「なにがクニナシ特区だ、ただの廃墟じゃねーか」
……それが彼を見た最後だったという。 ――心霊スポット紹介文より抜粋
異次元からこんにちわした、まるごと廃墟都市
怪しげな雰囲気の心霊スポットに名を連ね
監視の目も届かない、スリリングな穴場
概要
異能都市郊外の内陸部に出現した廃墟市街。
通称、クニナシ特区。旧都、または秘境とも呼ばれる。
荒れたアスファルト、人気のない街並み、地を這う線路、立ち並ぶ電信柱、枯れた地下水道。
生気が感じられない、無機質な現代の都心部に似た外観は不自然なほどにそのままの形だけを保っている。
第三ミレニアム開始の頃、空間座標の特異点を押し拡げて出現した。
発見された当初から荒廃しており、探索者や物好き達が立ち入るようになっても未だ生き物の姿は少ない。
怪しげな背景と、都市の抜け殻のような雰囲気から心霊スポットとしても知られ、秘境と徒名される程に世間の目はまるで届かない。
開発のための大きな陸橋が『異能都市』から、ダウンタウンやスラムなどを跨ぐように掛けられている。
道のりは少し長いが、歩いても渡れるためアクセスは容易、そこそこ広く、かつ無人。
依然として正体や発生事由は不明、
ダンジョンの一種という仮説もある。
存在を確認した企業や個人が、この土地の所有権を求めて争い、ちょっとした事件となった過去がある。
そのような混乱を回避するため、山津建造社を始めとする土木建設業社団が都市開発事業機構『クニナシ』を発足。
現在に至るまで数年間、クニナシが代表して全開発区域の権利を仮所有しており、開発資金を投資した団体及び個人へ公平に分配するとしている。
開発の進捗具合は未だ全体の二割程度と遅々として進まず、当初に比べ投資者が新規参入する勢いは衰えている。
使用に関して
「ここなら思う存分戦える、なんとしても都市に逃がすな」
そんなシュチュエーションの破壊的な戦闘イベントの舞台を想定しています。
肝試しや悪巧み、秘密基地の建造などにも向いていると思います。
一言で表せば、出所不明の謎多き廃墟市街エリア。
そんなフリーシェア設定、怪しく自由に使ってね。
心霊スポット探索をする
廃墟をダンジョンのように使ってみる
のびのびと大規模な破壊行動をしてみる
広い場所を必要としながらも人目をはばかることをする
秘密基地を作ってみる……etc...
最終更新:2012年06月09日 17:25