HDUSのセットアップ
環境
- OS : Fedora release 10 (Cambridge)
- CPU : Pentium(R) Dual-Core E5200
- MEM : 2GB
- HDD : 1.5TB
※OSインストール方法の説明が必要な場合はコメント頂ければ幸いです。
地デジ録画に必要なハード
- チューナ : HDUS(初期版)
- ICカードリーダー : SCR3310-NTTCom(BCASカード用)
セットアップ方法
HDUS(初期版、対策版どちらでも良いらしい)をOSに認識させる為に、有志の方々が作成された以下のパッチ等を用意します。
パッチ等をダウンロードします。
# cd /usr/local/src
# wget http://2sen.dip.jp/cgi-bin/friioup/source/up0777.zip
# wget http://2sen.dip.jp/cgi-bin/hdusup/source/up0127.zip
# wget http://2sen.dip.jp/cgi-bin/hdusup/source/up0257.zip
※SKNET_AS11Loader.sysはダウンローダからのDLとなるので、DL後サーバへアップしておく。
ファイルを解凍します。
# unzip up0777.zip
# unzip up0127.zip
# unzip up0257.zip
# unzip MTVHDU_080701_Drv.zip
解凍するとそれぞれ以下のディレクトリ名で展開される。
- up0777.zip ⇒ recfriior4
- up0127.zip ⇒ hdus-recfriior4
- up0257.zip ⇒ recfriio-newpatch
- MTVHDU_080701_Drv.zip ⇒ MTVHDU_080701_Drv
recfriioコマンドのインストール
解凍して出来た、
- hdus-recfriior4/recfriior4.diff
- recfriio-newpatch/recfriior4-newhdus.patch
というパッチファイルをrecfriior4/recfriior4ディレクトリへコピーする。
# cp -Rp hdus-recfriior4/recfriior4.diff recfriior4/recfriior4/
# cp -Rp recfriio-newpatch/recfriior4-newhdus.patch recfriior4/recfriior4/
コピーしたパッチを当てる。
# cd recfriior4/recfriior4
# patch -p1 < recfriior4.diff
# patch -p1 < recfriior4-newhdus.patch
※上記パッチを当てる順番を変更しないで下さい。順番に当てないと正常に反映させられません。
パッチを当てたらコンパイルします。
そのままコンパイルするとFedora10の環境では、
Udp.cpp:33: error: ‘memset’ was not declared in this scope
make: *** [Udp.o] エラー 1
とエラーになる為、予めUdp.cppに「#include <string.h>」行を追加します。
# vi Udp.cpp
-----------------------------------------------------
/* pubic domain */
#include "Udp.hpp"
#include <string.h> ←3行目辺りに追記
-----------------------------------------------------
改めてコンパイルします。
# make
エラーが出なければOKです。
コンパイルが正常に完了すると、同階層にrecfriioコマンドが作成されるので、パスの通ったディレクトリにコピーしておきます。
# cp -Rp recfriio /usr/local/bin/
ここまででrecfriioコマンドのインストールが完了です。
as11loaderのインストール
次に、HDUSのファームウェアをインストールする為にup0127.zipに付属しているas11loaderをコンパイルします。
この際、MTVHDU_080701_Drv.zip内にあるSKNET_AS11Loader.sysが必要となるので、hdus-recfriior4/as11loaderディレクトリにコピーしておきます。
# cd /usr/local/src
# cp -Rp MTVHDU_080701_Drv/SKNET_AS11Loader.sys hdus-recfriior4/as11loader/
コンパイルします。
# cd hdus-recfriior4/as11loader/
# make
エラーが出なければOKです。
同階層にas11loaderコマンドが作成されます。
as11loaderコマンドをパスの通ったディレクトリにコピーします。
またSKNET_AS11Loader.sysはas11loaderコマンドと同一ディレクトリに置いておく必要があるので、同時にコピーします。
# cp -Rp as11loader /usr/local/bin/
# cp -Rp SKNET_AS11Loader.sys /usr/local/bin/
これでファームウェアインストールの準備が完了しました。
HDUSを認識させる
最後にHDUSをOSに認識させます。
