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“五臓会”

心臓「我々はPeopleでは無く、Personであらねばならぬのだ」



Data、基本となる何か



【名称】“五臓会”(ごぞうかい)
【分類】研究機関
【地位】カノッサ機関研究開発部裏最高位組織
【構成人数】41人(合成獣や人工天使、行方不明のメンバー等も含む)


Importance、一番重要なこと



「佐宗スグル」こと「暫定七代目“肺臓”」達が所属する大本の組織の名前は、ご存知「カノッサ機関」である。
しかし、スグル達は所謂「異世界人」であり、彼らの居る「カノッサ機関」も異世界の組織ということになる。
そして、この異能都市がある世界の「カノッサ機関」とは全くの無関係だ(と思われる)。
この世界のカノッサ機関に“五臓会”は無いし、それに等しい組織も存在しない(と思われる)。


Role、役割について



研究者の集合体を「一人の人間」と見ることで、あらゆる生命体の根幹に関わる研究を行う組織である。
文字通りの心臓部である“心臓”を中心に、幹部や部下達が「重要臓器」や「血管」として働いている。
もっとも、その統率は結成当初から常に乱れ気味で、纏まりがあるとは言い難い。
誰も彼もが勝手で自己満足な、そして役に立ち辛い研究を行っているのだ。
人間で言えば全身が慢性的な不全に侵されている状態であり、それが治療される兆しも皆無である。

因みに、“五臓会”がわざわざ「裏最高位」などと呼ばれるのには、当然理由がある。
理由の一つ目は、カノッサ機関上層部から飛んで来た研究依頼を毎回無視すること。
理由の二つ目は、カノッサ機関にとって利用価値の低い(或いは皆無な)研究しかしたがらないこと。
理由の三つ目は、構成員の殆どが奇人変人であること。
これでも尚“五臓会”が(「裏」とは言え)カノッサ機関の一部であり続けられる理由は誰も知らない。


Feature、特徴について



身体の何処かに「臓器を象った複雑な紋章(或いは焼印)」が刻まれているのが、“五臓会”の構成員の一番の特徴である。
臓器の名を持つ幹部クラスについては、紋章の下部に「臓器は探究する」という一文が追加で刻まれている。

また、構成員に共通する口癖に、「把捉了解」というものがある。
何かを理解したり了承したりした時に用いられるのだが、由来や発端は不明。


Title、肩書について



「五臓六腑の五臓」と「実際の臓器」には、その意味や役割の上で乖離が見られる。
ここでは、「五臓六腑の五臓」の意味、即ち“五臓会”の幹部の役割を紹介していく。

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心臓

これが止まると全てが止まる、正しく全てを司る者に与えられる名前。
その役割は「支配」であり、それに逆らうことを厳しく禁止する。
初代“心臓”については、それは「強烈な洗脳魔術」という形で表現されている。

肺臓

全てがより力を引き出せるようにするため、環境を「訂正」する者に与えられる名前。
乱れを除去し、様々なズレや間違いを正すのが任務である。
歴代“肺臓”については、それは「是正魔術」という形で表現されている。

肝臓

心臓の進む道が創られる前に、その道が抱えるであろう問題点を吟味する者に与えられる名前。
その役割は「演算」であり、深い思考から算出した行動方針を他の臓器へ提供する。
三代目“肝臓”については、それは「障壁たる暗号の解体」という形で表現されている。

腎臓

全てがそれぞれ息切れに陥るのを防ぐため、活力を鼓舞する者に与えられる名前。
その役割は「進化」であり、生命が秘める可能性を引き出すことを生業とする。
三代目“腎臓”については、それは「獣との遺伝子レベルでの融合」という形で表現されている。

脾臓

心臓による支配や心包による調整をすり抜ける不届き者を除去する者に与えられる名前。
その役割は「破壊」であり、恐怖によって統率と管理を行うのが任務である。
二代目“脾臓”については、それは「全てを粉砕する顎」という形で表現されている。

心包

心臓が正常に活動するための道を創る者の名前。
その役割は「調整」であり、全てが都合の良い方向へ進むようにする。
初代“心包”については、それは「高性能な電撃魔術」という形で表現されている。


Nickname、呼ばれ名について



幹部クラスのメンバーが、互いの名をそのまま臓器名で呼ぶ機会は少ない。
ここでは、誰が誰を何と呼んでいるのかについて、その一人称と偽名も交えて紹介してゆく。

呼ばれる側
初代
“心臓”
六代目
“肺臓”
暫定七代目
“肺臓”
三代目
“肝臓”
三代目
“腎臓”
二代目
“脾臓”
初代
“心包”
呼ぶ側 初代“心臓”
六代目 七代目 婆さん ジン ヒィ
六代目“肺臓”
暫定七代目“肺臓” おっさん 親父
佐宗スグル
カン婆 ジン ヒィちゃん 姐さん
三代目“肝臓”
三代目“腎臓” おっさん 六代目 七代目 カン婆
弥生ユウヤ
ヒィちゃん 姐さん
二代目“脾臓” ワンさん 七代目 お婆さん ジンさん
瑠璃川ローラ
お姐さん
初代“心包” “心臓”様 六代目 七代目 ジン 蛇っ娘 アタシ


