ダブルクロスのダイス判定


「判定はえーと浸食値が100超えと支援で、18DX@6+4です!」
「ぎえ~~~~!!」

と言われても18DX@6+4がどうスゴイのかよくわからん。何だよその呪文。
という人達のためのダイス判定方法の解説。

ダブルクロスでは10面ダイスをいっぱい使う!

18DX@6+418DXの部分に入る数字は判定時に振る10面ダイスの数です。
もちろん多ければ多いほどいいのですが、ダブルクロスでは振ったダイスの目を全部足すわけではありません。
「いっぱい振ったダイスの内、最も高い目を出したダイス1つを採用する」
という判定方法です。
例えばダイスを4個振り結果が(1,7,9,9)だった場合は採用するダイス目は9となります。

出目が10なら追加で振れる!

出目が10だったらクリティカルとなります。
クリティカルの時はもう一度振って出目を足し、これをクリティカルが出続ける限り繰り返します。
つまり10が出続ける限りダイス目は無限に上昇します。
複数のダイスで10が出た場合は10を出したダイス全てをもう一度振ります。

出目が8や9でも10が出たことにしちゃうエフェクトがある!!

クリティカル値(以下C値)を超えたダイス目は全て10とみなします。
C値は通常10ですが、エフェクトなどの効果で増減します。
C値はダイスコマンド18DX@6+4@6の部分です。
例えばC値が9なら、出目が9と10の場合にクリティカルとなり目が10になります。
C値が5なら、5以上の出目は全てクリティカルで10となります。

例えばこんな感じです。
~ダイス5個C値8の時~
1投目……5個のダイスを振る(1,5,7,8,9)→クリティカル2個、目は10
2投目……2個のダイスを振る(3,8)→クリティカル1個、目は10
3投目……1個のダイスを振る(5)→目は5

出目は1投目、2投目、3投目の合計25となります。

ファンブルもあるよ!

1投目に振ったダイスの目が全部1だった場合はファンブルとなり、その判定は失敗となります。

最後に固定値を足す!

判定する項目の技能により、ダイス目以外の固定値がプラスされます。
18DX@6+4+4部分です。
これら全てを計算した結果を達成値と呼びます。
固定値は大概1~4くらいですので、ダイス目と比べるとしょぼく感じてしまいますが、実際は重要です。
ダイス目は不確定ですので運に左右されてしまいますが、固定値分は常に足されるので、あとちょっと達成値が欲しい!
というとき頼りになるのです。
特に探索時などのダイス数が少なくC値を下げづらい場面では有効です。

行為が成功したかどうか

ダブルクロスの探索には、それぞれ判定値と呼ばれる目標が定められています。
上記の方法でダイス判定し、その結果算出される達成値が判定値以上だった場合は成功となります。
(判定値と達成値が同じ場合は成功となる)

戦闘時の判定

戦闘中の攻撃では達成値判定結果が攻撃の成否と攻撃力に関わります。

攻撃の成否

攻撃の成否は攻撃側の達成値と防御側の達成値を比較して、
攻撃側達成値>防御側達成値 → 攻撃成功
攻撃側達成値≦防御側達成値 → 攻撃失敗(回避)
となります。

攻撃力

攻撃側達成値の10の位+1個の10面ダイスを振りその出目を合計したものが攻撃力に足されます。
例えば達成値が25なら+3D10の攻撃となります。
この場合は「判定」ではなく「数値の算出」のため通常通り振ったダイスの出目を全て足し算します。
3D10の結果が(3,5,6)なら攻撃力+14となります。

ダイス数とC値の関係

数学的には、ダイス数を追加するよりもC値を下げる方が圧倒的に有効です。
詳しくはダイス期待値のページで解説します。



最終更新:2017年09月29日 23:37