HDUS本体をサーバマシンのUSBポートに接続して、as11loaderコマンドを実行します。
# /usr/local/bin/as11loader
正常に認識された事を確認します。
# lsusb
---------------------------------------------------
Bus 001 Device 010: ID 3275:6051 VidzMedia Pte Ltd
---------------------------------------------------
上記行があれば正常に認識されています。
再起動時に有効になるように、rc.localにでも登録しておきます。
※他にも方法はありますが、ここでは一番簡単な方法を採用します。
# vi /etc/rc.local
----------------------------------------------------
最終行に)
/usr/local/bin/as11loader ←左記行を追記
----------------------------------------------------
ICカードリーダのセットアップ
最後にBCASカードを利用する為に使う、ICカードリーダのセットアップを行います。
ICカードリーダをサーバマシンのUSBポートに挿します。
BCASカードを挿入(カードリーダから見ればBCASカードの裏面を表として)して、pcscdデーモンを起動します。
# /etc/rc.d/init.d/pcscd start
既にpcscdが起動している場合は、restartします。
ICカードリーダのLED部分が緑色に点滅していれば正常に認識されています。
また、pcscdがインストールされていない場合は、pcsc-lite、pcsc-lite-lib、pcsc-lite-develパッケージをyumからインストールして上記を実行します。
# yum -y install pcsc-lite pcsc-lite-lib pcsc-lite-devel
再起動時にも有効にする為にpcscdデーモンを自動起動するようにします。
# chkconfig --level 345 pcscd on
ここまでで、HDUSを使った地デジ録画環境の準備が完了です。
recfriioコマンドでの録画テスト
前述までで、録画準備は出来たので、実際に録画を試してみます。
録画する前に、HDUSにTVアンテナケーブルが接続されていることを確認して下さい。
# /usr/local/bin/recfriio --hdus --b25 18 10 test.ts
-----------------------------------------------------
B25Decoder initialized.
Tuner type is HDUS.
Search friios from dir: /dev/bus/usb
1 friios found:
/dev/bus/usb/001/010: use this friio.
device: /dev/bus/usb/001/010
opening HDUS...done.
freq = 479
CNR: 28.9264
Signal level: 55.325
Output ts file.
sync 22 bytes
sync 53 bytes
sync 23 bytes
done.
Rec time: 8.814349 sec.
CNR: 29.0836
Signal level: 55.6077
closing HDUS...done.
-----------------------------------------------------
上記コマンドでは18チャンネルを10秒間、test.tsというファイル名で保存するという内容になります。
コマンドのフォーマットは、
# recfriio --hdus --b25 チャンネル番号 録画秒数 保存ファイル名
となります。
電波状態が悪かったり、アンテナが繋がっていなかったりすると、CNR値とSignal levelが以下のようになります。
CNR: nan
Signal level: 0
この場合には、電波状態を見直したり、アンテナを正常に繋いで下さい。
これは経験上の話で実際どうかはわかりませんが、CNR値が25以上あればある程度安定して受信可能です。
逆にCNR値が20未満の場合はフルセグではなく、ワンセグで録画されたり、そもそも映らなかったりします。
ちなみに、管理人の自宅は地デジの対応地域なのですが、10数年前に地区に大型ホテルが建設され、そのせいで難視聴地域になりました。その際に近所の公園に設置された共同アンテナが自宅に引き込まれているのですが、そのアンテナが地デジに対応していない為、地デジを受信することが出来ません。
今回の環境では、自宅のベランダに室内アンテナ(UWPA)を設置して利用しています。
一般的なCNR値やSignal levelを知りたいので、このページを見てHDUSを導入された方でお時間があれば教えて頂ければ幸いです。
録画したTSファイルはWindows上であれば
GOMプレイヤー等から再生可能です。
ここまでで、HDUSのセットアップからrecfriioコマンドを利用した地デジ録画方法の解説は終了です。
次項以降では、録画したTSファイルからフルセグ部分のみを抜き出したり、H.264コーデックを使ったエンコード方法等を紹介します。
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最終更新:2009年07月10日 14:23