107-882

筍泥ママ

882 :1/4:2010/07/23(金) 12:41:57 ID:9lk1dszh
子供の頃凄い筍好きだったのに、いつからか不明だけど
何故かダメになった。
その理由が泥と関係していることが、最近になってわかったのでカキコ。
長文スマソ

親戚の家の裏山で筍がとれるので、毎年その時期になると母親と
泊りがけでとりに行っていた。
その裏山はそれ程高くなく、地上から急斜面が続き、途中少しなだらかな
場所があり、そのあとは頂上まで急斜面だった。
普段は親戚の裏庭から行ける、親戚が整備した急勾配な道を通って
上るんだけど、小三の時に行ったら前日が雨で危険な為、
親戚のおじさんだけが筍とりに山に登った。
仕方がないので私は、親戚の子供A子(小五)・その弟B男(小三)
・近所に住むA子の遠縁C男(小四)やはり近所に住むA子の
クラスメイトのD子(小五)と裏庭で遊んでいた。
すると、山からおじさんが何かを怒鳴っている声が聞こえたら、
何かが山から転がり落ちてきた。
鈍い音で叩きつけられたのは、泥だらけの大人の女性だった。

 
885 :2/4:2010/07/23(金) 12:49:16 ID:9lk1dszh
突然の事に全員声も出ず固まっていたけど、A子が
「大丈夫ですか?」と声をかけた。
弱々しい声だけどしっかりした口調で「大丈夫」と答えたその女性の手は、
子供にも「ヤバイでしょ」と思える程、ありえない方向に曲がっていた。
するとD子が
「あれ…?C男のお母さんですか…?」と言った。
私は子供だったのでこの時は詳しい事情は知らないけれど、
C男のお母さんはC男が小一の時にいなくなった。
子供心にも、C男の母親の事に触れていけないのは何となくわかって
いたので、特に母親の事を誰も聞いたりしなかった。
(大人になってから知ったんだけど、借金だか浮気だかで離婚だか
別居をされ隣の市に住んでいたらしい)
でも、目の前にいるのがC男のお母さん?と驚いたんだけど、A子とD子が
「C男、お母さんと会うの久しぶりなんだから何か話しなよ!」
「そうだよ!」と言った。
するとC男は「…お母さん、元気…?」とぼそぼそと話しかけると、女性は
「…うん…。C男も元気そうだね」と笑った。

 
886 :名無しの心子知らず:2010/07/23(金) 12:50:32 ID:O0Qpt2v1
別の意味で涙の再会だ…。
 
887 :3/3:2010/07/23(金) 12:53:01 ID:9lk1dszh
4スレじゃなく3スレで収まった。

でも、女性は地面にうつ伏せで上半身起こした状態で、でも腕は
ありえない方向に曲がっているので、私は
「どう見ても元気じゃないだろ!」と内心突っ込みを入れていた。
そのやり取りの間に、B男が表庭にいた大人たちを呼び、
山にいたおじさんもおりて来ていて救急車を呼ぶ騒ぎになった。

その後、数日親戚の家に泊まったはずなんだけど、残念ながら
このあとの事は全く思い出せない。
この話自体もすっかり忘れていて、母親と話しているうちに、
だんだん思いだした。
ただ、この後から私は筍を食べると吐くようになり
次の年からこの親戚の家に行くとなると高熱を出すようになって、
行かなくなったと母親に教えて貰った。
今でも筍を食べると吐く。

 
906 :882:2010/07/23(金) 13:39:56 ID:9lk1dszh
改めて読み返してみたらわかりにくかったかもです。すみません
Cママが親戚の山で筍ドロをしていたところ、おじさんに見つかって
怒鳴られてビックリして落ちてきたみたいでした。

 

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最終更新:2021年05月11日 04:01