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Edy(エディ)は、ビットワレット株式会社が提供する電子マネーである。

ソニーが開発した非接触ICチップFeliCaを搭載したカード又は携帯電話(おサイフケータイ)で利用する事ができる。なお、Edyの名称はユーロ(Euro)・ドル(Dollar)・円(Yen)に次ぐ第四の基軸通貨になって欲しいとの願いから、各々の頭文字を取る形で付けられた。

2008年5月現在での発行枚数は、4,000万枚を突破した(ビットワレット株式会社プレスリリース、2008年5月19日)。

歴史

1999年から2001年
1999年から2000年秋頃まで、ソニーとソニーファイナンスインターナショナルは、さくら銀行(現三井住友銀行)・三井不動産などと合同で、東京都品川区内のゲートシティ大崎のビル内に入居する企業(主にソニーグループ・三井不動産など)の従業員を対象に、同ビル内の売店や社員食堂・自動販売機で扱える、FeliCa を用いた電子マネーオペレーションのモニターテストを実施した。

第1フェーズは1999年7月26日から12月24日迄で、電子マネー機能の実証を実施。2000年2月10日からの第2フェーズ開始時に名称を「Edy!」に決定。ゲートシティ大崎内の取扱店を拡大した上で、一般の来訪(利用)者も対象にして「Edy!カード」の発行と「さくらキャッシュカード一体型Edy!カード」の発行も開始した。 また、Edy!に社員証・カードキー機能を搭載する実験や、さくらキャッシュカード(Edy!一体型のみ)・クレジットカード(さくらカードJCB)でのEdy!への入金(チャージ)に対応した現金自動預け払い機型の入金機の設置も行われた。

2000年12月に名称を現在の「Edy」に改め、2001年初めに運営会社「ビットワレット」を設立、ソニースタイルなどによるインターネットショッピング上の決済実証試験なども行われた。

2001年11月、am/pmやゲートシティ大崎の一部店舗・ソニースタイルなどが加盟店となり、実用サービスを開始した[1]。


2002年
2002年4月にソニーファイナンスがeLIO・Edy搭載のクレジットカード「My Sony Card」(現「Sony Card」)の一般向け発行を開始(ソニー社員向けには2001年11月から開始)し、同年7月にam/pmの関東圏店舗で一斉に取扱が始まると、発行枚数や取扱高が大きく増えた。

同年10月にパシフィコ横浜で催された「Sony Dream World 2002」では、My Sony IDを用いたインターネットでの事前入場申込者に特別デザインのEdyカードを無料頒布し、Edy決済対応の売店や、自動販売機・現金を用いたEdyチャージャー(入金機)が多数設置された。


2003年
2003年には全日本空輸と提携、「ANAマイレージクラブEdyカード」およびクレジットカード一体型の「ANAカード(→提携カード)」を発行開始。これらのカードでEdyを使用すると、原則として200円あたり1マイルが付与され(但し、一部の加盟店やコンビニでの収納代行、金券購入はマイル付与対象外)、また逆にマイレージからEdyバリューへの交換も可となった。


2004年
2004年には、JR東日本がSuicaショッピングサービスの開始に合わせてペンギンキャラクターを導入したのと同じように、ソニー・クリエイティブプロダクツによるEdyオリジナルキャラクター、「おさいふ犬[2]」が登場している。

ビットワレットは更に提携企業・加盟店を増やし、各種のキャンペーンを催すなどして、日々利用者数・発行枚数が増大している。[3]

2004年7月10日にはNTTドコモ携帯電話がおサイフケータイ機能の一つとしてEdyを導入。


2005年
2005年にはEdyオフィシャルフリーマガジン「EdyNAVI」が発刊される。 2005年9月9日にはau携帯電話のおサイフケータイでもEdyが利用可能に。また2005年11月11日にはボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)携帯電話のおサイフケータイでもEdyが利用可能になった。


2006年
2006年10月には一部の高速バスでもEdyが利用できるようになっている。また高速道路会社各社もEdy及びポストペイ決済導入には積極的で、サービスエリア等の売店や自動販売機へのカードリーダー搭載も行っている。


2007年
3月にはEdyオフィシャルフリーマガジン「EdyNAVI九州版」が発刊。しかし九州版と言うがほとんど福岡の情報しか掲載していないので、巷では「EdyNAVI福岡版」とも呼ばれている。

5月にはネット通販大手のAmazon.co.jpでの決済に利用できるようになった。

6月にはハッピー優待とEdyスマイルクーポンの2つのサービスを開始した。

7月10日にはファミリーマート全店で、8月23日から8月31日にかけてはローソン全店でと、大手コンビニ2社で相次いで取り扱いを開始した。 これで、最大手のセブン-イレブン以外すべてのクオカード対応コンビニでEdyが使えるようになった。


