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分類 |
界:動物界
門:脊索動物門
亜門:脊椎動物亜門
綱:爬虫綱
目:ワニ目
科:クロコダイル科
属:クロコダイル属
種: イリエワニ
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基本情報 |
学名:Crocodylus porosus
大きさ・体重
・体長:4-6m、最大8mとも10mとも
・体重:450㎏
分布:インド南部から、インド洋、南シナ海の島々を経て、オーストラリア北部までの広い地域の汽水域の入り江やマングローブ、海などに生息。
食性:肉食で魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、甲殻類などを食べる。
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ワニ目クロコダイル科に分類される爬虫類の一種。世界最大の爬虫類として知られている。
概要
口吻はやや長く基部の1.75-2倍で、隆起や畝が発達している。体色は緑で、鱗が非常に硬く、下手したら一般的な拳銃では致命傷にならない可能性がある。下顎の第1歯が上顎の先端を貫通している。顎の噛む力は強く、最大で2t。
基本的に単独で生活する。
捕らえた獲物はイリエワニに限った話ではないが、デスロールで引きちぎる。効率的な餌場を記憶でき、例えば、産卵期のウミガメの産卵場を襲撃するなどがある。
繁殖形式は卵生で雨季に繁殖し、木の枝や枯葉などを積み上げた塚状の巣に60-80個ほどの卵を産む。卵は80-90日で孵化する。
寿命は70年。最大で100年とも。
大人は天敵はいないが、幼体は鳥や大型魚類に襲われることがある。
ヒトとの関係
開発による生息地の破壊、皮革目的の乱獲などによって生息数は減少している。現在レッドリストでは低懸念(LC)に評価されている。
気性が荒いため人馴れは不可能である。
日本では、クロコダイル科単位で特定動物に指定されている。
「人食いワニ」の逸話で知られ、有名なものだと、フィリピンで捕らえられた個体「ロロン」である。ロロンは計3人を食い殺し、その後2011年9月捕獲され、「世界最大の捕獲されたワニ」とギネスブックに認定され、専用の自然公園で2013年2月まで生存した。体長6.17m、体重1.075t。
最終更新:2024年10月31日 18:21