小ネタ(女騎士、機械、メイド、ツッキー)

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//まとめサイト作成支援ツール@wiki http://atwiki.jp/matome/ //編集URL: http://atwiki.jp/matome/editor?url=1400080050a42f8e37897663d1685cf6b8a4509dda //掲示板タイトル: //掲示板URL: 1400080050a42f8e37897663d1685cf6b8a4509dda :683. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:15:14.89 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){――――聖堂教会 本部―――― &br() &br() &br()「はぁ…」 &br() &br()私は、ため息を吐きながら聖堂の廊下を歩きます。 &br() &br()???「これ見よがしに溜息は吐かないでよ」 &br()???「まぁ、気持ちは解るけどね、『ヨハネ』」 &br() &br()私を『ヨハネ』と呼ぶこの男性 &br() &br()黒髪で長身の優男 &br() &br()そんな優男の両手には両手に両刃の刃を持っている &br() &br()それは、私の持つ両手剣と”同じ”だ &br() &br()そう…彼は、私と同じく福音礼装の所持者である『ルカ』だ &br() &br()「…折角の休日でしたのに」 &br()「士郎さんは今頃イリヤさんと…」 &br() &br()そう思えば思うほどに、気力は下がる &br() &br()ルカ「ハハ、あの女騎士様が恋する乙女なんて」 &br()ルカ「他の2人も、信じられないと思うんじゃないか?」 &br() &br()私は、ルカの言葉に無言で睨む &br()それに、他の2人は、どちらもそんなことには興味ないだろう &br() &br()???「相変わらず、飄々としているな『ルカ』」 &br()ルカ「誰かと思えば、『マルコ』じゃん」 &br()マルコ「また、お前達と顔を合わせるとはな」 &br() &br()そうして、私と『ルカ』に握手をする男性 &br() &br()立てた髪が特徴的な彼の手には、白くて綺麗な槍がある &br() &br()彼もまた、私たちと”同じ”だ &br() &br()『マルコ』は、今にしてみれば接するようになったが &br()昔は、無愛想かつ容赦のない人だったらしい &br()何せ、悪魔に憑かれた実の妹を殺そうとしたくらいだ &br() &br()こうして私こと『ヨハネ』、『ルカ』、『マルコ』が一堂に揃っている &br() &br()マタイ「猊下の勅命とはいえ…」 &br()ルカ「俺達三人が集まるなんて異常事態だ」 &br() &br()二人の言っていることは全く持って正論だ &br() &br()何せ、私達は『ヨハネ』の礼装授与以来、2度目の顔合わせだ &br()ようは…私が『ヨハネ』に選ばれた日以来…というわけだ &br() &br()そして、私達三人が予定よりも10分早く、謁見の間の扉を開けた時だった &br() &br()???「遅いぞ」 &br() &br()開口一番、まるで1時間前にでもいたような言葉を簡潔に言い放つこの男 &br() &br()長身で茶髪で無愛想が世界で一番似合う男 &br() &br()その左手には、私と”同じく”両手剣が納められている &br() &br()私は、やっぱり…と、そう思った &br() &br()既に、『ヨハネ』『ルカ』『マルコ』の福音が呼ばれただけでも異常事態 &br()ならば、当然、『マタイ』が呼ばれるのは自明の理だろう &br() &br()そうして10分ほど待っていれば、時間通りにあの御方のご尊顔を窺った &br() &br()私達たちは、一様にして跪き、拝命を承る &br() &br()ほんの短い間だが、教皇猊下ともお話することが出来た &br() &br()別れる間際、『応援していますよ』という猊下の御言葉がとても嬉しかった &br() &br()} :687. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:17:54.74 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){ルカ「それにしても、『聖杯戦争』の調査ねぇ…」 &br() &br()ルカ「『魔法少女』に『カード』…胡散臭さが堪らないね」 &br() &br()私もその意見には同感だ &br() &br()だから、早く調査に行こう。さぁ今すぐに &br() &br()マルコ「そういえば、『ヨハネ』は長い間、極東の支部に身を置いていたな」 &br() &br()その通り。しかも其処は私の第二の故郷だ &br() &br()だから、早く行こう。あ、ローマのお土産何が良いかな? &br() &br()マタイ「…落ち着け、『ヨハネ』」 &br() &br()マタイ「行くのは、お前一人じゃない」 &br() &br()…そうだった、行くのは私一人じゃない &br() &br()此処にいる3人も付いて来るのだ &br() &br()改めて、ため息を付いてしまう &br() &br()いや、これは、教皇猊下からの勅命なのだ &br() &br()私は、両手を握って気合を入れる &br() &br()マルコ「しかし…俺達4人が離れては、埋葬機関の牽制はどうなる?」 &br() &br()ルカ「そこは、信じられないが、魔術協会が請け負うらしい」 &br() &br()ルカ「本当に、信じられないけどね」 &br() &br()「もう、此処までにしましょう」 &br() &br()「余計な詮索は無用です」 &br() &br()そう、何故なら我らは教皇猊下様が唯一持てる戦力だ &br() &br()教皇猊下の剣であり、槍であり、盾であり &br() &br()そして、力を持たない者たちの救いなのだ &br() &br()教皇猊下は、力の無い無辜な人達のために、 &br() &br()私達を彼の地に送るのだ &br() &br()ならば、その決断を疑うことは、あってはならない &br() &br()私は、愛剣を握って祈りを込める &br() &br() &br()―――主よ、どうか、私達を御導きください &br() &br() &br()それは、毎日欠かすことのない、祈り &br() &br()でも、今回だけは、神様にもう1つお願いある &br() &br() &br()あと…士郎さんとイリヤさんと一緒に遊びたいです &br() &br() &br()その祈りは、神様に届いたのだろうか &br() &br()それを知る者は、神様しかいないだろう &br() &br() &br()女騎士貴女 After Story &br()『舞台はカレイドに』 &br() &br()終わ &br()} :689. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/01(月) 23:21:20.93 ID:0u9XJIVR0|&aa2(c){お、ヤバイ物をつくって味をアースセルによって改竄された娘か &br()} :690. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/01(月) 23:25:53.60 ID:SqQ3duIDO|&aa2(c){ああ、ジークさんにセミラミスの毒より凄まじいものを食わせた貴女か &br()} :691. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:30:38.86 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){女騎士貴女 イメージ クシャナXさん  &br() &br()画像リンクはあえて貼らない &br()くそアカ…じゃない、士郎爆発しろ &br() &br()料理は士郎のおかげで少しはマシになりました &br()明るく前向きで元気な女の子 ※但し戦闘は鬼強い &br()家系(0)・才能(9)的にも &br()戦闘力は変態と女騎士はタメ張るでしょう &br() &br()アースセルの女子力マジ高ぇ… &br() &br()ビースト、ギル、ランチャー、ラピュタとか &br()多分、難易度的にはやばかった気がしないでもないですが &br()何故か、普通に苦も無くクリア出来た人 &br() &br()アルェ? &br()苦しめよと思ってたのに… &br() &br() &br()ついでに『マタイ』⇒ガロっぽいの 『ルカ』⇒ゼロっぽいの 『マルコ』⇒ダンっぽいの &br() &br()ガロとゼロとキバぐらいしかAAないのね…ダン好きなのに &br() &br() &br() &br()} :692. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/01(月) 23:31:40.35 ID:cgHS2vkV0|&aa2(c){女子力(物理) &br()} :700. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:49:19.01 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){多分、変態は女騎士さんをめっちゃ愛してますけど &br()女騎士さんは、変態をめっちゃ嫌ってる &br() &br()そんな気がします。 &br() &br()個人的には才能≠戦闘力という評価です &br()スキルとかその時のコンマとかで &br() &br()戦力的には &br()ロボ貴方(機械仕掛けモード)、次点で黒間桐お姉ちゃん。続いて英雄王子、ラスボスハードモード &br()そん次がツンデレ(紅赤朱)、貴方(マジハサン)ですかね &br() &br()この辺は、殿堂入り &br()これより先は、ちょっと考えるの面倒くさい &br() &br() &br()では、この辺で、お疲れ様でした・ &br()} :744. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:26:18.58 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){キャスター「なんだ、お前が俺のマスターか?」 &br() &br()キャスター「ふん、何もかもが成功する男など」 &br() &br()キャスター「つまらな過ぎて、鳥肌しか立たん」 &br() &br()開口一番、悪口しか吐かないこのサーヴァントに &br() &br()自分は笑ってしまった &br() &br()キャスター「なんだお前は?」 &br() &br()キャスター「まさか、貶される事に喜びを覚える類か?」 &br() &br()いや、違う &br() &br()だが、『キャスター』…一つだけ訂正をしてもらう &br() &br()キャスター「何を訂正するつもりだ?」 &br() &br()自分を何もかも成功する男だと評したな? &br() &br()それは、誤りだ &br() &br()何故なら、自分は… &br() &br()これから、ずっと失敗していくのだから &br() &br()喜べ、ミスター・ドランカー &br() &br() &br()―――これは、とある男の栄光から転落までの物語だ &br() &br() &br()} :745. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:27:56.42 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){試験管から生まれた時、 &br() &br()あぁ…自分は、ヒトとは違うのだと理解した &br() &br()人とは違う理解力、ヒトとは違う認識力 &br() &br()ヒトの形をしながら、自分は『人』としての生き方を知らなかった &br() &br()”デザインされた人生”を生きてきた &br() &br()成人になる頃には、もうその生き方に疑問を抱くことも無かった &br() &br()―――そう、あの日までは &br() &br()彼と会ったのは、『西欧財閥』の一人として、 &br()形式的な『紛争地域』の視察を行った時だ &br() &br()衛生管理など、言葉でしか意味が無いテントの中で、 &br()既に、息絶えようとしている兵士を必死に治療する一人の医者がいた &br() &br()その医者に話しかけた。 &br() &br()―――どうして、そんな無駄なことをするのか? &br() &br()もう直ぐ、死ぬであろう人間ならそのまま死なせればいい &br() &br()資源と労力の無駄はなるべく抑えるべきだ &br() &br()自分の正論に医者は、己の自論で返した &br() &br()―――ここで、放棄してしまえば、私は一生、勝つことは出来ない &br() &br()そのとき、医者の眼は忘れられない &br() &br()後に、彼が親しい友人になるとは、この時思わなかった &br() &br()彼との再会はある学会だった &br() &br()「やぁ…戦場で会った以来だね」 &br() &br()どうやら彼も覚えていたようだ &br() &br()それから、彼とはよく話すようになった &br() &br()そして、自覚するようになった &br() &br()『彼』のような生き方こそ、正しい『人』としての生き方である…と &br() &br()その意思、その尊厳こそが、自分に無いものだ…と &br() &br()彼と出会ったことで、ようやく自分は『人間』になったのだと理解した &br() &br()その時になって、自分はようやく世界を認識できた &br() &br()何かが枯渇した世界、何もかもが管理されていく世界 &br() &br()長い長い探検から得た答えは… &br() &br()そんな息苦しい世界に自分は生きている…ということだった &br() &br()そして、自分は、親友の死に目に会った &br() &br()極東の島国でテロに巻き込まれたらしい &br() &br()救助へと向かったが、彼は…もう直ぐ息絶えようとしていた &br() &br()彼は、死ぬ間際、呟いた &br() &br()彼が、戦争を憎む理由を――― &br() &br()彼が、ずっと進み続けた理由を――― &br() &br()そして、この世界が間違っているという意味を――― &br() &br()そして、死んだ彼の言葉を、 &br() &br()自分は頷くことが気でなかった &br() &br() &br()} :746. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:29:20.17 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){彼が死んでから、自分は研究に没頭した &br() &br()この世界が間違っている &br() &br()それは、自分も思っている &br() &br()だが、彼の言った『世界が間違っている』理由には頷けなかった &br() &br()彼の言った『世界を修正する』方法にも頷けなかった &br() &br()何故なら、その痛みは、彼にとって最も辛い現実だ &br() &br()それを、未来のある子供たちが受けていい理由にならない &br() &br()様々な試行錯誤の結果、自分なりに世界が選択肢を間違えた理由が解った &br() &br()だが、それを修正する方法は、『人間』には不可能であった &br() &br()―――過去をやり直す &br() &br()そんなことが出来るのは、きっと『神様』しかいない &br() &br()目に見えない『神様』に頼むことなど出来ない &br() &br()だから、自分は… &br() &br()目に見える、機械仕掛けの『神様』を造ることにした &br() &br()失われた『魔法』に『時間旅行』という言葉があった &br() &br()その機能を限定することで『時間遡行』を可能にした &br() &br()そして、時間遡行には大量の熱量…エネルギーを消費する &br() &br()永遠にエネルギーを供給する『永久機関』の開発 &br() &br()ヒトと時間とカネ…その全てを注ぎ込むことで、なんとか形になった &br() &br()今の世界を替えたその根本を修正する &br() &br()だが、その思想は、今の世界の在り方に満足する者達には不要なものだった &br() &br()自分を不要と判断した『西欧財閥』は、何も迷うことなく自分を切り捨てるに至った &br() &br()それは、正しいことだ。しかし、そこに至るまでの結論は遅すぎた &br() &br()何故なら、自分は、とうの昔に、自分の役割を放棄していたのだ &br() &br()そうして、自分の研究室に鳴り響く銃声、爆発音 &br() &br()理解に難くない。軍隊が制圧に掛かっている &br() &br()職員達は無抵抗に殺されているだろう &br() &br()どうだ『キャスター』 &br() &br()厭世家の君には、好みな物語だろう? &br() &br()折角だ。 &br() &br() &br()少しくらい『キャスター』に仕返しをしてもバチは当たらないだろう &br() &br() &br()} :747. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:30:55.28 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){そんな自分の思考を感じ取ったのか『キャスター』は笑っていた &br() &br()キャスター「ハ!この程度では、何を言っている」 &br() &br()キャスター「逆転の目を残して転落など笑止にも程がある」 &br() &br()キャスター「さっさと逃げるぞ、既に月の世界への入り口は開けているのだろう?」 &br() &br()貴方は、霊子のキーボードに引数を入力していく &br() &br()プログラムを作りながら同時に設定を済ましていく &br() &br()『キャスター』に言うべきことがある &br() &br()これが、貴方の仕返しだ &br() &br()キャスター「なんだ?」 &br() &br()これから、お前が向かうのは月じゃない &br() &br()過去の世界だ &br() &br()キャスター「ハァ!?貴様、一体何を!」 &br() &br()そこに、自分は行くことは出来ないが、代わりは用意する。 &br() &br()一件、執筆の依頼だ『キャスター』 &br() &br()この男の物語を書いてくれ &br() &br()キャスター「ハ…確かに、これは酷い依頼人だ」 &br() &br()キャスター「…解った、貴様も死ぬのなら、俺のマスターに相応しい死に方をするんだな」 &br() &br()そして、貴方はキーを叩いて『キャスター』を過去へと送る &br() &br()残りは、この男の調整だけだ &br() &br() &br()兵士が自分のいる部屋に入ってきた &br() &br()自分は手を上げない。 &br() &br()抵抗しても無駄だ。殺される &br() &br()だが、手を上げれば、自分は屈したことになる &br() &br()それだけは、したくなかった &br() &br()貴方は、目を閉じる &br() &br() &br()忙しい人生だったが、世界を変える為に何かを出来たなら &br() &br()こんな、”アートグラフ”も、悪くは無い…そう思った &br() &br() &br()機械仕掛け貴方 another story &br()『機械仕掛け/Zero』 &br()} :750. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 02:05:41.16 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){#aa(){{{{{//////////ヾV   . /     l ,`´ ̄ ̄`<   . __/ &br()///////.lヽ, ヽ  .  /      l/     ./  ヽ  . l/./ &br()///////.}  ヽl,. .  .//ヽ  _/    , - ./_ ,  }.,-// ヽ, &br()////////  ,´ヽ, . / \ { / {   ,´  / 丶. /// &br() \///ノ  /   ∨ _/_/ l\.l  {   /   } : .〈ヽ__ &br()   \ノ  ,´   ∨_//\l ト,<ヽ ,/ _ _ ノ ノ/ ̄}┐l &br()    ゞ、ノ     ∨/////l l/几l 〈〉_,>--.ヾ .l \` &br() >---、      }l/////[三!ヾ/∨///l!///`i ! l\ ` , &br()     \     l ヽ//////l!  l/// ̄l!////lノ} }. ..\ ` , &br()       \   /\ \////ヽ l/ /ヾ///ノ/l`ヽ ∨ &br()\   .    l!  l//∧  ̄\∧/ /////////ト, ヽ,∨ &br()//\      l ////∧     ̄ ̄ ̄ヽ//,<./// ヽ `,∨ &br()////\    ,} ゝ,////>───、    l/ l. .//  ∧  i .} &br()//////\_ノ   l, , , , ,.////////\.  ヽ.l l/∧    l  ! l &br()////////\l   l   `,///i\///\__l.ゝ´/∧  . l  l/ &br()//////////\  }   //. ...l  .\/////////   .