2008年
3月21日 ユニー・アピタの中京エリア各店、関東エリア(ユニー大口店)、北陸エリア(アピタ金沢店)で利用可能に。4月10日までには全店へ拡大。

3月31日am/pm・ファミリーマートでの「収納代行」対応が終了。

4月30日ポプラでの「収納代行」対応が終了。

6月30日サークルK・サンクスでの「収納代行」対応が終了。

7月8日にはおサイフケータイ対応機種で利用可能な「Edyでポイント」がスタート。

9月1日にミニストップでの利用が可能になる。

Edyの種類

カード型
プロパーカード
am/pmでは630円でEdyカードが販売されている(かつては315円だったが、このカードは現在販売停止されている。この315円のカードの場合はいわゆるデポジットで、2007年12月31日までは不要・カード返却の際は返還された)。
PRONTOの場合は、クレジットカード型への切り替えの場合にのみカード返却の際に発行費用500円が返還される。しかし、それ以外の発行体では一般にデポジットのようなカード返却による返金の扱いは無い。
会員証一体型
会員証にEdy機能を付加したもの。
代表的なものとしては、サークルKサンクスの「KARUWAZA CLUB Edyカード」や、全日空の「ANAマイレージクラブ Edyカード」(千葉ロッテマリーンズファンクラブ「TEAM26」の資格が付いたものも)など。
社員証一体型
社員証にEdy機能を付加したもの。
ソニー、全日本空輸、三菱東京UFJ銀行などで導入。
学生証一体型
学生証にEdy機能を付加したもの。
愛知大学、神奈川工科大学、金沢学院大学、京都学園大学、北海道工業大学などで導入。
また、大学院大学では北陸先端科学技術大学院大学が2007年9月26日より切り替え、導入を始めた。大阪工業大学や摂南大学では2008年度より学生証がこの形式に切り替わり、授業の出席確認や学内にある端末を利用して様々なサービスを受けることができる。
クレジットカード一体型
最も多くの発行体によって発行されているタイプであり、クレジットカードにEdy機能を付加したもの。代表的なものとしては、各社発行の「eLIOカード」や全日空の「ANAカード」などがある。プロパーカードで発行費用や入会金が必要とされるような場合であっても、クレジットカード一体型の方は無料で加入できるようになっている発行体が多い。
キャッシュカード一体型
みずほ銀行法人口座キャッシュカードや、スルガ銀行ANA支店、大垣共立銀行、イーバンク銀行などで発行されている。
2006年10月からは、ゆうちょICキャッシュカード(旧郵便貯金ICキャッシュカード)にEdy機能が搭載されるようになった。
キャッシュカード・クレジットカード一体型
三菱東京UFJ銀行では「スーパーICカード」の名称で、キャッシュカード・クレジットカード・Edy機能の3つが一枚に収まったカードを発行している。
キャッシングカード一体型
プロミスで発行されている。
チケット一体型
ICカード型チケットにEdy機能を付加したもの。
横浜F・マリノスの年間チケットICカードで導入。

おサイフケータイ
NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイル各社のおサイフケータイでは、『電子マネー「Edy」アプリ』をダウンロードしてから初期設定すればEdyを利用できる。 おサイフケータイの機種によっては、あらかじめ『電子マネー「Edy」アプリ』がプリインストールされているものもある。その場合は初期設定を行うだけでEdyを使うことができる。おサイフケータイでの利用が可能になったことによって、Edyの利用者が急増した。

変わり種
各種キャンペーンの一環で、フィギュア型のEdyが発行されたことがある(フィギュアの台座部分にFeliCaが埋め込まれている)。使い勝手自体はカード型のものとおよそ同じである。

ディズニー
2004年2月25日より、NTT東日本はパソコンと無線LANキットをセットにした「DisneyBB プレミアムパック」を300台限定で25万円で販売。購入者は、同封の葉書を返信すれば、「Edy機能搭載 DisneyBB ICフィギュア」がプレゼントされた。
キャラクターはミッキー、ミニー、ドナルドダック、コグ、フリッピーの5種。
ポケモン
2005年8月15日より、ANAカード会員向けにピカチュウのEdyフィギュアが先着2万個限定で販売された(1,050円+送料630円=1,680円) 。
2006年4月15日より、ANAのオンラインショップ「astyle」にて、映画『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』のキャンペーンの一環として、同映画の前売り券とピカチュウ、プラスル、マイナンのEdyフィギュア3体を先着6,000セット限定(6,400円)で販売された(フィギュア3体のみは4,100円)。
いずれもANAの発行であるが、マイレージクラブの機能は付帯せず、マイルは積算されない。
増田ジゴロウ
2005年1月、K-touch カードのキャンペーンで、テレビ神奈川の番組『saku saku』に登場するキャラクター「増田ジゴロウ」の「増田ジゴロウおさいふフィギュア」が抽選で1,000名に配布された。

チャージ
Edyは前払い型のいわゆる「電子サイフ」であり、カードに通貨価値(バリュー、Edyバリュー)をチャージする必要がある。対応店舗に設置されているPOSレジやEdyチャージャー(据え置き型の入金機)から現金で、PaSoRi(FeliCaリーダ/ライタ)を接続したパソコンからはPaSoRiドライバと「Edy viewer」というソフトをインストールし、同ソフトで予めビットワレットへ情報を登録(サービス登録)するとインターネットバンキングによる振替やクレジットカードを利用したオンラインチャージが可能となる。Felicaポート(リーダ/ライタ)が内蔵・プリインストールされたノートPC(VAIO〈ソニー〉やFMV-BIBLO〈富士通〉、LaVie〈NEC〉、Qosmio〈東芝〉などの一部モデル)もあり、この場合はPaSoRiは不要。

おサイフケータイの場合は更に「Edyアプリ」上(口座振替の場合は各行のモバイルバンキングアプリ)でのオンラインチャージも可能である。

またEdy to Edy機能でおサイフケータイから相手先Edy番号を指定して送金(最低53円の手数料が必要)したり、何らかのEdyギフトによる方法もある。

1つ(おサイフケータイを含む)のEdyにチャージできる最大金額は50,000円、オンラインチャージは1回の操作で3,000円から25,000円迄の1,000円単位である。なお、クレジットカードを用いた場合のチャージについて、チャージされている通貨価値を払い戻したり、換金することは規約で制限されている。

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最終更新:2008年12月28日 15:43
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