「努力したくない、面倒だ。だから――――不幸から脱せず、不幸を言い訳に浸っていたい」
Name |
艮 鬼門 |
Age |
16歳 |
Sex |
男 |
Race |
人と鬼の混血 |
Height |
175cm |
Weight |
50kg |
Affiliation |
私立千夜学園 |
HP |
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B |
MP |
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B |
STR |
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A |
VIT |
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C |
DEX |
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A |
INT |
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S |
etc |
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EX |
HP-体力、耐久 MP-魔力量 STR-攻撃力 VIT-防御力 AGI-機動力、攻撃速度 DEX-器用さ、応用、技術 INT-知力、知識量
S-異常 A-天才 B-平均以上 C-平均 D-平均以下 E-低い F-論外
Profile
染めてもいない普通の黒髪で長め。身長は175cmで、体重は50kgとかなりひょろひょろ。
メガネは黒縁。無気力無感動無反応の無い無い尽くしの男子高校生。自傷癖が有るがこれは能力にも通じる儀式の様な物。千夜学園の生徒。
鬼と人との混血で見た目と身体能力には人の血が濃いが異能に関しては鬼の血が強く出た。
一人暮らしで、毎日コンビニ弁当で生活を送っている。読書が趣味で4畳半のアパートは寝るスペース以外のほとんどが本に埋め尽くされている。
持論に絶望論があり、希望を持っても裏切られるならあらかじめ絶望しとけば救われるという独特の価値観を持つ。
やれば出来るがやらないだけと言っているがやれば出来るのを証明したことが無いため嘘かもしれないし本当かもしれないが、どちらにしろ何もしないから問題はない。
また自分を人間の屑と読んでいるが、そもそも人間ではない上に、屑なのは見れば分かる要素である。
意外と怒りっぽく、街中で不良に喧嘩を売られたときは容赦無くやり返す、できる限り悪辣な手で。
タタリ、災いを司る鬼で、人を直接食す事は無いが、他者が不幸に塗れ、絶望するその感情こそが鬼門の動力。
故に、不幸を起こすのは呼吸をする事と同義であり、不幸の種が一つでもあれば、その不幸を呼び覚ますことが出来る。
但し、何も不幸の起こる要素のない場所にいけば、彼もまた普通の人間と同じように生きていく事が出来る。が、そんな場所はおそらく天上楽土位なものだろう。
また、彼自身が常に不幸を浴びているわけではなく、彼が不幸を浴びた分のバランスを取るために、彼に幸福が来るのではなく、他者に不幸が振りかかるように成っている。
他者の不幸は彼の不幸。不幸を喰らうのだから、他者が呪われているその事実が何よりもの幸福であるのだ。
また彼の住んでいた鬼の隠れ里は、不幸なことにすでに退魔に絶滅されている。
それは、彼を里から勘当するという不幸の反動の不幸で有ったようだ。
それを自覚しているが、悲しいとも怒りを感じることも特に無く、ただその不幸の沼に甘えて溺れて生きていた。
Skill
自分で自分に傷をつけてその傷を相手に移す戦法が主だったが、己がどういう存在かを理解。
能力の支配率と理解度が上がり、その性能も扱いも飛躍的に上昇している。
得意な間合い:近距離・遠距離
不幸を呼ぶ
名前に刻まれた意味故に自分と関わるものを無意識に不幸にしてしまう。
