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第 5 回 勉強会 report : 「PECO立て+検索」のレクチャー

4/18に、第 5回 勉強会を行いました。
今回は、高垣先生に、シナリオを使っての「PECO立て+検索」のレクチャーをしていただきました。
要は、EBMのstep1とstep2。

PC4台をweb に繋ぎ、16人でグループワーク。
意識の高い薬剤師の参加に助けられ、ポンポン会話が弾んでいました。

PECO」とは、
P
:患者(Patient)
E
:検討すべき曝露(Exposure)
C
:対照群(Comparison)
O
:結果(Outcome)

目の前の患者についての課題を定式化する作業と、検索 Key Word の抽出をかねています。
雑多な会話をすっきり整理するということ。
outcomeが、患者のためになっていることがポイント。(代理のoutcomeはよくない。)

使ったシナリオは以下。
この勉強会発足のきっかけになった
「ミニEBM WS 2009」でRCTを読むのに使ったシナリオ~☆

○ シナリオ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたは、循環器内科専門の診療所に勤務する薬剤師です。

65歳のAさん(男性)は、以前に発作性心房細動を起こしたことがあり、
その他にも高血圧のために通院中です。メトプロロール
20 mg、アムロジピン2.5 mg
カンデサルタン
4 mg、アスピリン100が処方されています。
日頃は不整脈もなく、数年来かわりありませんでした。

ある日Aさんから「最近頻繁にドキドキした感じがある」と訴えがあり、
主治医がホルター心電図と心エコーを実施しました。

ホルター心電図の結果、Aさんは発作性心房細動を
1日に数回起こしていることが判りました。

このため、主治医はアスピリンをワーファリンに変更しようとしました。

しかし、Aさんのお兄さんは人工弁置換術を受けており、
ワーファリンを内服していたのですが、後に消化管出血を起こして、
出血性ショックになり救急搬送されたことがあったのです。

Aさんは、主治医にワーファリン内服はどうしても嫌だと断りました。

しかし、主治医はAさんにワーファリンが必要であることを説明し、
ワーファリンを処方しました。

後日、あなたと話している時に「Aさんはワーファリンに抵抗があるから、
服薬指導でちゃんと理解してもらいたいんだ
」とあなたに依頼してきました。

あなたは服薬指導の前に、発作性心房細動によるワーファリンや
抗血小板薬の脳梗塞予防効果について文献を調べました。

さらに、ワーファリンの代替療法の効果を調べたACTIVE試験も取り寄せて
読んでみることにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PECOを立てる前に、雑多な課題探しをグループでしました。

うちのグループでは、発作性心房細動や弁置換術の抗血栓に関する標準治療を知りたいとか、
抗血小板薬とワーファリンの副作用や相互作用などが出ました。

さて、AさんのPECO。
P:発作性心房細動
E:ワーファリン
C:アスピリン
O:脳血管障害の発生率
   消化管出血

Aさんのお兄さんのPECOもでました^^;
P:人工弁置換後の男
E:ワーファリン INR2.5-3.0
C:ワーファリンINR1.5-2.0
O:血栓発生率

ここで、「信頼できる医療情報」について、少しみんなで考えました。
Keyになる発言がありました・・・「専門家や現場の何人かが同じ意見であるか?」 

特に重要なのは2次文献ですね
Cochrane Review
Up to date

Dynamed 

それから、規制の面では、添付文書やインタビューフォーム。
そして、伝統的な教科書。

信頼が高いとされるガイドラインは以下。
NGCNational Guideline Clearinghouse

NICE
SIGN:
Scottish Intercollegiate Guidelines Network
MINDS

1次文献を探す時は、Pub Med 。
それ以外の情報では、メーカーの学術や個人のblogやtwitterなど。

以上の解説の後、PCを使って、PECOでPub Med 検索をしたり、2次文献のサイトをみせてもらったり。
各班それぞれで、グループワーク。
さまざまな意見が飛び交い、積極的に学ぶ場になっていたようです。
これだけの人数が集まると、Up to Date やDynamed のIDを持っている参加者もいる。
そして、もっと良い情報をささっと入手したいという貪欲な参加者が増える。
薬剤師の初めての検索勉強会にしては、良い雰囲気でしたねぇ~

次回の検索の勉強会は、秋の予定。
大掛かりな計画なので、実現できるといいですね~

ヾ(*'-'*)

  

 





最終更新:2010年11月29日 13:36
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