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胞胚→成体

ウニの初期胚は受精膜に包まれたまま卵割を繰り返す。
しかし、胞胚期に達すると、酵素を分泌して受精膜を溶かしてふ化し、各細胞が持つ繊毛で海水中を泳ぐようになる。

ウニの胞胚は、巨大な胞胚腔を、一層の細胞の層が取り囲んでいる。
この時期、一部の細胞が細胞層から分離して胞胚腔に押し出され、一次間充織を形成する。
一次間充織は将来、中胚葉(結合組織)を形成することになる。
また、一次間充織は、16細胞期の小割球に由来している。

胞胚期を過ぎると、胚を構成する細胞が運動を始め、植物極側の一部の領域が胞胚腔に向かって落ち込んでくる。
この「領域」は原口、「胞胚腔に向かった落ち込み」は陥入、「落ち込み」によって形成される細胞層(または空間)は原腸と呼ばれる。
また、陥入によって原腸が作られた胚は原腸胚と呼ばれる。
原腸を構成する細胞層は内胚葉、一番外側の細胞層は外胚葉と呼ばれる。

この時期、原腸の先端から一部の細胞が胞胚腔へと移動し、二次間充織を形成する。
二次間充織も一次間充織と同様、将来は中胚葉を形成する。

原腸は、発生が進むにつれてより深く陥入を続ける。
そして最終的には、その先端部が外胚葉を突き破ることで、胚を貫通する一本のくだ管が形成される。
この管は将来の腸管であり、陥入後に突き破った部分は口、原口は肛門となる(原口が口になるわけでないことに注意)。

口が形成される直前は、胚全体が三角柱形でプリズム胚と呼ばれ、口ができるとプルテウス幼生と呼ばれるようになる。
ウニの成体はプルテウス幼生が変態することで形成される。
最終更新:2009年05月21日 18:18
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