101-178

178 :名無しの心子知らず:2010/05/27(木) 09:53:43 ID:ixOVXKek
うちのトメはいわゆる芸術家。
それなりの協会で正会員だったり教室持ってたり、個展も何度か
開いてたりそれなりの賞も取っている。
それなりに有名な賞を取った作品をうちの玄関に飾ってたら、消えた。
どうやって持ち出したのかと思ったら、私の隙をついて駐車場の隅に
移動させて後でこっそり取りに来たたらしい。
正直バレバレだったんだけど、ぶっちゃけある種のイヤゲモノだったのと
泥ママの元からの良い人柄もあって、旦那共々
「あれ、どっかいっちゃったね」
くらいで済ませて泥ママにもトメにも言わないでいた。

それが、しばらくして泥ママの父親が泥ママ宅を訪ねた際に、
泥ママ宅に飾られてたらしいトメの作品を見つけた。
偶然にも、泥ママ父がトメと同じ協会の別部門の会友だったとかで、
うちのトメのその作品を知ってたらしい。
泥ママ父「この作品はどうしたんだ?」
泥ママ「貰った」
泥ママ父「あの人の○○賞の作品だ、貰える訳がない」
で、泥ママ引きずりながら泥ママ父が同市内のトメに連絡して発覚。
トメから「あの作品、泥ママさんに譲ったの?」
って連絡来た時は正直何の話か理解出来なかった。

「家中にあったからひとつ位無くなっても分からないと思ったし、
すっごく気に入ってどうしても欲しかった」だとか。
結局、我が家に謝罪、泥ママ父がトメに買取りとしていくらか払ったそうで、
作品は泥ママ宅に飾られてる。
トメは作品を気に入って貰えた事が嬉しかった様で
「うちの息子と嫁は芸術センスがないから」とか言って、泥ママ餌付け。
この件以外はママさんは全然セコケチでもなければ
…むしろ金に大らかな被害者タイプで、逆によくセコケチに
たかられたり泥の被害を受けても泣き寝入りタイプなので、
この件以後も付き合いは変わってない。
幼稚園が一緒の子ども同士も、特にこの件は知らないけど
以前同様仲良しだし。

ただ、事ある毎の
「あの時は本当にどうかしてた、ごめんなさい」攻撃がうっとおしい。
こっちは本気で気にしてないし、気の迷いで衝動的にやらかして
しまったんだろうねぇ、程度だし。
というか
「抽象画なんて理解出来るか!
50号なんて一般民家におけるか、邪魔だあんなデカいの!」
とは夫とここにしか言えない。

 
179 :名無しの心子知らず:2010/05/27(木) 09:59:20 ID:5hOnNgTz
ということは、泥ママは50号の絵が邪魔にならずに置ける豪邸に住んでいる、と。
 
180 :名無しの心子知らず:2010/05/27(木) 10:02:18 ID:bB+f7Ri3
50号サイズググっちゃったよw
116.7 x 90.9cm・・・こそっと持って帰るにも大変そうだなw

 
182 :名無しの心子知らず:2010/05/27(木) 10:20:41 ID:nBzK3awO
気の迷いにしても相当奥深い迷宮に迷い込んでたよね。
家までの距離はどれぐらいなんだろう。
そのまま小脇に抱えて・・には苦しいサイズだし、亀の甲羅のように
背負っていったか隠していたという駐車場の隅で持ち運びやすいよう
梱包したか、車を使ったか。
普通ならどこかで我に返るだろうに。

 
183 :名無しの心子知らず:2010/05/27(木) 10:28:23 ID:oJIHdllm
しかも重いし
 
188 :名無しの心子知らず:2010/05/27(木) 10:41:37 ID:V2NcLnwi
本当の意味での
「魔が差した」と「気の迷い」の貴重なサンプル例

 
189 :名無しの心子知らず:2010/05/27(木) 10:49:59 ID:dRLJT/Nq
泥ママがみんなを幸せにした希有な例ともいえる。
 

次のお話→ネイル奥(199)


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2021年05月08日 00:45