ペスト菌

画像出典:ウィキメディア・コモンズより    

+ 分類

門 : プロテオバクテリア門
綱 : γプロテオバクテリア綱
目 : エンテロバクター目
科 : 腸内細菌科
属 : エルシニア属
種 : ペスト菌


+ 基本情報
学名:Yersinia pestis
大きさ・体重
 ・長さ:1.5μm
分布:世界各地の動物の体内に生息。


エンテロバクター目腸内細菌科に分類される細菌類の一種。人類史上最も致死率の高かった伝染病として知られている。

概要

見た目としては安全ピンのような見た目をしている。単独では運動性を持つが、宿主中にいるときには運動性を持たない。

宿主であるネズミやノミに接触することによって傷口や粘膜からヒトへ感染する。感染後、ペスト菌はリンパ節に移行し、そこで増殖し、リンパ節の腫れや発熱、頭痛などの症状を引き起こす。また、血液に移行すると、敗血症を引き起こし、体中に黒い痣ができる。治療しなければ、呼吸困難、心肺停止となり、数日以内にほぼ確実に死亡する。

繁殖形式は細胞分裂である。

潜伏期間は通常1週間程度。

ヒトとの関係

狂犬病、エボラ出血熱に並び最も致死率の高い伝染病の1つとして広く知られている。

古来より、複数回のパンデミックが記録されており、14世紀に起こったパンデミックでは約7500万 - 2億人以上の人が亡くなっている。これは人類が体験したパンデミック史上最大の被害である。現在でも2004 - 2015年の間で世界で約4600人の人が亡くなっている。

アレクサンドル・イェルサンや北里柴三郎の病原菌発見によって抗生物質が作られ、昔よりも致死率は減少した。

日本では1927年を最後に感染の報告はないが、感染症法で一類感染症に指定され、細菌感染症としては唯一の一類である。

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最終更新:2025年06月02日 17:22