血染めの月(Blood Moon)

血染めの月/Blood Moon (2)(赤)
エンチャント
基本でない土地は山(Mountain)である。

評価

 特殊土地すべてを山に変えてしまうエンチャント。
 基本土地以外は赤マナしか出せなくなってしまうため、対戦相手の色事故が期待できる。

 自分の特殊土地にも影響するエンチャントであるため、構築の際には少し気を付けた方が良いだろう。基本土地を多めに積むのは勿論、印鑑サイクル(Azorius Signet)などで赤以外の色マナも確保しやすくしたりするのも有効。できる限り自分への影響を最小限にして使用したい。
 基本土地を多く積める単色や2色のデッキで使うことが多いが、赤いカードが中心になっているならば、3色以上のデッキでも採用できなくはない。

 印鑑サイクル(Azorius Signet)などの色マナを供給するマナ・アーティファクトは統率者戦で広く使われているため、対戦相手にそれらを使われると思ったように色マナを拘束できない場合がある。
 幸い、赤には汚損破(Vandalblast)をはじめとした強力なアーティファクト破壊呪文が多数あるので、血染めの月と併用して対戦相手のマナ源を断っていきたい。

 リメイクとして、クリーチャーになった月の大魔術師(Magus of the Moon)がある。そちらはクリーチャーであるため除去されやすいものの、帝国の徴募兵(Imperial Recruiter)などでサーチできるのが強み。
 他、特殊土地をすべて破壊するソーサリーである破滅(Ruination)なども近い役割と言えるかもしれない。

 同じように特殊土地を対策するエンチャントとして、青の基本へ帰れ(Back to Basics)がある。

類似カード

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妨害 ☆☆
最終更新:2018年07月27日 00:32