166-865

天使衣装女史

865 :名無しの心子知らず:2011/10/20(木) 10:33:13.93 ID:otppatwg
雑談が続いているようなので、大昔の話ですまんが投下。

自分が幼稚園年小組の時、発表会で天使の恰好をした。
天使のナントカ(記憶にない)というタイトルで曲に合わせて踊るだけだったんだが
自分含め3人組で先生に「天使の服を用意して下さい」と言われ
(発表会の衣装は各家庭で用意)
ハンクラーな母は気合入れて作ってくれた。
真っ白でフリルやレースをふんだんに小さな羽までつけた渾身の作。

それから数年後、母が買い物でいない時に近所のおばさんが訪ねてきた。
当時弟がその幼稚園に通っていたんだけど、同じクラスの女の子のお母さん
(それまで知らなかった)
ドア開けて「今お母さんはいません」と伝えたのに
私ちゃんが着てたドレス覚えてる?あの天使のかっこうの、
と言われ頷くと
「あれね、うちのAちゃんに今度貰うことになったのよ~だからね持ってきて?」
と言われた
昔すぎて文言まで覚えてないけど、まあそんなようなこと
母は私があの服がお気に入りなのをもちろん知っているし、誰かにあげるなんて
全く聞いてない
人を疑うことなんて知らないけど、ショックで
「なんで?あれ私のだよ!あげないよ!」
でもね~約束したのよ!さっきそこで!うちのAちゃんが今度発表会で
着るから早く!
逆らえない感じで、半泣きになりながら持ってきた服を満足げに手に取った瞬間、
ありがとうも無く
逃げるように帰ってしまった。

お気に入りだったのに、なんでお母さんはあの人にあげちゃったんだろう
Aちゃんの方が可愛いから似合うと思ったのかな、
と泣いていたら、母帰宅。
泣いてるので「どうしたの?!」と言われたが、お母さんなんて嫌いー!と
返した記憶があるw
で、泣きながら経緯を話したら、まあご想像のとおり嘘だったわけで。
母の怒りは最高潮。
すぐAちゃんちに行くよ!と準備していたら、逆に
写真で見たのと違う!あのドレスヨコセ!
と般若のような顔で凸された。
今度連れてこられたAちゃんは「あのひらひら着るのー」としくしく泣いて。

長くなった つづきます

 
866 :つづき:2011/10/20(木) 10:34:14.48 ID:otppatwg
あのドレスは、本当に天使な感じだったので普段着ることが出来ず、
羽とレースを少し取ってもらって習い始めたエレクトーンの発表会で着たんだ。
そのことを話して
「あなたこそこんな小さな子騙して持って行くなんてどういうつもり?!」
騙してなんかないわよ!その子が勝手に持ってきて、あげるってくれたのよ!
えええええ!なにこのおばさん!なんでこんな嘘つくの!
と心底驚いて何も言えなかった
もちろん母は私が言ったことを全面的に信用して、今後一切うちに関わるな
と厳しく言ったんだ
下は男の子だし、着られないんだからいいじゃない!早くこのドレス元に戻して!
いや、ついこないだの発表会に着たんですけど。
あれから身長が伸びなくて2年生だった当時110cm弱。
つーか着られなくなっても大事に保管しておきますけどね!と叩き出した。

先日実家に帰って、この話を思い出して母と話してたんだけど
Aちゃん母が何故あのドレスの存在を知っていたかと聞いたら、
一緒に踊ってた子の妹がやはり同じクラスで、Aちゃんと仲がよくて
家に行った時に写真を見て
でもその子の衣装よりうちの方がかわいい!Aちゃんも今度発表会あるから
あれ貰ったらいいじゃん!
で犯行に及んだと。
母によると、衣装は各家庭で作るものの、全然違う衣装はおかしいので、
あとの2人のお母さんと3人で買い物に行って、レースと羽はお揃いで買った。
他の2人は市販の白ワンピにそれを縫い付けたみたい。

で、Aちゃん発表会は何のダンスかと聞いたら(年小組はダンス、年長組は劇)
竜宮城の乙姫をモチーフにしたものだったとかで。全然違うじゃん。
Aちゃん母は、たとえ違っても逆にAちゃん目立つから全然おk!だったそうだ。
じゃあ年長組の劇で着たものでもいいから出して!と言われたが…
劇での自分の役は「かさじぞう」の5番目の地蔵orz
セリフは「とってもうれしいわ!」の一言w
衣装も無く、普段の制服とスモッグのまま。
お母さんは赤いよだれかけだけ作ってくださいね!と言われて
ハンクラーとしてはやりきれなかったらしいw
仲良い友人たちは白雪姫だの赤ずきんだのシンデレラだのの主役なのに…
その友人に「かさじぞうの主役の一人じゃん!」と言われたが、
かさじぞうの主役って地蔵じゃないよね…

まだつづいてしまったすいません

 
867 :名無しの心子知らず:2011/10/20(木) 10:36:14.54 ID:otppatwg
ちなみにAちゃん母は、社交的だったので根回しに勤しんでいたらしいが
「どうせ着ないんだから可愛いAちゃんにさっさとよこせばいいのにね!」
などと余計なひと言を入れたために逆にハブられて、遠くに引っ越して行ったらしい。
「こんなレベルの低いところにいられない」とか言って。

Aちゃんは確かに可愛かったが、性格も顔もキツかった。
気の弱い弟や他の子はいつもギャンギャン命令されていた記憶がある。

 
868 :名無しの心子知らず:2011/10/20(木) 10:43:15.98 ID:RwT/usqt
かさこじぞうの地蔵役なんて主役級じゃないか!
雪役が通りましたよ、と

 
869 :名無しの心子知らず:2011/10/20(木) 10:52:01.08 ID:IRD9cdBM
>>867
詐欺と窃盗のカモだらけの地域があったら、そっちの方がレベルが低いだろ・・・
防犯意識が機能してない無法地帯ってことになるんだから

 

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最終更新:2021年03月03日 13:21