にあるはずの預金は、跡形もなく消失していた。


393 :名無しの心子知らず:2008/05/27(火) 11:05:18 ID:Ce4uHx22
ドロボー!!


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最終更新:2008年09月23日 21:59