ノ /}}}}} &br() &br() &br()機械仕掛けの貴方 イメージAA ディトネイターオーガン &br() &br() &br()ロールプレイ的には賛否両論ですが、 &br() &br()ギルが身体を張ってくれました &br() &br()宝具の能力上圧倒的パワーですが、1乙ゲームオーバーの博打性能 &br() &br()本編には関係ないですけどね &br() &br()個人的には設定に四苦八苦 &br() &br()探検家+MIPとかなかったことになってた &br() &br()なに安価したかも忘れてしまった &br() &br()人間時のAAは特にないです &br() &br() &br()明日は、早くから再開するかも &br() &br()} :762. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:13:22.08 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){―――月海原学園 旧校舎――― &br() &br() &br()レオ「さて、今日のミーティングはこれで終了です」 &br() &br()本日の議題も片付いたからか、ミーティングはいつもより早く終わっていた &br() &br()いつもなら、白野と共にサクラメイキュウの探索に行く予定だが、 &br() &br()今日は、時間に幾分余裕がある &br() &br()良い機会だ。レオに聞きたいことがあった &br() &br()レオ「僕に聞きたいことですか?」 &br() &br()確か、ラニがセンチネルになっていた頃の話だ &br() &br()生徒会を含めて、レオの好みは女性はいないと言っていた &br() &br()では、月の外…地上には、レオの好みの女性はいたのだろうか? &br() &br()レオ「はい、生涯を誓った女性がいますよ」 &br() &br()貴方「!?」白野「!?」サクラ「!?」リン「!?」ラニ「?」シンジ「!?」 &br() &br()ジナコ「え?なに?それなんてエロゲ?」 &br() &br()…え!?レ…レオさん…今、なんと &br() &br()レオ「ですから、僕には生涯を誓った女性がいますよ。ツクヨミさん」 &br() &br()自分や白野、リンよりも年下のレオに…もうそんなステディな関係があるなんて… &br() &br()ということは…もしや &br() &br()レオ「はい、月に来る前に、兄さんの目を盗んで組み伏せました」 &br() &br()貴方「!?」白野「!?」サクラ「!?」リン「!?」ラニ「?」シンジ「!?」 &br() &br()ジナコ「ちょwwwレオきゅんマジ肉食系www」 &br() &br()え、じゃあレオさんや…まさか、大人の階段を…? &br() &br()レオ「いえ、服に手を掛けた時、マジ泣きされました」 &br() &br()貴方「!?」白野「!?」サクラ「!?」リン「!?」ラニ「?」シンジ「!?」 &br() &br()ジナコ「うはwwwリア充の勘違いザマァwww他人の不幸でメシウマっすよwww」 &br() &br()ランサー「む、ジナコ?何故、他人が不幸になると食事が捗るのだ?」 &br() &br()ランサー「他人が不幸になればなるほど、お前の体重は増加する理由が解らない」 &br() &br()レオの爆弾発言の連続に、生徒会メンバーは一様に唖然としている &br() &br()リン「ちょっとレオ…事と次第によっちゃぁ…」 &br() &br()サクラ「お…女の子の敵ですよ!」 &br() &br()ラニ「ミスタ・ツクヨミ。どうして、女性の服に触れたら、女性の敵になるのでしょうか?」 &br() &br()うん、その解答は白野に任せよう &br() &br()レオ「皆さん、落ち着いてください」 &br() &br()レオ「別に、無理やりだったから泣かれたわけじゃありません」 &br() &br()レオ「そうですね…あれは、月に向かう3日前でした…」 &br() &br()そうして、月の裏側で話されるのは、 &br() &br()一人の少年王と一人の女中少女が満月で交わした約束だった &br() &br() &br()} :763. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:16:59.53 ID:gXikwXNX0|&aa2(c){メ、メイドちゃーん!? &br()} :764. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:17:07.08 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){ウス、後は任せた &br()} :765. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:24:39.12 ID:WtI3/Lld0|&aa2(c){ちょwwwwwwwwwwww &br()} :766. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:25:02.04 ID:1qezxH7G0|&aa2(c){と言いつつ出来てるんだろう &br()} :767. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:30:13.17 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){―――西欧財閥 レオ本宅――― &br() &br() &br()あの聖杯戦争から、少しだけ月日が経過しました &br() &br()私は、ずっと気分が沈んだままでした &br() &br()妖精さん1「だうーん…」 &br() &br()妖精さん2「げんきないです…」 &br() &br()私の落ち込んだ気分に触発されたのか、妖精さんたちも絶賛ダウン中です &br() &br()1週間前までは、それはもう幸せの絶頂でした &br() &br()大好きなレオ様が、私の事を好きだと言ってくれました &br() &br()あんなに怖かったユリウス様が、今はとっても優しいです &br() &br()ずっと、こんな日々が続けば良いと思っていました。 &br() &br()ですが、1週間前… &br() &br()その日、私はレオ様から信じられない言葉を耳にしました &br() &br()レオ『僕と兄さんは、月の聖杯戦争に向かいます』 &br() &br()月にはムーンセルというものがあって、其処にも聖杯があると聞きました &br() &br()その聖杯を手に入れるために、レオ様とユリウス様は月に向かうとのことでした &br() &br()私は、ただ、その言葉を呆然と聞くだけしか出来ませんでした &br() &br()知っています。月の聖杯戦争は…たった一人しか生き残れないということを… &br() &br()そうして、私はずっと仕事にも手が付かないままに、 &br() &br()レオ様達の出発まで残り、3日となってしまいました &br() &br()それまで、ずっとレオ様と顔を合わせることが出来ませんでした &br() &br()だって、毎晩毎晩、泣いてしまうから &br() &br()きっと、今、レオ様にもユリウス様にも顔を合わせたら泣いてしまうから &br() &br()今日も、お仕事に手が付かないまま時間は過ぎていきました &br() &br()そして、もう直ぐ、就寝の時間 &br() &br()私は、部屋へと戻って、襟のボタンを緩めたときでした &br() &br()レオ「お邪魔しています」 &br() &br()私がいつも眠るベッドに、金色の髪が素敵な私の大好きな人が座っていた &br() &br()レレレ…レオ様!?どうして此処に!? &br() &br()レオ「貴女に会いたくなって」 &br() &br()か…鍵掛かっていたはずなのに!? &br() &br()レオ「僕としても、不本意だったのですが」 &br() &br()レオ「今回は、特別に許してください」 &br() &br()そうして、レオ様は私の手を引いて… &br() &br()強引にベッドの上に倒しました &br() &br()え!?え!?えー!? &br() &br() &br()私は、突然の事で、何がなんだかわかりませんでした &br() &br() &br()} :768. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:31:36.17 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){レオ「今から、僕は貴女を頂きます」 &br() &br()レオ様は、私の上に四つん這いになって上から私を観ています &br() &br()とっても、綺麗な顔立ち。それに負けないくらい綺麗な瞳 &br() &br()レオ様の手が私の胸元に伸びていきます &br()徐々に、レオ様の顔が近づいていきます &br() &br()どうしていいか解りません、でも抵抗できません &br() &br()だから、このままされるがままで良いのかなと思った時でした &br() &br()レオ「…次は、無いかもしれませんから」 &br() &br()次は…無い? &br() &br()その言葉がきっかけでした &br() &br()私は、涙を止めることが出来ませんでした &br() &br()う…ヒック…イヤ…イヤです…あぁぁ…イヤァ… &br() &br()もう、止めることも出来ず、涙がとめどなく溢れていきます &br() &br()レオ様に求められたことが、嫌だったのではありません &br()レオ様とこうして会えるのが、最後かもしれない &br()そんな言葉をレオ様から頂いたのが…堪らなく嫌でした &br() &br()もう会えない…それが…それがとっても嫌でした &br() &br()いつまでも泣き止まない私に、レオ様は少しだけ困った顔をしました &br() &br()そして… &br() &br()レオ「申し訳ありません」 &br() &br()そうして、レオ様は泣いてる私に胸を貸してくれました &br() &br()レオ「僕も…少し弱気になっていたのかもしれません」 &br()レオ「勝ち残る自信も確信もあります」 &br()レオ「ですが、貴女と離れる…それが少しだけ怖かった」 &br() &br()だから、私を抱こうと思った…そうレオ様は言いました &br() &br()私は、レオ様を前から抱きしめたままです &br()レオ様は、優しく頭を撫でてくださいます &br() &br()レオ「勿論、恐怖を紛らわせる為に貴女を求めたわけではありません」 &br()レオ「僕は、貴女だから、貴女しかいないと思ったから」 &br() &br()レオ「今、此処にいます」 &br() &br()その言葉が、今度はとても嬉しくて、 &br() &br()顔を見せない代わりに抱きしめる力を強くしました &br() &br()―――…ください &br() &br()レオ「どうしました?」 &br() &br()―――約束してください &br() &br()―――生きて帰ってくるって &br() &br()そしたら…私も今度は泣きません &br() &br()私の言葉を聞いたレオ様の表情は見えませんでした &br()でも、レオ様の体温が…熱くなったのは感じました &br() &br()レオ「やはり、僕は貴女の事が好きでよかった」 &br() &br()私が顔をようやく上げた時、レオ様はいつもの優しい笑顔でした &br() &br()レオ「酷いことをしようとしましたが、お願いがあります」 &br()レオ「もう一度、貴女の笑顔を見せてください」 &br() &br()レオ様の、そのお願いに、私は全力でお答えしました &br() &br()} :769. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:33:38.96 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){ &br() &br()レオ「というのが、このお話になります」 &br() &br()レオの話が終わった時、全員が口を空けることが出来なかった &br() &br()リン「あに゙よ゙…良い話じゃない…グスッ」 &br() &br()サクラ「はい…AIでも何か、胸に込み上げるものがあります」 &br() &br()ラニ「私も感情があれば、ミス・トオサカのように泣けるのでしょうか?」 &br() &br()レオの話に思わず涙を流しそうになった &br() &br()いつも、無茶ブリばかりしてくるバカイチョーだと思っていたのに &br() &br()実は、とても大きなものを背負っていたのだ &br() &br()ユリウス「ただ今、戻ったぞ…なんだこの空気は?」 &br() &br()偵察から戻ってきたユリウスは、生徒会のこの空気に異変を感じていた &br() &br()今、レオと婚約者の女の子の話を聞いたんだ &br() &br()ユリウス「あぁ…あの事か」 &br() &br()どうやら、ユリウスも知っているらしい &br() &br()ユリウス「全く…あれには参ったものだ」 &br() &br()ユリウス「俺の侵入が後3秒遅れていたら」 &br() &br()ユリウス「アイツは、レオに文字通り頂かれていたからな」 &br() &br()…え? &br() &br()レオ「ハッハッハ、本当兄さんってば、少し空気読んでくださいよ。色んな意味で」 &br() &br()ユリウス「俺の眼が黒いうちには、レオにも、アイツにも不純異性交遊など認めはしない」 &br() &br()あれ?レオさん?その子の一番の笑顔で終わりじゃなかったんですか? &br() &br()レオ「え?そんなわけないじゃないですか。本当ならあれから本番だったんですよ?」 &br() &br()あっけらかんと…まるで当然なように言い放つ我らがレオ会長 &br() &br()ラニを除く全員が…口を空けた &br() &br() &br()―――この駄会長があああああ!!!! &br() &br() &br() &br() &br()ガトー「ところでカイチョー!朝ごはんはまだですかな?」 &br() &br() &br()ムーンセル&メイド Another story &br()『笑顔で交わした約束を』 &br()おわり &br()} :770. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:38:13.82 ID:iOVfD82t0|&aa2(c){乙 &br()別に3秒遅れていてもよかったのよ?(ニッコリ &br()} :774. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 22:06:08.08 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){#aa(){{{{{          /      /  ......l ...         :、   .....\ &br()            / /     .../  .........l..... .....   :..    :.、.............{ &br()         / / .../  .../   ...........!..... {........ :...    ....。...........| &br()       /イ ..././ .../   . .........|...ト、.|\..ト........}   ......゚:,.......ハ &br()       /  / .../...| ....{ ...| ...............|..,レリ´ }ノ ∨..|   .........i.........ハ &br()           | ...'......|....人_j___ .........イ | x====ミ?   ..........}.........トヘ &br()           |...j|......|....{「 乂{ ...........ト...|´ 爪   「`| .............八.....ノ &br()           |..八....{......|ィ笊¨Y.......l リ ヒツ__,ノ ′.........../  }イ{ &br()           |/ }...i|、...ヘ ヒツノ}ノ\{ ///////// ............/〉/ リ &br()           |.八.\ {////////////////厶イ.....ィ//....{ &br()           リ  }ハ...ト、  ヽ ‐      ι /../jノ.......ハ{ &br()               }.八           /ィ/ |.....リ &br()              ノイ \  ´ ̄ `     /   /}../ &br()                    \         /     |リ┐ &br()                       丶 __  ィ      |/‘, &br()                   / ......|        /.......‘,_ &br()           -――――‐|ヽ ..../}        /.............//...........−- ___ &br()          / /         /...∧{/    __/................//................................\ &br()         /   ′     /......./|  ___/.....|............... //.............................../..... ヽ &br()         |   l        /.....イ\{  /r┘.....{..............//.............................../..   }}}}}} &br() &br()         ムーンセル貴男 イメージAA 新谷 貞一 &br() &br()      メイド貴女 イメージAA 素敵な支援絵ありがとうございました! &br() &br() &br()めんどくさかったんで一篇に…ウワ!ナニヲスルヤメ…! &br() &br()ツッキーは大人しいけどここぞの時はやってくれる男の子です &br() &br()だがしかし、眼鏡が足りなかった… &br() &br()そんでもって、メイドちゃん &br() &br()2乙後の奇跡は今でも忘れられません &br() &br()あれがなければハッピーエンドはなかった &br() &br()個人的には、メイドは思い入れのあるキャラです &br() &br() &br()本日はここで終了します &br() &br()お疲れ様でした &br() &br()} :790. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/04(木) 08:35:44.16 ID:65ZsUY2A0|&aa2(c){ツッキーはBBにとってなんのポジションなんだろうか……最も親しい友人? &br()} :798. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/06(土) 14:24:10.09 ID:FAPshZaso|&aa2(b,c){鉤爪の牢獄の中で、一人の少年が息絶えようとしている &br() &br()我ながら、才能が無いくせに、ハイサーヴァントの足止めだけでなく &br()あの悪名高い霊子ハッカー『黒鵄』と相討ちにまで持って来れた &br() &br()既に、『黒鵄』は霊子の塵に消えた &br() &br()「…どうしてですか?」 &br() &br()崩れゆくのは、自らを構成する霊子 &br() &br()「…どうして、私の邪魔をするんですか!?」 &br() &br()これでいい…これで、彼奴は先に進める &br() &br()「…貴方だって解っているじゃないですか」 &br()「この先、センパイには未来が無いって!」 &br() &br()『ライダー』の霊子は崩壊して、この場にはもういない &br()やがて、自分も…彼の後を追うのだろう &br() &br()「私なら、センパイを助けてあげられるんです!」 &br()「貴方だって、素直に本選で勝ち残ってたら…!」 &br() &br()彼女の言葉は、確かに彼奴にとって救いになるかもしれない &br()そして、自分がしようとしたことも、彼奴の救いになるはずだと思った &br() &br()だが、この裏側の世界に墜ちて、改めて、彼等と話して解ったんだ &br() &br()「なにが…解ったっていうんですか?」 &br() &br()自分と彼女が行おうとしたのは、エゴであり、停滞なのだと &br() &br()「…ッ!!」 &br() &br()彼女だって、気付いているんだろう &br() &br()彼奴が…アイツに最も似合っているのは…”前に進む”ことだって &br() &br()だったら、アイツが好きな自分は…それを止めてはいけないんだ &br() &br()「…バカじゃないんですか」 &br()「それで、自分が消えるなんて、理解できません」 &br() &br()まだ、顔周りに霊子は残っているのだろうか &br() &br()笑うことが出来た気がする &br() &br()「貴方は…私を恨んでいないんですか?」 &br()「こんなところで惨めに消滅する原因になった」 &br()「私を恨まないんですか?」 &br() &br()どうだろうか…自分はきっと、この少女を恨んでいない &br() &br()だって、自分には、この少女が必死なのが解ったから &br() &br()だって、自分も彼女も、岸波白野が好きなのだから &br() &br()同じ人を好きなっていたこの少女を、どうして恨めるのだろうか &br() &br()「…これで、ライバルが消えたんですから清々しますね!」 &br() &br()そうして、少女は身を翻す &br() &br()「えぇ…本当に、こんなところで会ってなかったら」 &br() &br() &br()―――私達、とても仲の良い友達…くらいには、なれたかもしれませんね &br() &br() &br()そんな、彼女の一言に、自分は、笑みが零れていた &br() &br() &br()ムーンセル貴方 Another Story &br()『最初で最期の友との語らい』 &br() &br()}
