111-723

(編集注:強欲おばがママか不明なので番外編へ)

723 :名無しの心子知らず:2010/09/16(木) 13:45:41 ID:SK7kHkyW
親戚の強欲おばさんが泥棒まがいのことしてた。
つーかまがいじゃなくて泥棒だと思うけど。

とうに亡くなった祖父が若かりし頃の母と祖母に買ってくれた
とある記念日の指輪があったんだけど、母が嫁ぐのを寂しがった祖母は
その指輪を娘と思って自分の指輪と一緒に持っていたいと言ったそうだ。
時折取り出して眺めたりするだけで良かったんだって。
私はその話を小さい頃に母から聞いていて、なんかおばあちゃん
本当に寂しかったんだな・・・
って思ったことがある。

その祖母がちょっと前に亡くなったのだけど、亡くなるちょっと前に
祖母が母を呼んで指輪の件で謝ってきた。
なんでも強欲おばさんが母と祖母の指輪の存在を知っていて
(石自体がかなり良いものなので)
年老いて細くなった祖母のサイズにお直ししましょうって持って行って
しまったらしい。
そしてやっと戻ってきたと思ったらなんと勝手に指輪をリフォーム
してしまったとのこと。
リフォーム前の指輪は今でも全然古臭くないデザインですごく素敵
だったんだけど、戻ってきた2つの指輪は10年前のジュエリーツ○ミ風って
いうか新聞のチラシに安売りで掲載されてるやつみたいで私もびっくりした。
なんでこんなにダサくなるのかと。
祖母いわく、
その他の宝石類の分配は終えたんだけど、この2つに関しては
亡くなるまで手元に置きたい、でもデザインが変えられてしまった。
ただ私が亡くなったら出来れば元通りのデザインに戻して母と孫(私のこと)
に引き取って欲しいとのことだった。

分けます。

726 :名無しの心子知らず:2010/09/16(木) 13:58:46 ID:SK7kHkyW
祖母が亡くなっていろいろ整理してある程度の形見分けも済んだ頃
例の指輪を仕舞っていた引き出しを開けたら空っぽになっている!
私は当初からその強欲おばさんが指輪を自分のにするつもりで
デザインしただろうなって思ってたし、第一指輪のサイズが
大きくなってること(たぶんおばさんの指にあわせてある)が
もう間違いない感じだと思っていた。
でも母は一応丁寧にその所在を尋ねてみた。
勿論そんなの知らないとしらばっくれるおばさん・・・

祖母の指輪の所有権は祖母だけど、もう1つの指輪の所有権は母にある。
宝石鑑定書?みたいなのも嫁いできた時にその他の鑑定書と一緒にある
はずだから帰ったら探しておばさんに突きつけようってことになったけど、
結局鑑定書はどこかにまぎれて探し出せなかった。
祖母が亡くなった直後のこともあって母は既に諦めムードだった。
でもくやしい。私がどうしても欲しい!ということではなく
騙し取られたのがむかつく!どうにかして取り返してあげたいと思った。

その後あれこれ考えて、石自体がかなり高価なのでリフォームした店は
限られてくるってことに気付いた。
老舗の宝石屋が入ってて昔から贔屓にしていたお店をあたれば
たぶん手がかりになるだろうと母に提案してみた。
といっても母実家は遠くてなかなか簡単には行けないので、
母家族で贔屓にしていたお店で作った宝石を何点か携えて
法要がある時期に行ってみようということが決まった。
続きます。

730 :名無しの心子知らず:2010/09/16(木) 14:23:00 ID:SK7kHkyW
で、その時は私は仕事が忙しくて一緒に行けなかったんだけど
頑張って取り戻そう!って気力が母に沸いてきたようだったので
安心して送り出すことが出来た。
持っていった宝石類は結構特徴のあるデザインだったので、
最初にここかな?
と目星をつけたお店がドンピシャで、指輪自体の鑑定書がなくても
母が若い頃にいくつか作ってもらったってことはその他の鑑定書で
わかったらしい。
それでリフォームされた指輪の話をするとそこの主人の顔色から、
やはりこの店でおばさんがリフォームしたようだってわかったそうだ。

ただ若い主人(といっても40代とかだけど)だったので、その2つの
指輪を確実に所有しているって証明が出来ないと誰がリフォームを
依頼したとかって内容は一切お話出来ませんと断られた。
でもその指輪と同じ石で一緒に作ったペンダントのトップを見せながら
母は食らい付いてみたそうだ。
もし問題なら先代に聞いてみて欲しい、当時のデザイン帖も
残ってるはずとひたすら食い下がってみたけど聞き入れてもらえないので、
最後はじゃあ警察に被害届出してみますね・・・
とすごすご帰るはめになった。

やっぱり駄目だったかーって話を聞いて私もがっかりしたんだけど、
その後の法要でいきなり指輪の石だけ2つ手元に戻ってきた。
おばさんは何にも言わず箱を2つ押し付けてぷいっとどこかに行って
しまって法要中もあまり顔をあわせないようにしていたそうだ。
その後、宝石屋の先代の主人からお詫びの手紙が来て、
祖母のとこの嫁さんだからきちんと確認しないで店側が依頼を
受けてしまった。
指輪の台の部分は嫁さんが出したお金なのでどうしようもないが、
石だけは取り外させてもらったって内容だった。
たぶん老舗の宝石店なので後々盗品を扱ったみたいになったら
まずいと判断したのかな?
私も母もとりあえず戻ってきたから追求しなかったけど。
前の指輪はすごく素敵なデザインだったし、祖母が使ってた
お気に入りの指輪が石だけになってしまったのは残念だけど
ようやく石2つ取り返しましたしました。
宝石屋さんの先代さんありがとうございました。 おわり


731 :名無しの心子知らず:2010/09/16(木) 14:24:48 ID:TWv2g4Ay
元の指輪の台はどこ行ったのよ。

732 :名無しの心子知らず:2010/09/16(木) 14:26:36 ID:BiGWw7eg
>台の部分は嫁さんが
>出したお金なのでどうしようもないが

元の台座を地金で引き取り、差額をおばさんが出したはず@元宝飾関係

733 :名無しの心子知らず:2010/09/16(木) 14:29:03 ID:SK7kHkyW
元の指輪の台はプラチナだったんだけど、たぶんもう
溶かされちゃってそのおばさんの何かに姿を変えてると思う。
もしくは新しい台を作ったお金に換わってるのかも。
でもひどく悪趣味な台だったし、貰っても見たくないからいらね
って感じです。
これで縁切りしたつもりでいいかと思って。
長々と書いてすみませんでした。


737 :名無しの心子知らず:2010/09/16(木) 14:41:39 ID:L+rHKuoh
石だけでも戻って良かったね。

話しただけで店主の顔色が変わるなら相当な石なんでしょう。
鑑定書って事はダイヤモンド?
魂は石に宿るといいますから諦めた方がいいかもね。

なんにせよお疲れ様です。


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最終更新:2010年09月17日 23:33