「ひゅーどろどろ……」
・Data
【種族】お化け
【外見】女の子
【身長】変幻自在
【本体】カンテラ
・Profile
長い年を経て化けた器物、九十九神である。
「あかり」という名は単に器物としての用途を示すもので、己を示す名前は持っていない。
本体は幕末期に舶来した携行用オイルランプ。当時のものとしては最高級品。
多くの人の手を渡り歩き、懐中電灯の普及以後もインテリアとして用いられていた。
人前に姿を現すときは身長120cmくらいの女の子に化けていることが多い。
霊的な素養のある人なら、平時でも薄ぼんやりと姿を見ることができる。
お化けなので、物質的な攻撃では一切ダメージを受けない。
逆に、霊的に穢れたものや宗教者による法術などには滅法弱い。
・Skill
小さな火を灯すことができる。
さらに燃え上がった炎を自身の力として操ることもできる。
アロマオイルを燃料としていた頃の名残で、彼女が能力を使うといい香りがする。
近くにある照明を点けたり消したりもできる。
お化けらしく、自分の姿も点けたり消したりできる。
カンテラだけは実体化できるので、その気になれば殴ることもできる。
霊的な力の補助があれば、大きな火が出せたり、目が眩むような強い光が出せたり、
人に化けた姿を実体化したり、光の加減を操って空間に映像を映したり出来るかもしれない。
また、すぐ側にいる人の視力を補助することができる。
と言っても、遠くても真っ暗でも見えるようになる、といった程度。
・Details
最後の持ち主は地方の商家で、誠実な仕事をする男であった。
男は妻を得て家督を継ぎ、そして娘を儲けた。しかし娘は生まれつき身体が弱く、また盲目であった。
娘は跡継ぎとなる弟が生まれた後も大切に育てられたが、10歳を目前にして病死。
あの世では目が見えるように、冥途の闇に迷わないように、と、娘と一緒に葬られたのが、このカンテラである。
普段はこの娘の生前の姿に化けている。外見は変幻自在だが、声は元となったこの娘のものしか使えない。
最後の瞬間まで大事にされていたこともあり、人間のことが好き。
器物として、何とか人の役に立ちたい、誰かの助けになりたい、と思っている。
しかし彼女の力が必要とされる場面は非常に少なく、悪人を脅かしては軽く懲らしめる毎日である。
無駄に点けっぱなしの照明や消し忘れの炎などを吸い取って、細々と力を蓄えている。
最終更新:2011年04月09日 00:36