基本データ
【名前】ガルテラ/Gartelaar
【性別】男性
【別名】道しるべの悪魔、光る蟲の王
【種族】悪魔
プロフィール
別名道しるべの悪魔、光る虫の王。
口の中に目玉を持った骸骨の姿で現れ、常にカンテラを持っている。
夜道を照らしたり、道筋をあらわす、開錠するなど、閉ざされた道の解放を司る。
その力は結界に閉ざされた場所ですら通り抜けるとされる。
また解釈によっては未来や過去すらその手中に存在する。
これらとは別に、魔道具の正体を見破ることも出来るという。(とある黒魔術書から抜粋)
実際のところはガルテラは光をちょっと操る程度で、空間、時空移動は不可能ではないものの、ガルテラ自身にも代償が必要(後述)。
都市を歩くときには黒いコートを着、カンテラを持つ男。
黒子に似た従者を何人か引き連れていることもある。
礼儀正しいが、決して心優しくは無く、無償の行為を嫌う。
感情は表に出さないというよりも、出し方を知らないような節が見られる。
その点を見れば、ガルテラ自身よりも従者達の方が人間臭い。
ちなみに綺麗好き。
「約束の地」と呼ばれる場所を探しながら旅をしており、現在は歪みの多い異能都市を探している。
真の姿は伝承に加え、蠍のような尾、コガネムシのような翼を持つ。
悪魔としては休業中らしく自分から率先して契約を取りに行くことはしない。
どうしても契約を欲する場合は後述。
能力
悪魔としての姿では体に光る球体を持つ為、シンボルとしてホタルを持つ。
そのため大量のホタルに分離したり、ホタルを使い魔としている。
従者達は彼に仕えるホタルが化身した下級悪魔である。
ただし球体は服を着ている時は殆ど見えない。
その他、光を使った幻惑などを行う。
戦いは悪魔の平均で言えばあまり得意ではないが、幻覚、かく乱などサポートとしては非常に有用。
悪魔として契約すると、夜道を照らしたり、目的地への道を教えてくれたりする(詳細は下記)。
「約束の地」を探す理由は、次元を超えた場所すら案内する彼が唯一探し当てることの出来なかった場所だったからだとも。
悪魔としての位は、高くも無く低くも無い。
ソロモン72柱や七大魔王など有名な悪魔に出会えば大抵はペコペコするだろう。
ただし、一部の悪魔からはガルテラ卿と呼ばれている辺り、何らかの爵位を持っている可能性もある。
従者
黒子風の格好をした馴れ馴れしい従者達。
ガルテラがホタルに魔力を与えて食事寝床付き時給ウン百円で働かせている。
普段引き連れているのは最高でも五人程度だが、後述の城内には百数人が待機している。
雌雄両方存在し、戦力としては鍛えた人間程度。
光を多少は操るようだが、目くらまし程度にしかならない。
黒子の格好をしている理由は、ガルテラのように人間の姿に化身できない為。
城内では人の形をした芋虫のような姿で生活している。
戦うときは法衣風の黒衣に、ガルテラを模した仮面をつけた状態。
法衣に描かれている魔導文字は防御能力や身体能力を上げる役割を持つ。
装備は80cmほどの長いナイフ(というか鉈)とガルテラが作る爆弾(後述)。
アイテム
【カンテラ】
いつも持ち歩いているカンテラ。
ただの市販品であり、これ自体にはなんら特殊能力は無く、媒介として魔術を使用しているだけである。
特に思い入れも無いらしく、気分によって交換する。
【悪魔貴族のコート】
貧乏悪魔貴族の間でポピュラーなブランド、"し魔むら"のコート(らしい)。
安価で手に入り、かつ有用性と"貴族らしい"装飾を施されている人気の一品。
ガルテラは装飾を減らした普段着と、正装用の最低二着を所持している(性能に差は無い)。
安物の鎧よりはよっぽど堅牢で重量はそれ相応のコート程度。
ある程度の呪術に対する防御も持つが、魔族で無い者が着用すると、呪われたり死んだりする。
【妖光のアミュレット】
ガルテラが身に着けているお守りの首飾り。
効果は不明。
【使い魔】
ガルテラが生み出すホタルの姿の使い魔。
ダメージを受けると光になって消える。
【光線爆弾】
透明なカプセルの形の爆弾。見た目は宝石のように綺麗。
本体を半回転させてスイッチを入れると数秒後に全方位3メートルほどに破壊光線を発射する。
外出中の従者達は皆一つずつ護身用に携帯している。
ガルテラが作っているらしい。
【勝手口/城の入り口】
大きなトランク。
ガルテラが住む、居空間に存在する城の勝手口に繋がっている。
ガルテラが城で寝ている時間は、従者達が三人程度、何処かの公園なりで警備している。
これのせいで、ガルテラの城の正門は滅多に開かない。
城の廊下には全て小さな水路が流れ、蛍の生存に必要な様々な動植物が生息する。
コケもびっしり生えているが、流れる水は飲めるほど綺麗。
また、歩く場所にはコケは生えておらず、掃除が行き届いている。
城のあちらこちらに自然物が存在するが、汚いというよりも、趣があるといったところ。
全ての水は中庭のビオトープ的な場所から引かれている。
城の外は異次元空間で、何も無い草原がただ広がっているのみ。
【宝物庫/道具庫/図書部屋】
ガルテラの城にある三部屋。
産業廃棄物同然のゴミから呪いの魔道具まで様々。
ガルテラのコレクション。
契約
現在は休業中らしいが、頼めば普通に取り合ってくれる。
格の低い悪魔でも網羅している魔導書等にガルテラの召喚手順が記されていることもあるが、召喚には殆ど応じない。
魔導書の内容意外でもガルテラに出来ることならば、ガルテラが了承しかつ適切な代償を払えばなんでもしてくれる。
以下に魔導書に印される代表的なガルテラの契約で発動する能力を印す。
代償は術者が提示しガルテラが了承すれば成立する為詳しくは書かないことにするが、よく解らない場合はガルテラが提示してくれる。
【灯り】
道を照らす。
大量の街灯を召喚するなどの大規模なことも可能。
【道しるべ】
ガルテラの知らない場所でも探知して、最短距離の道を見つけ出す。
【開錠】
鍵を開ける。
鍵に術が掛かっている場合も可能だが、
代償は開錠の困難さで際限なく代償は重くなる。
【同空間内、異世界間、時空間の転移】
転移魔法。
時空間転移の代償は凄まじく重い。
【魔道具の鑑定】
よほど変なものでもなければ代償は軽い。
ガルテラの知識頼りなのでわからない場合もある。
代償はガルテラのさじ加減で重くも軽くもなる。
契約内容にもよるが、軽い契約は金銭、物品での代替も可能である。
"自分が所有権を持つ他人の魂"などでも代用は可能だが、ガルテラ自身が"所有している"と判断しなければならないため、これもガルテラのさじ加減次第である。
ちなみに、能力をガルテラ自身の意思で行使する場合も代償が必要となる。
これは、あくまで上記の能力が取引を行ったときのみに発動する力であるためである。
最終更新:2012年03月20日 22:34