Outline、ここまでのあらすじ



自由な研究を気ままに続けていたはずの“五臓会”に、ある日事件が起こる。
「六代目“肺臓”」(以下「六代目」)の、突然の失踪。
それが全ての出来事の始まりだった。

とある「大いなる実験」のために六代目の力を借りるつもりだった初代“心臓”は、これに激怒。
六代目の徹底捜索を開始しつつ、その息子である「佐宗スグル」を「暫定七代目“肺臓”」に任命する。
しかし捜索は酷く難航、足跡一つ見つけることが出来ない。
別の次元へ渡った可能性を考慮し、多次元へ人員を派遣しようとした矢先、次の事件が発生。
新たな臓器となったはずのスグルが、父から引き継いだ人工天使と共に何処かへ逃走したのだ。

“心臓”が求める最優先捕獲対象は、あくまで六代目“肺臓”。
スグルに才能が無いわけでは無いが、「大いなる実験」を手伝わせるにはまだまだ未熟過ぎる。
しかし、では他に代役が居るのかと言うと、そんな者は存在しない。

そういうわけで、“心臓”は二つの臓器、「三代目“腎臓”」(以下「ジン」)と「二代目“脾臓”」(以下「ヒィ」)に命令を下す。
――異次元にある「異能都市」とやらに逃げ込んだらしい暫定七代目“肺臓”を、捕獲し回収せよ。
面倒に思いつつ、しかし“心臓”に逆らうわけにも行かないジンとヒィは、早速異能都市へ乗り込むのだった。

……そう言えば、“心臓”は何故「スグルが異能都市に逃げ込んだ」と予想できたのだろう?

+ 細解:ジンとヒィの上陸から最初の戦いまで
さっさとスグルを捕獲して帰るつもりだったジンとヒィだが、こちらの捜索も難航していた。
ジンがスグルに関する情報収集を真面目に行わず、ただ女に声を掛けるだけだった……というのが、難航の最大の原因なのだが。
ともかく、このままでは一生帰れないどころか、「驚異の洗脳魔術師」である初代“心臓”がこの都市へ降臨してしまう。
この都市に恩を売るつもりなど無く、多大な恨みを買うつもりも無い二人は、何か大きな事件を起こしてスグルを誘い出すことに決めた。

……のだが。
ジンとヒィがこの都市に来ているという情報を、スグルはとある女性からたまたま手に入れていた。
ジン達と同様に“心臓”の襲来を避けたいスグルは先手を打ち、公安局に対し「二人の犯罪者」の情報を提供する。
その犯罪者の通称は、「三代目“腎臓”」に「二代目“脾臓”」。
スグルはジンとヒィを「捕獲対象」に仕立て上げることで、二人を逆に捕まえると共に都市の強大さを示そうとしたのだ。

そして、異能都市で一番大きな公園にて作戦は始まる。
ジンとヒィを捕まえようとする協力者たちや、公安局に観測局の局員たち、そして作戦の首謀者にして本来の捕獲対象であるスグル。
彼らの規模は「無駄に」大きく、ジンは女性相手に本気を出せず苦戦、大蛇化したヒィもひたすら翻弄される。
結論を言えば、二人は敗北。ヒィは出血多量で危険な状態に陥り、ジンも全身に重傷を負う。
しかし、捕獲する側の被害も大きく、協力者に怪我人が複数出た他、公安局と観測局の局員が併せて25名死亡。
随分大きな恨みを買って、ひとまず戦いは終わった。

結果報告のために、ジンは一旦元の次元へ帰ることを決める。
そして早速“心臓”と、何故か居た「初代“心包”」へ面会。
異能都市への余計な関わりをこれ以上増やさないため、嘘と誇張表現をほんのり混ぜつつ、最初の戦いを解説するジン。

しかし、“心臓”と“心包”は真実を知っていた。
“心臓”の遠隔洗脳魔術により、ジンとヒィの全ての行動は監視済みだったのだ。
それどころではなく、“心臓”自らが異能都市へ乗り込む準備も、既に完了しつつあると言う。
次の戦いの気配は、早くも都市へ充満しているようだ。


List、組織表でもご覧ください



No.1、初代“心臓”
No.2、六代目“肺臓”(失踪中)
暫定七代目“肺臓”
Fe-105
Fe-107
No.3、三代目“肝臓”
No.4、三代目“腎臓”
No.5、二代目“脾臓”
No.6、初代“心包”


Usage、利用について



現状はスグルの中の人、「番傘」専用の設定です。
が、将来的には半フリーになると思います。
また、幹部クラスに穴が開いた場合など、人員を募集するかも知れません。

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最終更新:2011年05月30日 02:04