放送終了「金よ出てこい☆コンコン」葛藤と和解を繰り返しながらも視聴者に愛された“3つのさっさと!”

MBC週末ドラマ「金よ出てこいコンコン DVD」(脚本:ハ・チョンオク、演出:イ・ヒョンソン、ユン・ジフン)が今月22日、ハッピーエンドで放送終了した。

このドラマは中流階級の家庭の見栄と現実を描き、葛藤と和解を通して家族の大切な意味を考えようという企画意図からスタートした。しかし、一夫三妻によって複雑に絡み合う家族関係、双子のユナ&モンヒ(ハン・ジヘ)とヒョンス(ヨン・ジョンフン)の恋、金に目がくらんだシムドク(チェ・ミョンギル)、ドクヒ(イ・ヘスク)の悪辣さなどにより、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)論議から自由になれなかった。それでも視聴者はこのドラマを面白いと思いはまっていった。葛藤が起き、和解を繰り返したが、結論的には企画意図にも従った。「金よ出てこい☆コンコン」が愛された理由と残した意味はなんだろうか。

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高い視聴率を記録、さっさと!

予想できるストーリー展開といわゆる“ホット”な俳優がいなかったため、「金よ出てこい☆コンコン」は最初、注目されなかった。しかし、回を重ねるごとに並はずれた魅力と俳優たちの好演が光を放ち、視聴者を引き込んだ。これが視聴率の上昇につながったのだ。7.1%の視聴率で同時間帯最下位としてスタートした「金よ出てこい☆コンコン」は放送3話目で二桁台に入り、先月18日には20.0%の視聴率を記録した。自己最高視聴率は22.7%(9月8日)だ。KBS 2TV「最高です!スンシンちゃん」を押さえ、週末ドラマ1位の座を手に入れた。

韓国ドラマDVD金よ出てこい☆コンコン」の高い視聴率は示唆するところが大きかった。以前この時間帯に放送された「武神」「せがれたち」はKBS週末ドラマに押され、10%内外の低い視聴率にとどまった。そのため、「金よ出てこい☆コンコン」は低い期待から始まったのだ。しかし、結果がよかったため、喜びは倍になった。合わせてMBC週末ドラマ、さらに“ドラマ王国”の名前を強固なものにした。

本当の家族の意味、さっさと!

ドラマの中でモンヒの家はお金がなくて苦労した一方、スンサン(ハン・ジニ)の家族はお金があふれ、自由に生きた。彼らはお金を守ることが大事だった。このように異なる2つの家族はヒョンス&モンヒ、ヒョンテ(パク・ソジュン)&モンヒョン(ペク・ジニ)によって絡み合うようになった。このカップルは両家に変化の風を吹き込んだ。

もっとも大きな成長を果たした人はユナだ。ユナは自分のことしか知らず、言いたいことは全部言うタイプ。しかし、自身の双子の妹が苦労したことを知ってからは人をかわいそうだと思える心が芽生え、優しい姉へと変化した。そんな姉を見て、モンヒはヒョンスへの気持ちをあきらめた。モンヒとヒョンスのロマンスが叶わず、残念がる人も多い。しかし、これ以上の対立を作らないための最善の方法だった。代わりにモンヒは仕事に没頭し、ジュエリーデザイナーとしての夢を叶えたのだ。

最終的にヒョンス&ユナ、ヒョンジュン(イ・テソン)&ソンウン(イ・スギョン)、ヒョンテ&モンヒョンは愛を実らせ、シムドクはモンギュ(SS501の末っ子キム・ヒョンジュン)&ミンジョン(キム・イェウォン)夫婦を認めた。彼らはそれぞれの家庭を築き、これまで知らなかった家族の大切さと意味に気づいた。そのため「韓国ドラマ 金よ出てこいコンコン DVD」は本当のハッピーエンドを迎えたといえる。

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最終更新:2015年12月10日 15:42