//まとめサイト作成支援ツール@wiki http://atwiki.jp/matome/ //編集URL: http://atwiki.jp/matome/editor?url=1400080050a42f8e37897663d1685cf6b8a4509dda //掲示板タイトル: //掲示板URL: 1400080050a42f8e37897663d1685cf6b8a4509dda :683. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:15:14.89 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){――――聖堂教会 本部―――― &br() &br() &br()「はぁ…」 &br() &br()私は、ため息を吐きながら聖堂の廊下を歩きます。 &br() &br()???「これ見よがしに溜息は吐かないでよ」 &br()???「まぁ、気持ちは解るけどね、『ヨハネ』」 &br() &br()私を『ヨハネ』と呼ぶこの男性 &br() &br()黒髪で長身の優男 &br() &br()そんな優男の両手には両手に両刃の刃を持っている &br() &br()それは、私の持つ両手剣と”同じ”だ &br() &br()そう…彼は、私と同じく福音礼装の所持者である『ルカ』だ &br() &br()「…折角の休日でしたのに」 &br()「士郎さんは今頃イリヤさんと…」 &br() &br()そう思えば思うほどに、気力は下がる &br() &br()ルカ「ハハ、あの女騎士様が恋する乙女なんて」 &br()ルカ「他の2人も、信じられないと思うんじゃないか?」 &br() &br()私は、ルカの言葉に無言で睨む &br()それに、他の2人は、どちらもそんなことには興味ないだろう &br() &br()???「相変わらず、飄々としているな『ルカ』」 &br()ルカ「誰かと思えば、『マルコ』じゃん」 &br()マルコ「また、お前達と顔を合わせるとはな」 &br() &br()そうして、私と『ルカ』に握手をする男性 &br() &br()立てた髪が特徴的な彼の手には、白くて綺麗な槍がある &br() &br()彼もまた、私たちと”同じ”だ &br() &br()『マルコ』は、今にしてみれば接するようになったが &br()昔は、無愛想かつ容赦のない人だったらしい &br()何せ、悪魔に憑かれた実の妹を殺そうとしたくらいだ &br() &br()こうして私こと『ヨハネ』、『ルカ』、『マルコ』が一堂に揃っている &br() &br()マタイ「猊下の勅命とはいえ…」 &br()ルカ「俺達三人が集まるなんて異常事態だ」 &br() &br()二人の言っていることは全く持って正論だ &br() &br()何せ、私達は『ヨハネ』の礼装授与以来、2度目の顔合わせだ &br()ようは…私が『ヨハネ』に選ばれた日以来…というわけだ &br() &br()そして、私達三人が予定よりも10分早く、謁見の間の扉を開けた時だった &br() &br()???「遅いぞ」 &br() &br()開口一番、まるで1時間前にでもいたような言葉を簡潔に言い放つこの男 &br() &br()長身で茶髪で無愛想が世界で一番似合う男 &br() &br()その左手には、私と”同じく”両手剣が納められている &br() &br()私は、やっぱり…と、そう思った &br() &br()既に、『ヨハネ』『ルカ』『マルコ』の福音が呼ばれただけでも異常事態 &br()ならば、当然、『マタイ』が呼ばれるのは自明の理だろう &br() &br()そうして10分ほど待っていれば、時間通りにあの御方のご尊顔を窺った &br() &br()私達たちは、一様にして跪き、拝命を承る &br() &br()ほんの短い間だが、教皇猊下ともお話することが出来た &br() &br()別れる間際、『応援していますよ』という猊下の御言葉がとても嬉しかった &br() &br()} :687. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:17:54.74 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){ルカ「それにしても、『聖杯戦争』の調査ねぇ…」 &br() &br()ルカ「『魔法少女』に『カード』…胡散臭さが堪らないね」 &br() &br()私もその意見には同感だ &br() &br()だから、早く調査に行こう。さぁ今すぐに &br() &br()マルコ「そういえば、『ヨハネ』は長い間、極東の支部に身を置いていたな」 &br() &br()その通り。しかも其処は私の第二の故郷だ &br() &br()だから、早く行こう。あ、ローマのお土産何が良いかな? &br() &br()マタイ「…落ち着け、『ヨハネ』」 &br() &br()マタイ「行くのは、お前一人じゃない」 &br() &br()…そうだった、行くのは私一人じゃない &br() &br()此処にいる3人も付いて来るのだ &br() &br()改めて、ため息を付いてしまう &br() &br()いや、これは、教皇猊下からの勅命なのだ &br() &br()私は、両手を握って気合を入れる &br() &br()マルコ「しかし…俺達4人が離れては、埋葬機関の牽制はどうなる?」 &br() &br()ルカ「そこは、信じられないが、魔術協会が請け負うらしい」 &br() &br()ルカ「本当に、信じられないけどね」 &br() &br()「もう、此処までにしましょう」 &br() &br()「余計な詮索は無用です」 &br() &br()そう、何故なら我らは教皇猊下様が唯一持てる戦力だ &br() &br()教皇猊下の剣であり、槍であり、盾であり &br() &br()そして、力を持たない者たちの救いなのだ &br() &br()教皇猊下は、力の無い無辜な人達のために、 &br() &br()私達を彼の地に送るのだ &br() &br()ならば、その決断を疑うことは、あってはならない &br() &br()私は、愛剣を握って祈りを込める &br() &br() &br()―――主よ、どうか、私達を御導きください &br() &br() &br()それは、毎日欠かすことのない、祈り &br() &br()でも、今回だけは、神様にもう1つお願いある &br() &br() &br()あと…士郎さんとイリヤさんと一緒に遊びたいです &br() &br() &br()その祈りは、神様に届いたのだろうか &br() &br()それを知る者は、神様しかいないだろう &br() &br() &br()女騎士貴女 After Story &br()『舞台はカレイドに』 &br() &br()終わ &br()} :689. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/01(月) 23:21:20.93 ID:0u9XJIVR0|&aa2(c){お、ヤバイ物をつくって味をアースセルによって改竄された娘か &br()} :690. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/01(月) 23:25:53.60 ID:SqQ3duIDO|&aa2(c){ああ、ジークさんにセミラミスの毒より凄まじいものを食わせた貴女か &br()} :691. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:30:38.86 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){女騎士貴女 イメージ クシャナXさん  &br() &br()画像リンクはあえて貼らない &br()くそアカ…じゃない、士郎爆発しろ &br() &br()料理は士郎のおかげで少しはマシになりました &br()明るく前向きで元気な女の子 ※但し戦闘は鬼強い &br()家系(0)・才能(9)的にも &br()戦闘力は変態と女騎士はタメ張るでしょう &br() &br()アースセルの女子力マジ高ぇ… &br() &br()ビースト、ギル、ランチャー、ラピュタとか &br()多分、難易度的にはやばかった気がしないでもないですが &br()何故か、普通に苦も無くクリア出来た人 &br() &br()アルェ? &br()苦しめよと思ってたのに… &br() &br() &br()ついでに『マタイ』⇒ガロっぽいの 『ルカ』⇒ゼロっぽいの 『マルコ』⇒ダンっぽいの &br() &br()ガロとゼロとキバぐらいしかAAないのね…ダン好きなのに &br() &br() &br() &br()} :692. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/01(月) 23:31:40.35 ID:cgHS2vkV0|&aa2(c){女子力(物理) &br()} :700. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/01(月) 23:49:19.01 ID:dezuob+ho|&aa2(b,c){多分、変態は女騎士さんをめっちゃ愛してますけど &br()女騎士さんは、変態をめっちゃ嫌ってる &br() &br()そんな気がします。 &br() &br()個人的には才能≠戦闘力という評価です &br()スキルとかその時のコンマとかで &br() &br()戦力的には &br()ロボ貴方(機械仕掛けモード)、次点で黒間桐お姉ちゃん。続いて英雄王子、ラスボスハードモード &br()そん次がツンデレ(紅赤朱)、貴方(マジハサン)ですかね &br() &br()この辺は、殿堂入り &br()これより先は、ちょっと考えるの面倒くさい &br() &br() &br()では、この辺で、お疲れ様でした・ &br()} :744. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:26:18.58 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){キャスター「なんだ、お前が俺のマスターか?」 &br() &br()キャスター「ふん、何もかもが成功する男など」 &br() &br()キャスター「つまらな過ぎて、鳥肌しか立たん」 &br() &br()開口一番、悪口しか吐かないこのサーヴァントに &br() &br()自分は笑ってしまった &br() &br()キャスター「なんだお前は?」 &br() &br()キャスター「まさか、貶される事に喜びを覚える類か?」 &br() &br()いや、違う &br() &br()だが、『キャスター』…一つだけ訂正をしてもらう &br() &br()キャスター「何を訂正するつもりだ?」 &br() &br()自分を何もかも成功する男だと評したな? &br() &br()それは、誤りだ &br() &br()何故なら、自分は… &br() &br()これから、ずっと失敗していくのだから &br() &br()喜べ、ミスター・ドランカー &br() &br() &br()―――これは、とある男の栄光から転落までの物語だ &br() &br() &br()} :745. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:27:56.42 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){試験管から生まれた時、 &br() &br()あぁ…自分は、ヒトとは違うのだと理解した &br() &br()人とは違う理解力、ヒトとは違う認識力 &br() &br()ヒトの形をしながら、自分は『人』としての生き方を知らなかった &br() &br()”デザインされた人生”を生きてきた &br() &br()成人になる頃には、もうその生き方に疑問を抱くことも無かった &br() &br()―――そう、あの日までは &br() &br()彼と会ったのは、『西欧財閥』の一人として、 &br()形式的な『紛争地域』の視察を行った時だ &br() &br()衛生管理など、言葉でしか意味が無いテントの中で、 &br()既に、息絶えようとしている兵士を必死に治療する一人の医者がいた &br() &br()その医者に話しかけた。 &br() &br()―――どうして、そんな無駄なことをするのか? &br() &br()もう直ぐ、死ぬであろう人間ならそのまま死なせればいい &br() &br()資源と労力の無駄はなるべく抑えるべきだ &br() &br()自分の正論に医者は、己の自論で返した &br() &br()―――ここで、放棄してしまえば、私は一生、勝つことは出来ない &br() &br()そのとき、医者の眼は忘れられない &br() &br()後に、彼が親しい友人になるとは、この時思わなかった &br() &br()彼との再会はある学会だった &br() &br()「やぁ…戦場で会った以来だね」 &br() &br()どうやら彼も覚えていたようだ &br() &br()それから、彼とはよく話すようになった &br() &br()そして、自覚するようになった &br() &br()『彼』のような生き方こそ、正しい『人』としての生き方である…と &br() &br()その意思、その尊厳こそが、自分に無いものだ…と &br() &br()彼と出会ったことで、ようやく自分は『人間』になったのだと理解した &br() &br()その時になって、自分はようやく世界を認識できた &br() &br()何かが枯渇した世界、何もかもが管理されていく世界 &br() &br()長い長い探検から得た答えは… &br() &br()そんな息苦しい世界に自分は生きている…ということだった &br() &br()そして、自分は、親友の死に目に会った &br() &br()極東の島国でテロに巻き込まれたらしい &br() &br()救助へと向かったが、彼は…もう直ぐ息絶えようとしていた &br() &br()彼は、死ぬ間際、呟いた &br() &br()彼が、戦争を憎む理由を――― &br() &br()彼が、ずっと進み続けた理由を――― &br() &br()そして、この世界が間違っているという意味を――― &br() &br()そして、死んだ彼の言葉を、 &br() &br()自分は頷くことが気でなかった &br() &br() &br()} :746. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:29:20.17 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){彼が死んでから、自分は研究に没頭した &br() &br()この世界が間違っている &br() &br()それは、自分も思っている &br() &br()だが、彼の言った『世界が間違っている』理由には頷けなかった &br() &br()彼の言った『世界を修正する』方法にも頷けなかった &br() &br()何故なら、その痛みは、彼にとって最も辛い現実だ &br() &br()それを、未来のある子供たちが受けていい理由にならない &br() &br()様々な試行錯誤の結果、自分なりに世界が選択肢を間違えた理由が解った &br() &br()だが、それを修正する方法は、『人間』には不可能であった &br() &br()―――過去をやり直す &br() &br()そんなことが出来るのは、きっと『神様』しかいない &br() &br()目に見えない『神様』に頼むことなど出来ない &br() &br()だから、自分は… &br() &br()目に見える、機械仕掛けの『神様』を造ることにした &br() &br()失われた『魔法』に『時間旅行』という言葉があった &br() &br()その機能を限定することで『時間遡行』を可能にした &br() &br()そして、時間遡行には大量の熱量…エネルギーを消費する &br() &br()永遠にエネルギーを供給する『永久機関』の開発 &br() &br()ヒトと時間とカネ…その全てを注ぎ込むことで、なんとか形になった &br() &br()今の世界を替えたその根本を修正する &br() &br()だが、その思想は、今の世界の在り方に満足する者達には不要なものだった &br() &br()自分を不要と判断した『西欧財閥』は、何も迷うことなく自分を切り捨てるに至った &br() &br()それは、正しいことだ。しかし、そこに至るまでの結論は遅すぎた &br() &br()何故なら、自分は、とうの昔に、自分の役割を放棄していたのだ &br() &br()そうして、自分の研究室に鳴り響く銃声、爆発音 &br() &br()理解に難くない。軍隊が制圧に掛かっている &br() &br()職員達は無抵抗に殺されているだろう &br() &br()どうだ『キャスター』 &br() &br()厭世家の君には、好みな物語だろう? &br() &br()折角だ。 &br() &br() &br()少しくらい『キャスター』に仕返しをしてもバチは当たらないだろう &br() &br() &br()} :747. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 01:30:55.28 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){そんな自分の思考を感じ取ったのか『キャスター』は笑っていた &br() &br()キャスター「ハ!この程度では、何を言っている」 &br() &br()キャスター「逆転の目を残して転落など笑止にも程がある」 &br() &br()キャスター「さっさと逃げるぞ、既に月の世界への入り口は開けているのだろう?」 &br() &br()貴方は、霊子のキーボードに引数を入力していく &br() &br()プログラムを作りながら同時に設定を済ましていく &br() &br()『キャスター』に言うべきことがある &br() &br()これが、貴方の仕返しだ &br() &br()キャスター「なんだ?」 &br() &br()これから、お前が向かうのは月じゃない &br() &br()過去の世界だ &br() &br()キャスター「ハァ!?貴様、一体何を!」 &br() &br()そこに、自分は行くことは出来ないが、代わりは用意する。 &br() &br()一件、執筆の依頼だ『キャスター』 &br() &br()この男の物語を書いてくれ &br() &br()キャスター「ハ…確かに、これは酷い依頼人だ」 &br() &br()キャスター「…解った、貴様も死ぬのなら、俺のマスターに相応しい死に方をするんだな」 &br() &br()そして、貴方はキーを叩いて『キャスター』を過去へと送る &br() &br()残りは、この男の調整だけだ &br() &br() &br()兵士が自分のいる部屋に入ってきた &br() &br()自分は手を上げない。 &br() &br()抵抗しても無駄だ。殺される &br() &br()だが、手を上げれば、自分は屈したことになる &br() &br()それだけは、したくなかった &br() &br()貴方は、目を閉じる &br() &br() &br()忙しい人生だったが、世界を変える為に何かを出来たなら &br() &br()こんな、”アートグラフ”も、悪くは無い…そう思った &br() &br() &br()機械仕掛け貴方 another story &br()『機械仕掛け/Zero』 &br()} :750. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 02:05:41.16 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c)#aa(){//////////ヾV   . /     l ,`´ ̄ ̄`<   . __/ &br()///////.lヽ, ヽ  .  /      l/     ./  ヽ  . l/./ &br()///////.}  ヽl,. .  .//ヽ  _/    , - ./_ ,  }.,-// ヽ, &br()////////  ,´ヽ, . / \ { / {   ,´  / 丶. /// &br() \///ノ  /   ∨ _/_/ l\.l  {   /   } : .〈ヽ__ &br()   \ノ  ,´   ∨_//\l ト,<ヽ ,/ _ _ ノ ノ/ ̄}┐l &br()    ゞ、ノ     ∨/////l l/几l 〈〉_,>--.ヾ .l \` &br() >---、      }l/////[三!ヾ/∨///l!///`i ! l\ ` , &br()     \     l ヽ//////l!  l/// ̄l!////lノ} }. ..\ ` , &br()       \   /\ \////ヽ l/ /ヾ///ノ/l`ヽ ∨ &br()\   .    l!  l//∧  ̄\∧/ /////////ト, ヽ,∨ &br()//\      l ////∧     ̄ ̄ ̄ヽ//,<./// ヽ `,∨ &br()////\    ,} ゝ,////>───、    l/ l. .//  ∧  i .} &br()//////\_ノ   l, , , , ,.////////\.  ヽ.l l/∧    l  ! l &br()////////\l   l   `,///i\///\__l.ゝ´/∧  . l  l/ &br()//////////\  }   //. ...l  .\/////////   .ノ / &br() &br() &br()機械仕掛けの貴方 イメージAA ディトネイターオーガン &br() &br() &br()ロールプレイ的には賛否両論ですが、 &br() &br()ギルが身体を張ってくれました &br() &br()宝具の能力上圧倒的パワーですが、1乙ゲームオーバーの博打性能 &br() &br()本編には関係ないですけどね &br() &br()個人的には設定に四苦八苦 &br() &br()探検家+MIPとかなかったことになってた &br() &br()なに安価したかも忘れてしまった &br() &br()人間時のAAは特にないです &br() &br() &br()明日は、早くから再開するかも &br() &br()} :762. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:13:22.08 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){―――月海原学園 旧校舎――― &br() &br() &br()レオ「さて、今日のミーティングはこれで終了です」 &br() &br()本日の議題も片付いたからか、ミーティングはいつもより早く終わっていた &br() &br()いつもなら、白野と共にサクラメイキュウの探索に行く予定だが、 &br() &br()今日は、時間に幾分余裕がある &br() &br()良い機会だ。レオに聞きたいことがあった &br() &br()レオ「僕に聞きたいことですか?」 &br() &br()確か、ラニがセンチネルになっていた頃の話だ &br() &br()生徒会を含めて、レオの好みは女性はいないと言っていた &br() &br()では、月の外…地上には、レオの好みの女性はいたのだろうか? &br() &br()レオ「はい、生涯を誓った女性がいますよ」 &br() &br()貴方「!?」白野「!?」サクラ「!?」リン「!?」ラニ「?」シンジ「!?」 &br() &br()ジナコ「え?なに?それなんてエロゲ?」 &br() &br()…え!?レ…レオさん…今、なんと &br() &br()レオ「ですから、僕には生涯を誓った女性がいますよ。ツクヨミさん」 &br() &br()自分や白野、リンよりも年下のレオに…もうそんなステディな関係があるなんて… &br() &br()ということは…もしや &br() &br()レオ「はい、月に来る前に、兄さんの目を盗んで組み伏せました」 &br() &br()貴方「!?」白野「!?」サクラ「!?」リン「!?」ラニ「?」シンジ「!?」 &br() &br()ジナコ「ちょwwwレオきゅんマジ肉食系www」 &br() &br()え、じゃあレオさんや…まさか、大人の階段を…? &br() &br()レオ「いえ、服に手を掛けた時、マジ泣きされました」 &br() &br()貴方「!?」白野「!?」サクラ「!?」リン「!?」ラニ「?」シンジ「!?」 &br() &br()ジナコ「うはwwwリア充の勘違いザマァwww他人の不幸でメシウマっすよwww」 &br() &br()ランサー「む、ジナコ?何故、他人が不幸になると食事が捗るのだ?」 &br() &br()ランサー「他人が不幸になればなるほど、お前の体重は増加する理由が解らない」 &br() &br()レオの爆弾発言の連続に、生徒会メンバーは一様に唖然としている &br() &br()リン「ちょっとレオ…事と次第によっちゃぁ…」 &br() &br()サクラ「お…女の子の敵ですよ!」 &br() &br()ラニ「ミスタ・ツクヨミ。どうして、女性の服に触れたら、女性の敵になるのでしょうか?」 &br() &br()うん、その解答は白野に任せよう &br() &br()レオ「皆さん、落ち着いてください」 &br() &br()レオ「別に、無理やりだったから泣かれたわけじゃありません」 &br() &br()レオ「そうですね…あれは、月に向かう3日前でした…」 &br() &br()そうして、月の裏側で話されるのは、 &br() &br()一人の少年王と一人の女中少女が満月で交わした約束だった &br() &br() &br()} :763. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:16:59.53 ID:gXikwXNX0|&aa2(c){メ、メイドちゃーん!? &br()} :764. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:17:07.08 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){ウス、後は任せた &br()} :765. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:24:39.12 ID:WtI3/Lld0|&aa2(c){ちょwwwwwwwwwwww &br()} :766. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:25:02.04 ID:1qezxH7G0|&aa2(c){と言いつつ出来てるんだろう &br()} :767. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:30:13.17 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){―――西欧財閥 レオ本宅――― &br() &br() &br()あの聖杯戦争から、少しだけ月日が経過しました &br() &br()私は、ずっと気分が沈んだままでした &br() &br()妖精さん1「だうーん…」 &br() &br()妖精さん2「げんきないです…」 &br() &br()私の落ち込んだ気分に触発されたのか、妖精さんたちも絶賛ダウン中です &br() &br()1週間前までは、それはもう幸せの絶頂でした &br() &br()大好きなレオ様が、私の事を好きだと言ってくれました &br() &br()あんなに怖かったユリウス様が、今はとっても優しいです &br() &br()ずっと、こんな日々が続けば良いと思っていました。 &br() &br()ですが、1週間前… &br() &br()その日、私はレオ様から信じられない言葉を耳にしました &br() &br()レオ『僕と兄さんは、月の聖杯戦争に向かいます』 &br() &br()月にはムーンセルというものがあって、其処にも聖杯があると聞きました &br() &br()その聖杯を手に入れるために、レオ様とユリウス様は月に向かうとのことでした &br() &br()私は、ただ、その言葉を呆然と聞くだけしか出来ませんでした &br() &br()知っています。月の聖杯戦争は…たった一人しか生き残れないということを… &br() &br()そうして、私はずっと仕事にも手が付かないままに、 &br() &br()レオ様達の出発まで残り、3日となってしまいました &br() &br()それまで、ずっとレオ様と顔を合わせることが出来ませんでした &br() &br()だって、毎晩毎晩、泣いてしまうから &br() &br()きっと、今、レオ様にもユリウス様にも顔を合わせたら泣いてしまうから &br() &br()今日も、お仕事に手が付かないまま時間は過ぎていきました &br() &br()そして、もう直ぐ、就寝の時間 &br() &br()私は、部屋へと戻って、襟のボタンを緩めたときでした &br() &br()レオ「お邪魔しています」 &br() &br()私がいつも眠るベッドに、金色の髪が素敵な私の大好きな人が座っていた &br() &br()レレレ…レオ様!?どうして此処に!? &br() &br()レオ「貴女に会いたくなって」 &br() &br()か…鍵掛かっていたはずなのに!? &br() &br()レオ「僕としても、不本意だったのですが」 &br() &br()レオ「今回は、特別に許してください」 &br() &br()そうして、レオ様は私の手を引いて… &br() &br()強引にベッドの上に倒しました &br() &br()え!?え!?えー!? &br() &br() &br()私は、突然の事で、何がなんだかわかりませんでした &br() &br() &br()} :768. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:31:36.17 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){レオ「今から、僕は貴女を頂きます」 &br() &br()レオ様は、私の上に四つん這いになって上から私を観ています &br() &br()とっても、綺麗な顔立ち。それに負けないくらい綺麗な瞳 &br() &br()レオ様の手が私の胸元に伸びていきます &br()徐々に、レオ様の顔が近づいていきます &br() &br()どうしていいか解りません、でも抵抗できません &br() &br()だから、このままされるがままで良いのかなと思った時でした &br() &br()レオ「…次は、無いかもしれませんから」 &br() &br()次は…無い? &br() &br()その言葉がきっかけでした &br() &br()私は、涙を止めることが出来ませんでした &br() &br()う…ヒック…イヤ…イヤです…あぁぁ…イヤァ… &br() &br()もう、止めることも出来ず、涙がとめどなく溢れていきます &br() &br()レオ様に求められたことが、嫌だったのではありません &br()レオ様とこうして会えるのが、最後かもしれない &br()そんな言葉をレオ様から頂いたのが…堪らなく嫌でした &br() &br()もう会えない…それが…それがとっても嫌でした &br() &br()いつまでも泣き止まない私に、レオ様は少しだけ困った顔をしました &br() &br()そして… &br() &br()レオ「申し訳ありません」 &br() &br()そうして、レオ様は泣いてる私に胸を貸してくれました &br() &br()レオ「僕も…少し弱気になっていたのかもしれません」 &br()レオ「勝ち残る自信も確信もあります」 &br()レオ「ですが、貴女と離れる…それが少しだけ怖かった」 &br() &br()だから、私を抱こうと思った…そうレオ様は言いました &br() &br()私は、レオ様を前から抱きしめたままです &br()レオ様は、優しく頭を撫でてくださいます &br() &br()レオ「勿論、恐怖を紛らわせる為に貴女を求めたわけではありません」 &br()レオ「僕は、貴女だから、貴女しかいないと思ったから」 &br() &br()レオ「今、此処にいます」 &br() &br()その言葉が、今度はとても嬉しくて、 &br() &br()顔を見せない代わりに抱きしめる力を強くしました &br() &br()―――…ください &br() &br()レオ「どうしました?」 &br() &br()―――約束してください &br() &br()―――生きて帰ってくるって &br() &br()そしたら…私も今度は泣きません &br() &br()私の言葉を聞いたレオ様の表情は見えませんでした &br()でも、レオ様の体温が…熱くなったのは感じました &br() &br()レオ「やはり、僕は貴女の事が好きでよかった」 &br() &br()私が顔をようやく上げた時、レオ様はいつもの優しい笑顔でした &br() &br()レオ「酷いことをしようとしましたが、お願いがあります」 &br()レオ「もう一度、貴女の笑顔を見せてください」 &br() &br()レオ様の、そのお願いに、私は全力でお答えしました &br() &br()} :769. