「もう一度、会えてよかった」
“灰色の不死鳥”
リンネ=焔
身長:1.52[meter]
体重:「……いやです」
スリーサイズ:82-53-81
所属:千夜学園中等部
好き:シュークリーム、食べること、歌うこと
嫌い:孤独、人ごみ
大切なもの:意志、アヌビスさん
クラス:ダイモネス
「あなたと、もう少しだけ早く、出会えていたら―――――」
灰色の炎に包まれる。
繋がっていた手は無常にも離れていく。
「次に会えたなら、今度こそ、キミを離しはしない」
その言葉を聞き入れて、灰色の少女は確かに笑った。
そして、最後には大きな輝きとなって消えた。灰すらも残さず。
ウルスラグナよりも前にゼオラの身体を受け継いでいた少女。
ゼオラの死の直後、9歳から14歳までの5年間余りを孤独で過ごしていた。
温厚な少女であったが、『予言の瞳』の発現によって未来が存在しないことを知ると自らのための復讐者となる。
未来へと渡りゼオラの殺害を狙ったが4度目の侵攻でレラに不死の翼を討ち抜かれたことで未来への転移が不可能になる。
戦いの最中でリンネの正体に気付いたウルスラグナによって、一年の猶予を授けられて元の時間へと帰っていった。
現在のリンネは与えられた一年を身体を受け継ぐ彼女のために過ごした後に『不死の炎』によって転生した姿。
かつての復讐者との分岐点であった13歳で、こちらでは千夜学園に通うかなり内気でちょっと大食いな以外は一般的な女学生。
艶々とした黒髪と黒々した可愛らしい瞳が特徴的な可愛らしい顔立ちだが、内気な性格で俯いて歩く癖のある暗い印象の少女。
人付き合いも苦手で自分から避けているため交友関係も狭く、その黒猫のような魅力に気づくものは少ない。
過去の記憶はなく相変わらず孤独ではあるが、謎の力と自分自身を待つ誰かに繋がる未来への光を信じて歩み始める―――。
予言の瞳
未来を視ることができる朱色の瞳。
対象(自分でも可)のことを想い目を瞑るだけでその者が辿る未来が脳裏に流れ込んでくる。
予見した事象が遠い時間のものになればなるほど曖昧なものになっていくが、直後のものは鮮明に映る。
アンラ=マンユの軌跡
何れリンネの生を脅かし破滅させるであろう者の末路を見透かす呪い。
『予言の瞳』の一部である以上、退かなければ現実のものとなって降りかかる。
――ZONE:アヌビス
「ただ一つ、確かなのはこの命―――――」
リンネの孤独を拭い去るために生まれた守護獣。
灰色の燃え盛る炎が上半身のみの犬頭の巨人を模り、巨大な拳を振りかざし主の障害を薙ぎ払う。
自身の身体を武器とするほか、『不死の炎』で与えた生命を灼熱に変換する呪いを持つ。
アヌビスの力によって肩代わりされていた命を直接焼き払われる痛みからは何であろうと逃れることはできない。
[ExSkill]不死の炎
アヌビスの加護を得て操る灰色の炎。
魔力の類を使わずに扱うことができるが、右手からしか発生させることができない。
不死の炎たる所以は『触れた相手を再生させる』という力。
傷を癒すことはもちろん死骸から失われた命すら取り戻すこともでき、無機物に対しては『時間を戻す』ことで再生させる。
[ExSkill]聖体
彼女の身体は永遠不滅。
どこで、どのような死を迎えようと『不死の炎』が彼女を包み、蘇る。
死亡した場合、死体が自動的に発火し完全に燃え尽きた後、リンネが安息を感じられる場所で蘇生する。
[ExSkill]死の舞踏
「あなたの総てを、灰にします」
リンネの怒りが不死の炎を純粋な破壊の大火へと転じさせる。
一時的に再生の力を失う代わりに通常の炎と同じように扱うことができる。
火力は大幅に増しており、瞬く間に周囲を火の海に変えることができる。
ただし、リンネ自身に炎耐性などはないため、殆どの場合が対象と同時に燃え尽きることになる。
戴冠の契
異国の神の名前が刻まれたダガー。
純金や宝玉がふんだんに用いられ見た目の豪奢さは凄まじいが武器としては特に何の効果も持たない普通の短剣。
物心ついたときから所有しており、自分の秘密の鍵になるのではないかと大切にしている。
最終更新:2019年12月07日 03:45