画像出典:ウィキメディア・コモンズより


+ 分類
 界 : 動物界
 門 : 脊索動物門
亜門 : 脊椎動物亜門
 綱 : 爬虫綱
 目 : 有鱗目
亜目 : トカゲ亜目
下目 : イグアナ下目
 科 : アガマ科
 属 : モロクトカゲ属
 種 : モロクトカゲ


+ 基本情報
学名:Moloch horridus
大きさ・体重
 ・全長:20㎝
分布:オーストラリア大陸の砂漠地帯に生息。
食性:肉食でアリなどを食べる。


有鱗目アガマ科に分類される爬虫類の一種。

概要

体色は褐色のまだら模様で、砂漠にまぎれる保護色となっている。気温によって色の濃さが変化するらしい。全身が棘で覆われていて、首の背中側には大きなこぶのような突起がある。これらの棘やこぶは敵に襲われても呑みこまれないためのものと考えられている。全身の皮膚に細かい溝が網目のようにあり、すべて口へとつながっている。この溝は体が少しでも濡れると水が口へ集まるようになっており、水分の少ない砂漠地帯に適応している。

基本的に単独で生活する。

アリを主食としておりアリの行列を見つけると、アリを短い舌をすばやく動かして捕らえ食べる。時には一度に1000匹以上のアリを捕食することもある。

繁殖形式は卵生で、地中に3-10個程度の卵を産む卵は3-4か月で孵化する。

寿命は15-20年。 

天敵は大型の鳥やオオトカゲなどがいる。

ヒトとの関係

現在レッドリストでは低懸念(LC)に評価されている。

名前の由来は中東の神モレクからきている。

アボリジナルの人々は本種を「悪魔」と呼び恐れていた。

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最終更新:2024年11月21日 22:15