酵素にはさまざまなものが存在するが、加水分解酵素、酸化還元酵素、脱離酵素、転移酵素、合成酵素、異性化酵素に大別される。
- 加水分解酵素:基質に水を結合させて反応を起こす。
- 酸化還元酵素:基質に酸素を付加したり水素を付加したりする。
- 脱離酵素:基質から特定の基(原子集団)を取り去る。
- 転移酵素:ある基質から別の基質へと特定の基を移す。
- 合成酵素:ATPのエネルギーを使って二つの基質を結合させる。
- 異性化酵素:基質の分子式は変えないまま、その立体構造を変化させる(これを「異性化」と呼ぶ)。大学受験では異性化酵素の予備知識は求められない。
個々の酵素の名称は基本的に、和名の場合はそのはたらきをそのままあらわしたもの、英名(カタカナ)の場合は基質となる物質名の語尾にアーゼ(-ase)を付加させたものになっている場合が多い。
例えばマルターゼは、マルトースを基質として分解する酵素である。
したがって英名の場合は、基質の英語名が分かれば、たいがいの名称はその場で作ることができる。
酵素(化学物質)の名称でよく使われるものに、「アーゼ」の他には「デ (=de)」があるが(例:デヒドロゲナーゼ)、「デ」とは「〜が無い」という意味である(デヒドロゲナーゼは、ヒドロゲ=hydrogen=水を取り去った、という意味)。
この意味の「デ」は、「デオキシリボース」の「デ」と同じである。
最終更新:2009年05月23日 20:13