PHANTOM 特殊任務2 ~戦場を駆ける穴子 中編~




186 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 06:08:20.29 ID:rTheBso0
中編

K「「30分前だ。 多少の誤差はあるかもしれん。 ポイントCの人間にいつでも動けるよう指示を頼む。」」

ボス「「ああ。」」 ぴぴ 「「きこえるか。」」

K「「Kだ。 ポイントB、 広がり過ぎだ。 もう少し詰めても構わない。」」

チャイナ「「・・・了解。」」

どうりょう「聞こえますか。」

K「どうした。」

どうりょう「ポイントC奥に動きがあります。 直線上距離は70~80、 障害物で肉眼では見えないと思います。

       おそらく先見部隊です。」

S「2階からくるだろう。 ポイントEに指示を。」

K「了解。」 「「Kだ。 総員、敵が近づいて来た。 おそらくEポイントから侵入する。

  しかし他の者も警戒を怠るな。特にポイントC。」」

ポイントCチャイナ「「まるで軍じゃねぇか・・・。 くそ・・・。」」

K「「死にたくなければ言うとおりにしろ。」」

187 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 06:23:35.34 ID:rTheBso0
パラララッ ダァン ダァン

K「・・・・・・。」

チャイナ「「ポイントEだ。 2人やった。」」

K「「なにか問題は。」」

チャイナ「「いや、 特にない。 後続がくる気配もなし。」」

どうりょう「ポイントB、ポイントC 距離約西に80から一斉に動きがあります!!」

補佐OP「ポイントBが9、 ポイントCが14だと思われます。」

K「!? なんやその数は!?」

K「「おい、 予定より数が多い。 防ぎきれなくなったら俺たちも手を貸すぞ。」」

ボス「「くっ・・・・もちろんだ!」」

K「「聞こえるか!ポイントBに9!! ポイントCに14!! 予定より数が多い!!

    しかし合わせた通りに迎撃しろ!!」」

ポイントEチャイナ「「おい! 俺達も回った方がいいんじゃないのか!!」」

K「「いつ来るかもわからん!! お前たちは持ち場を離れるな!!」」

189 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 06:33:44.99 ID:rTheBso0
どうりょう「ポイントA!! 1名やられました!!」

K「Aからも来たんか!?」

どうりょう「数は一名です・・・! ポイントAについていた人は下がりました。」

K「(一人・・・・・?)」

アァァァァァァアァ・・・・・・  ドゴォン!!

K「!!!?」

ボス「「どうなってる!??」」

OP「ポイントF、突破されました!!」

ボス「「おい! どういう事だ!?」」

K「「明らかに戦術に長けた者が一名いる!! 奥から攻め込まれちゃ指示も間に合わない!!

    俺達も行くぞ!!」」

ボス「「なんだそれは・・・!! 分かった!!」」

190 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 06:44:18.66 ID:rTheBso0
ばらららららららら・・・ だぁん 

だだだだだだ K「くそっ・・・・!」

S「Kちゃん 聞こえるか!?」

K「おうっ・・・。」

S「かなり狂った。 大混戦になってる。もう指示を出しても無駄だ。」

K「わかっとるわ! 俺も頭も出た!」

S「ポイントAから侵入した一名は特に注意するんだ。 いいな?」

K「何処ら辺りにおるか分かるか!?」

S「危険だ。 固まっている者に任せた方がいい。Kちゃんはあくまで援護だ。無茶するな。」

K「このままじゃじり貧やぞ!」

S「最悪の状況になれば指示を出すから逃げるんだ。 君は死んじゃいけない。」

K「くそっ・・・・!」

191 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 06:57:09.95 ID:rTheBso0
K「!!」 たんっ   ぐるっ  ダァン ダァン!!

コリア「ばっ!!」 ずしゃ  

だだだだ K「「大丈夫か!?」」

ロン「「ああ。助かった。 ボスは?」」

K「「ポイントCに加勢に行った。 ポイントAから侵入した者は分かるか?」」

ロン「「かなり厄介だ。 どこを進んでいるかわからん。」」

K「!!!!」  「「誰か来るっ・・・・!! お前は動くなっ。」」 だだっ

コリア「っ!!!!」 すちゃ

K「(遅いわボケ!!) っしゃぁ!!」 ぴょっ ガン!! ぎゅる ゴキィ!!

コリア「ぶぶ・・・・。」 ぴくぴく

すた すた K「・・・・・・・・。」 すちゃ ダァン!!

だだだ ロン「「大丈夫か?」」

K「「・・・・・ああ。」」

192 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 07:07:36.10 ID:rTheBso0
ロン「「くそ・・・なかなか身動きが取れないな。」」

K「「予測とだいぶ違った。 こちらのミスだ。 すまない。」」

ロン「「なぜこうなった?」」

K「「わからない。 だがポイントAから侵入した者は明らかに向こうの組織の人間ではない。」」

ロン「「向こうもこちらと同じ手を打ったというのか?」」

K「「それは考えにくい。 雇ったと考えるのが妥当だな。」」

ロン「「くっ・・・・。 どうするんだ。」」

K「「・・・・・・待て。」」

K「聞こえるか。」

どうりょう「はい。 ポイントF、おそらく全員やられました・・。」

K「単独で行動してる奴か。」

どうりょう「はい。」

S「とっぷからだ。 今の状況からの最良の脱出ルートを調べている。 もうしばらく身を隠せと。」

K「・・・・。」

S「Kちゃん。 変な事を考えるなよ。」

K「わかっとるわ。」

S「多分あと5、6分だ。 身を隠してるんだ。」

K「了解。」  ぴ



193 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 07:13:30.96 ID:rTheBso0
ロン「「何かいい案でも入ったのか?」」

K「「いや、 状況は極めて悪い。」」

ロン「「くそっ・・・!!」」

K「「多分ボスはまだ大丈夫だ。 加勢といっても後方で迎え撃ってる。」」

ロン「「ああ、 あの人はタダじゃ死なない。」」

K「「そうか・・・。」」 すくっ

ロン「「・・・? どうした。 動くのか?」」

K「ふーー・・・。」

ロン「?」


K「「お前はここにいろ。 俺は敵の頭を落とす。」」

ロン「「・・・・・・っ!」」

194 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/08/08(水) 07:14:40.74 ID:rTheBso0
後編へつづく


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最終更新:2007年08月08日 16:32