霊体のヤギ角(Astral Cornucopia)

霊体のヤギ角(Astral Cornucopia) (X)(X)(X)
アーティファクト
霊体のヤギ角は、蓄積(charge)カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
(T):色を1つ選ぶ。霊体のヤギ角の上に置かれた蓄積カウンター1個につき、その色のマナ1点を加える。

評価

 好きな色のマナを出すことのできるマナ・アーティファクト。
 上に置かれている蓄積カウンターの数だけマナが生み出せるという点で、永遠溢れの杯(Everflowing Chalice)によく似ているカード。

 永遠溢れの杯と共通する強みとして、その時々に応じたマナで唱えられるという点があるが、その柔軟性は永遠溢れの杯に大きく劣る。
 永遠溢れの杯が2マナ刻みでマナを調節できるのに対し、霊体のヤギ角は3マナ刻みでしか唱えられないというのがかなり厳しい。
 正直6マナ以上で唱える場面はかなり少なく、実際は3マナのマナ・アーティファクトとして運用することがかなり多い。
 しかし、単に3マナのマナ・アーティファクトとして見ると、マナリス(Manalith)相当の性能でしかなく、これよりも連合の秘宝(Coalition Relic)彩色の灯籠(Chromatic Lantern)などの方が使いやすいだろう。

 ただし、その評価はあくまでもこのカード単体で見た場合の評価である。永遠溢れの杯同様、シナジーがあればこのカードの強さは大きく変わる。
 例えば、法務官の声、アトラクサ(Atraxa, Praetors' Voice)を統率者としているならば毎ターン生めるマナが増える上、色マナの安定にも寄与する重要カードとなる。
 また、潮吹きの暴君(Tidespout Tyrant)を用いた無限マナ・コンボを行う際は「0マナ・アーティファクト」かつ「色マナを生み出すことのできるマナ・アーティファクト」という2つの側面から便利なパーツにもなる。

 何も考えずに採用すべきカードではないが、デッキを選べば十分に活躍する良カードだと言えるだろう。

類似カード


相性の良いカード


相性の良い統率者

最終更新:2018年05月25日 13:37