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分類 |
界 : 動物界
門 : 刺胞動物門
綱 : 鉢虫綱
目 : 根口クラゲ目
科 : イボクラゲ科
属 : コティロリーザ属
種 : チチュウカイイボクラゲ
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基本情報 |
学名:Cotylorhiza tuberculata
大きさ・体重
・傘径:17-40㎝
分布:地中海、エーゲ海、アドリア海の海面付近などに生息。
食性:プランクトン食で植物プランクトンや動物プランクトンなどを食べる。
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根口クラゲ目イボクラゲ科に分類される刺胞動物の一種。
概要
中央の滑らかな黄色の傘とその周りの白い傘で目玉焼きを連想させる見た目をしている。各口腕は基部付近で分岐し、数回枝分かれする。触手には毒があるが、刺されてもヒトには大した影響はない。体内で褐虫藻という微生物と共生しており、クラゲは褐虫藻が光合成で得たエネルギーをもらい、褐虫藻はクラゲを脅威から避けれるシェルターとして利用している。
普段は海中を漂っているが、夏になると大量発生して海を埋め尽くす。
触手を使い、プランクトンを捕って食べる。
繁殖形式は卵生である。成長段階は、プラヌラと呼ばれる泳ぐ幼生、スキフィストマと呼ばれる若い固着性のポリプ、エフィラと呼ばれる未発達の幼生、メデューサと呼ばれるクラゲ成体の4段階である。プラヌラは8-10週間かけて成体の姿になる。
ヒトとの関係
現地では食用にされるが、身が硬くあまり好まれて食べられてはいない。
大量発生したときには漁網に引っかかったり、海水浴場を閉鎖せざるを得ないなどの被害がある。
別名はフライド・エッグ・ジェリー・フィッシュ。学名でそのままコティロリーザ・ツベルクラータとも呼ばれている。
最終更新:2024年11月16日 10:49