長崎県警大浦署は2日、延長コードで隣家から電気を盗んだとして、長崎市星取1、無職、山内茂容疑者(51)を住居侵入容疑で逮捕した。山内容疑者は自宅の電気を止められ、酷暑で寝苦しい夜をしのぐため「電源を拝借して扇風機を回した」と供述している。
調べでは、山内容疑者は1日午後8時ごろ、隣家の無職男性(66)宅の敷地内に侵入し、1階外壁の給湯器付近にあるコンセントに延長コードを差し込んだ疑い。隣家の男性が2日午前6時ごろ、外壁に見慣れない延長コードが差し込まれていたため不審に思い、110番した。コードは高さ約1メートルのコンクリートブロックを乗り越え、山内容疑者宅に引き込まれていた。
山内容疑者は「この夏は暑くてどうしようもならない」とも供述。同署は、夜にコードを差し込み暑さをしのぎ、翌朝に早起きしてコードを抜いていたが、この日は寝坊して抜けなかったとみている。【柳瀬成一郎】
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