原形質分離

植物細胞を高張液に入れると、細胞内部の水が外液へと移動し、細胞の体積が縮小する。
その結果、柔らかい細胞膜は収縮するが、かたい細胞壁は変形しないので、細胞膜が細胞壁から離れてしまう。
この現象を原形質分離と呼ぶ。

外液を低張液から徐々に高張液へと変えてゆくと、当初は原形質分離を起こしていない状況から、いずれ原形質分離が起こる瞬間を迎える。
原形質分離を起こす瞬間の状況のことは限界原形質分離と呼ばれる。

また、一度原形質分離を起こしても、細胞を低張液に戻してやれば、外液から水が再流入してもとの状態に戻すことができる。
これを原形質復帰と呼ぶ。
最終更新:2009年05月21日 15:07
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