例:洗濯を取り込んでいないときに雨が降る、泳ぐと足がつる等。
傷移し
鬼門の固有能力の一つの形で、その一端。
自分の体の傷を相手に転写する能力。相手の防御も何も関係無しに傷を発生させることが出来る。
傷を移す場所は体表であれば任意。自分の傷は消えない。
能力の使用法は、自らの傷に触れ、触れた手で傷を移したい点に触れることである。
鬼化
祟鬼としての力を解放する技。人としての血が濃いため、普段は角が無いが、開放時は一本の漆黒の角が生える。
眼はハイライトが無くなる、所謂ヤンデレ状態。髪が少し伸び、血の香りが周囲に漂う。身体能力は微小にしか上昇せず、殆ど身体能力は変わらない。
しかし、この時にしか使えない能力を使用できる。
鬼術《因我応報》
総ての己に収束する負の因果を他者に押し付けることにより、災いを相手に齎す術。
負の因果を集める宿星に生まれ、名が不幸を集わせる鬼門の因果は、常に負を己に収束させ続ける。
普通であれば、己に来る不幸など大したものではないのだが、彼の場合はそれが非常識な域に達している。
それ故に、この術の親和性は極めて高く、並の術ではあり得ない出力と効率を得ている。
そして、その内、抜けぬ守り刀を抜いた時にのみ使用可能な、因果を操る鬼門の奥義が、三世因果。
現在、過去、未来という、三つの時間軸を仏教では三世と呼ぶ。
現在過去未来、それらの因果を呪い、災を齎すタタリ鬼。それが鬼門のあるべき姿だ。
斬悔《三世因果-古-》
そのうちの過去に纏わる因果、この場合は古傷を呼び覚ますという物。
過去に受けた傷が大きければ大きいほどに、この奥義の威力は高いものとなる。
現在から過去に遡っていくため、即座に全ての傷が開くわけではない。
生まれた時までの因果を遡り、回帰していく中で傷が開いていく。
俺だけが不幸な過去を持つなんて許さない、お前だって不幸だったんだろう?
心も、身体も、傷を追ってきたんだろう。うそ臭い、胡散臭い、見てみないとわからない。
だから俺の目の前に全部見せろ、お前が不幸だとわかれば、俺が安心できるから。
自分本位に他者が不幸と信仰し、他者の不幸を確認しようとする。
過去を覗き見して、過去の傷を抉っていくのは、傷が少なかろうときっと不快なことだろう。
結業《三世因果-今-》
カウンター的な技であり、三世因果の内の現在を司る奥義。
その効果は、自己と相手の因果を繋ぎ、己の受けた傷を同時に相手の体にも浮かべさせるという物。
傷を受けた場合に発動するため、受けない場合は何の効果も発動しない。
言ってしまえば、傷移しの上位互換である。
己の傷は、相手の傷。己だけが不幸になる事を許さない、幸福が眩しい。
俺を傷つけるなら、俺を絶望させるなら。お前も傷つけ、お前も絶望しろ。
そんな独りよがりの論理を通す為の技が、これである。
負幸《三世因果-先-》
己の放った攻撃の結果を先送りにするという、未来を司る奥義。
相手にどんな攻撃を放とうとも、その攻撃の全てはすり抜けてその時はダメージを与えることはない。
しかしながら、確実に体には傷が刻まれており、その結果が来ていないだけ。
相手にとって最悪のタイミングに、刻んだ傷を開き、絶望を相手に与えてみせるだろう。
お前の未来に光などを齎さない。今は良いだろう、せいぜい聞かぬと笑っておけ。
お前が愛しい人と抱きあう時、お前が親の死に目に会おうとしている時、最高に美しいものを見た時、死にたくない時に。
その傷を開き、お前の光を奪い去ろう。
俺を捨ておいて、これから先誰一人も幸福になるものを許さない。
その負の欲望を相手の身に刻み込む技。それが、『先』だ。
Item
市販のナイフ
よく切れる、丈夫
無銘の守り刀
彼の一族に伝わっていた、不幸を退け、飲み込む刀。
『不幸にも』彼の手に渡ってしまい、呪い、穢されている。
そのため、祓いの力も素晴らしい切れ味も失われ、白木の鞘は生臭くカビに覆われ、刀身はサビが浮いている。
だが、守り刀の不幸、災を飲み込む性質故に、鬼門の不幸をため込み一級の呪具と化している。
最終更新:2012年05月21日 22:29