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 21:33:38.96 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){ &br() &br()レオ「というのが、このお話になります」 &br() &br()レオの話が終わった時、全員が口を空けることが出来なかった &br() &br()リン「あに゙よ゙…良い話じゃない…グスッ」 &br() &br()サクラ「はい…AIでも何か、胸に込み上げるものがあります」 &br() &br()ラニ「私も感情があれば、ミス・トオサカのように泣けるのでしょうか?」 &br() &br()レオの話に思わず涙を流しそうになった &br() &br()いつも、無茶ブリばかりしてくるバカイチョーだと思っていたのに &br() &br()実は、とても大きなものを背負っていたのだ &br() &br()ユリウス「ただ今、戻ったぞ…なんだこの空気は?」 &br() &br()偵察から戻ってきたユリウスは、生徒会のこの空気に異変を感じていた &br() &br()今、レオと婚約者の女の子の話を聞いたんだ &br() &br()ユリウス「あぁ…あの事か」 &br() &br()どうやら、ユリウスも知っているらしい &br() &br()ユリウス「全く…あれには参ったものだ」 &br() &br()ユリウス「俺の侵入が後3秒遅れていたら」 &br() &br()ユリウス「アイツは、レオに文字通り頂かれていたからな」 &br() &br()…え? &br() &br()レオ「ハッハッハ、本当兄さんってば、少し空気読んでくださいよ。色んな意味で」 &br() &br()ユリウス「俺の眼が黒いうちには、レオにも、アイツにも不純異性交遊など認めはしない」 &br() &br()あれ?レオさん?その子の一番の笑顔で終わりじゃなかったんですか? &br() &br()レオ「え?そんなわけないじゃないですか。本当ならあれから本番だったんですよ?」 &br() &br()あっけらかんと…まるで当然なように言い放つ我らがレオ会長 &br() &br()ラニを除く全員が…口を空けた &br() &br() &br()―――この駄会長があああああ!!!! &br() &br() &br() &br() &br()ガトー「ところでカイチョー!朝ごはんはまだですかな?」 &br() &br() &br()ムーンセル&メイド Another story &br()『笑顔で交わした約束を』 &br()おわり &br()} :770. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/03(水) 21:38:13.82 ID:iOVfD82t0|&aa2(c){乙 &br()別に3秒遅れていてもよかったのよ?(ニッコリ &br()} :774. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/03(水) 22:06:08.08 ID:iQEF4FRio|&aa2(b,c){          /      /  ......l ...         :、   .....\ &br()            / /     .../  .........l..... .....   :..    :.、.............{ &br()         / / .../  .../   ...........!..... {........ :...    ....。...........| &br()       /イ ..././ .../   . .........|...ト、.|\..ト........}   ......゚:,.......ハ &br()       /  / .../...| ....{ ...| ...............|..,レリ´ }ノ ∨..|   .........i.........ハ &br()           | ...'......|....人_j___ .........イ | x====ミ?   ..........}.........トヘ &br()           |...j|......|....{「 乂{ ...........ト...|´ 爪   「`| .............八.....ノ &br()           |..八....{......|ィ笊¨Y.......l リ ヒツ__,ノ ′.........../  }イ{ &br()           |/ }...i|、...ヘ ヒツノ}ノ\{ ///////// ............/〉/ リ &br()           |.八.\ {////////////////厶イ.....ィ//....{ &br()           リ  }ハ...ト、  ヽ ‐      ι /../jノ.......ハ{ &br()               }.八           /ィ/ |.....リ &br()              ノイ \  ´ ̄ `     /   /}../ &br()                    \         /     |リ┐ &br()                       丶 __  ィ      |/‘, &br()                   / ......|        /.......‘,_ &br()           -――――‐|ヽ ..../}        /.............//...........−- ___ &br()          / /         /...∧{/    __/................//................................\ &br()         /   ′     /......./|  ___/.....|............... //.............................../..... ヽ &br()         |   l        /.....イ\{  /r┘.....{..............//.............................../..   } &br() &br()         ムーンセル貴男 イメージAA 新谷 貞一 &br() &br()      メイド貴女 イメージAA 素敵な支援絵ありがとうございました! &br() &br() &br()めんどくさかったんで一篇に…ウワ!ナニヲスルヤメ…! &br() &br()ツッキーは大人しいけどここぞの時はやってくれる男の子です &br() &br()だがしかし、眼鏡が足りなかった… &br() &br()そんでもって、メイドちゃん &br() &br()2乙後の奇跡は今でも忘れられません &br() &br()あれがなければハッピーエンドはなかった &br() &br()個人的には、メイドは思い入れのあるキャラです &br() &br() &br()本日はここで終了します &br() &br()お疲れ様でした &br() &br()} :790. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2013/07/04(木) 08:35:44.16 ID:65ZsUY2A0|&aa2(c){ツッキーはBBにとってなんのポジションなんだろうか……最も親しい友人? &br()} :798. &aa2(#008000){◆1L03mUOnkY} 2013/07/06(土) 14:24:10.09 ID:FAPshZaso|&aa2(b,c){鉤爪の牢獄の中で、一人の少年が息絶えようとしている &br() &br()我ながら、才能が無いくせに、ハイサーヴァントの足止めだけでなく &br()あの悪名高い霊子ハッカー『黒鵄』と相討ちにまで持って来れた &br() &br()既に、『黒鵄』は霊子の塵に消えた &br() &br()「…どうしてですか?」 &br() &br()崩れゆくのは、自らを構成する霊子 &br() &br()「…どうして、私の邪魔をするんですか!?」 &br() &br()これでいい…これで、彼奴は先に進める &br() &br()「…貴方だって解っているじゃないですか」 &br()「この先、センパイには未来が無いって!」 &br() &br()『ライダー』の霊子は崩壊して、この場にはもういない &br()やがて、自分も…彼の後を追うのだろう &br() &br()「私なら、センパイを助けてあげられるんです!」 &br()「貴方だって、素直に本選で勝ち残ってたら…!」 &br() &br()彼女の言葉は、確かに彼奴にとって救いになるかもしれない &br()そして、自分がしようとしたことも、彼奴の救いになるはずだと思った &br() &br()だが、この裏側の世界に墜ちて、改めて、彼等と話して解ったんだ &br() &br()「なにが…解ったっていうんですか?」 &br() &br()自分と彼女が行おうとしたのは、エゴであり、停滞なのだと &br() &br()「…ッ!!」 &br() &br()彼女だって、気付いているんだろう &br() &br()彼奴が…アイツに最も似合っているのは…”前に進む”ことだって &br() &br()だったら、アイツが好きな自分は…それを止めてはいけないんだ &br() &br()「…バカじゃないんですか」 &br()「それで、自分が消えるなんて、理解できません」 &br() &br()まだ、顔周りに霊子は残っているのだろうか &br() &br()笑うことが出来た気がする &br() &br()「貴方は…私を恨んでいないんですか?」 &br()「こんなところで惨めに消滅する原因になった」 &br()「私を恨まないんですか?」 &br() &br()どうだろうか…自分はきっと、この少女を恨んでいない &br() &br()だって、自分には、この少女が必死なのが解ったから &br() &br()だって、自分も彼女も、岸波白野が好きなのだから &br() &br()同じ人を好きなっていたこの少女を、どうして恨めるのだろうか &br() &br()「…これで、ライバルが消えたんですから清々しますね!」 &br() &br()そうして、少女は身を翻す &br() &br()「えぇ…本当に、こんなところで会ってなかったら」 &br() &br() &br()―――私達、とても仲の良い友達…くらいには、なれたかもしれませんね &br() &br() &br()そんな、彼女の一言に、自分は、笑みが零れていた &br() &br() &br()ムーンセル貴方 Another Story &br()『最初で最期の友との語らい』 &br() &br()}

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