ウニは等黄卵、カエルは(弱)端黄卵であるため、この差が第3卵割(最初の緯割で4細胞期から8細胞期への変化に対応)に現れる。
つまり、この段階におけるウニの緯割は卵の赤道面で行われるが、カエルは卵黄の少ない動物極にかたよった面で行われることになるのだ。
この違いは割球の大きさに影響し、カエル胚の植物極側の割球は動物極側の割球よりも大きくなる。
カエル胚はウニ胚と同様、桑実胚を経て、胞胚へと発生を進めてゆくが、植物極側の割球のほうが動物極側よりも大きくなることで、カエル胚の卵割腔は動物極側にずれて形成されることになる。
それに対し、植物極側と動物極側の割球の大きさが等しいウニ胚の場合、胞胚腔は胚の中心部に形成される。
カエル胚もウニ胚と同様、陥入によって原腸を形成し、原腸胚期へと発生を進める。
しかしその原口はウニ胚とは異なり、胚の赤道よりやや植物極側に位置している。
この位置には、原口が形成される前は、灰色三日月環と呼ばれる構造が見られる(後述)。
また、動物極側よりも大きな植物極側の割球のため、カエル胚の原腸は、動物極側に向かって陥入することになる。
原腸を構成する細胞のうち、動物極側のものは中胚葉に分化してゆき、植物極側のものは内胚葉に分化してゆく。
また、動物極側の割球は外胚葉に分化しながら植物極側へと移動して、外胚葉の領域を広げてゆく。
最終更新:2009年05月21日 18:25