装甲も砲も足もある、The OP。
戦車について知る
まずは車両の基本スペックから見ていこう。
- 主砲:単発火力390/AP貫通225/APCR貫通265/DPM1759/精度0.4/照準時間3.4/仰角+23°/俯角-5°
- 耐久値:1500
- 視界範囲:350
- 車体装甲圧:110/90/60
- 砲塔装甲圧:249/172/100
- 最高速度:38km(後退時:15km)
- 実用出力重量比:14.26
- 旋回性能:車体30/砲塔26
この戦車は簡単に言えば高貫通・高威力砲を積んだMT並の速度で走る重戦車である。まずはその強力な砲から見てみよう。単発威力390は同格中最高クラスである。にもかかわらず、精度・照準時間が「ちょっと悪い」程度である。それも重戦車の戦闘は疑似ターン性になることが多く殆ど問題にならない。貫通力も225とかなり高く、IS-3やTigerⅡなどの「少し硬い」戦車を正面から簡単に抜くことが出来る。課金弾の貫通力の伸びも良く、ティア9相手でも一部を除いて正面から戦えるレベルである。
次に防御力だが、格下相手には全身カチカチ。同格・格上相手には車体がスパスパ抜かれ、砲塔はそこそこの信頼性があるが相手次第では抜かれるという感じである。まず車体正面だが、ISシリーズ特有の楔形装甲で貫通175mm程度まではシャットアウト出来る。この時注意しなければいけないのが、楔形装甲の為昼飯をすると逆に装甲圧が減ってしまうということだ。次に砲塔だが、正面の殆どはティア10駆逐相手でもなければ抜かれることはない。ただし正面から砲塔の天板(所謂おでこ)が見え、そこが20mmしかないため当たればほぼ抜かれる。投影面積が少ない為当て難いが、当てられないことも無い。ハルダウンすればかなり硬いが、知ってる人からすれば無敵ではないということを覚えておこう。
そして最後に機動力だが、重戦車にしてはかなり速い。この機動力のおかげで、ボトムになったときも柔軟に立ち回ることが出来る。またそれだけでなく、迅速な侵攻・撤退、素早いリポジが可能な為、常に自分にとって適正な場所で戦うことが出来る。さらに飛び出し撃ちもスムーズ、逆豚飯への移行もスムーズにでき、自分からダメージを取りに行って戦況を動かしやすい。
戦車運用の仕方
格下にはめっぽう強いので、格下相手には身を晒して撃ちに行っても良い。同格やティア9を相手にする時はハルダウンして戦うか、味方が撃たれた後に飛び出し撃ちをして戦おう。また、どの戦車でもそうだが例えハルダウン中でも撃ったら隠れることを忘れてはいけない。街で戦う場合は、基本的に置きエイム・逆豚で戦うと良い。高い機動力で先に交戦ポイントに着き、相手が出てくるであろう場所にエイムを置いておくことで、一発だけノーリスクでダメージを取ることが出来る。後は基本的に自分から攻めずに攻めてきた敵の側面を撃つようにして、余裕があるならフェイントで相手に撃たせてから置きエイムしたり、逆豚をして撃ちに行こう。また、マップにも依るのだが、街は基本的に待つ方が有利で膠着しやすい。その為、街の外で味方が負けてそのまま数量差が出来てしまうことがよくある。置きエイムや逆豚も結局相手が出てこなければダメージを取れない。要は相手によって自分が出来る仕事の量が決まってしまうのだ。相手が仕事をさせてくれないのなら、街を押し込むなり街の外へ援護にいくなりしよう。
ティア10戦場ではMTとして運用すべきである。いくら強戦車といえどティア10相手には赤子同然だ。側面を取れれば例えMaus、E100相手でも貫通させられるので、味方のティア10重戦車のサポートなどに努めよう。MT運用といっても本職のMT相手に機動戦やDPM勝負などしたりしないように。
豆知識・テクニック
IS-3を扱う上で、身につけておきたい知識・テクニックを説明しよう。
一般的にこの車両ではやってはいけない、もしくは有効では無いと言われている。その理由が楔形装甲で、つまり豚飯をしながら撃ちにいくと車体の正面装甲が見えてしまうのだ。しかし、そもそも豚飯をしながら撃ちにいける車両自体稀で、基本的に豚飯は疑似ターン性の戦闘において相手のターンを一回無駄にさせるというのが本来の使い方である。むしろIS-3は側面装甲が厚く、豚飯向きの車両とも言えるだろう。ただし、確かに正面装甲を見せない豚飯は慣れが必要である。イメージとしては、車体の後ろ半分だけを出すようにしよう。
IS-3は車高が低く砲塔が硬い。敵に密着することで砲塔だけを撃たせ、ダメージを軽減するテクニックである。必ず弾けるようなテクニックではなく、あくまで弾くことを期待するテクニックである。ちなみにMaus、E100相手に側面に張り付くことが出来れば相手からは完全に撃てなくなる。当然のことながらこれはタイマン用のテクニックで、集団戦では素直に後ろに回り込もう。
IS-3の真骨頂とも言える謎弾きを意図的に起こす技である。IS-3は正面を向けた状態が一番硬いのだが、殆どの同格戦車は正面を向けていても抜いてくる。しかし、車体を左右に細かく揺らすことで、なんか角度が良い感じになって弾けるというテクニックである。運で弾く技だが成功率は決して低くない。
お尻を壁側にする豚飯の事。IS-3の場合、上手くやれば砲塔のおでことキューポラしか抜けなくなる。豚飯との違いは、砲塔を壁の外側に出した状態でも抜かれないということ。つまり、弾きながら撃つことが出来る為、絶対的な優位に立てる。注意すべきは、いくら逆豚でも格上の高貫通砲相手には抜かれるということ。逆豚をする相手は選ぼう。といっても殆どのティア9を相手に出来るくらいは硬い。逆豚をする上で意識しておきたいことが、まず、まともな相手ならすぐ隠れて出てこなくなるということである。こちらが抜けなくて向こうが抜いてくるのだから当たり前だ。つまり、逆豚が有効な相手は、抜けないのにワンチャン狙って何度も出てくる敵と逃げたくても逃げ場がない敵である。前者はともかく、基本的に後者の敵を相手に逆豚をするのがいいだろう。もしくは、退かせたい場所に対して逆豚をするのがいいだろう。そうすると、自然と逆豚が有効なポジションというものが生まれてくる。私見だが、逆豚は予定していたものが6割、アドリブが4割くらいである。
※砲の先端が車体後部の乗ってしまうと俯角が制限されてしまう。その状態だと敵の砲塔しか撃てない為気を付けよう。
弱点と対策
どんなに強い戦車にも弱点はあるんです!
350とティア8の中では底辺。しかし、そもそも重戦車はMT,LTに視界負けするものなので、視界関係で困ることはあまりない。
うっすい。車体上面もうっすい。どのくらい薄いかと言うと、FV304の弾が貫通するくらい。なのでFV304がいたら抜かれるので、撃たれない位置で交戦しよう。また、平地であればまだ投射面積が狭い為なんとかなっているが、少しでも前のめりになると天板を大きく晒してしまうもで気を付けよう。
車体の斜め前から転輪を撃たれると一緒に弾薬庫が破壊される。小さい砲塔にも弾薬庫が詰まってるので、狙われるとやばい。斜め前からの射撃と砲塔後ろからの射撃に気を付けよう。
詰まってる位置が弱点そのものなので良く死ぬ。対策しようが無い。
質問とか
質問・苦情等あれば
最終更新:2015年10月31日 01:09