ミナミオオアナコンダ

画像出典:ウィキメディア・コモンズより


+ 分類
 界 : 動物界
 門 : 脊索動物門
亜門 : 脊椎動物亜門
 綱 : 爬虫綱
 目 : 有鱗目
亜目 : ヘビ亜目
 科 : ボア科
亜科 : ボア亜科
 属 : アナコンダ属
 種 : ミナミオオアナコンダ


+ 基本情報
学名:Eunectes murinus
大きさ・体重
 ・体長:3-6m、最大10m
 ・体重:230㎏以上
分布:南アメリカ大陸北部 アマゾン川流域の熱帯雨林の水辺に生息。
食性:肉食で魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類などを食べる。


有鱗目ボア科に分類される爬虫類の一種。世界最大のヘビとして知られている。

概要

頭部は大型で、頸部も太い。眼は上向きで突出し、鼻孔は背面に空く。体色は緑褐色、褐色、暗緑色で、黒い円形や楕円形の斑紋が入っている。全長は雌の方が大きい。

基本的に単独で生活する。

水中や茂みの中等で待ち伏せ、通りかかった獲物を素早い噛み付きで捕らえ、長い体で巻き付いて締め上げる。獲物が窒息死したら、顎を外して口を大きく開け時間をかけて飲み込みます。一度食事にありつければその後10か月は何も食べなくても平気です。

繁殖形式は卵胎生で、全長70cmくらいの幼蛇を一度に20-80頭ほど産む。

寿命は30年。 

天敵ではないが、ジャガーや大型のワニとは食い食われの関係にあります。体に寄生する寄生性の蜂には苦手意識を示すようです。

ヒトとの関係

開発による生息地の破壊、「害獣」としての駆除などによって生息数は減少している。現在レッドリストでは低懸念(LC)に評価されている。

気性が荒いため人馴れは不可能である。

日本では、エウネクテス・ムリヌスで特定動物に指定されている。

「人食いヘビ」の逸話で知られているが、ヒトを捕食した事例はほぼない。

よく他種の大型のヘビと混同されがちである。

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最終更新:2024年10月31日 18:23