「おい!!! マスター!!!!」
「どうしたんですか、皇帝」
⇒「相変わらずうるさいですね、皇帝」
「声がデカイのは!!! 怒ってるからだぞ!!!!
いや!!! そんなことよりも!!!!」
カルデア内に響き渡る大声。
その声の主・ライダー……ナポレオン・ボナパルトは馬上から藤丸に話しかける。
「どうなってるんだ!! ここは!!!」
「と、言いますと?」
「吾輩は皇帝だぞ!! 偉いんだぞ!!!
なのに!! なんだ!!! ここにいる他のサーヴァントは!!!
王族と皇帝どんだけいんだよッ!!!!」
「大体、英霊ですからね」
「そこで、だ、吾輩の威厳を示そうと思った!!!!」」
「はい?」
「というわけで、アメリカ大陸横断レースの開幕をここに宣言するッ!!!!」
⇒「意味が分かりません」
「なるほど」
「というわけで!!! 早速レイシフトだ!!!!
フハハハハハハハッ!!!!!!」
◇ ◇ ◇
「はい、それでは始まりました。
アメリカ大陸横断レース! 実況はこのマシュ・キリエライト!」
「マシュ、ノリノリだね……」
アメリカ大陸にレイシフトした藤丸とその他大勢のサーヴァントたち。
「フハハハハハハハッ!!! 吾輩は勿論参加者である!!」
「皇帝、主催側じゃないの?」
「当たり前である!!! アメリカのレースといえば主催者はあの人に決まっている!!」
ナポレオンが指さした方向にライオン頭の男。
…………大統領トーマス・エジソンがいた。
「アウトー!!」
⇒「どっか見たことがある……」
「大統領がレースの主催者になるのは当然だろ!!!!」
「いやいや、まずいですよ。皇帝!!」
「マスターよ!! 何を言っているかさっぱりわからんぞ!!!
だが!!! レースといえばレースクイーンが必要不可欠!!!
というわけで!! あちらを見ろ!!!!」
「あ!!! それはナイスです!!!!」
二人が見たその方向には!!
レースクイーン姿のスカサハ、マルタ、オリオン(アルテミス)がいた!!!!
やったぜ。
「さて、全参加選手入場です!!!!」
「一番は勿論!!! 吾輩とマスター!!!」
ナポレオン・ボナパルトwith藤丸 マシン:マレンゴ君
「へぇ、ここがスタートラインか、派手にトップをとってやるぜ!」
坂田金時 マシン:ゴールデンベアー号。
「なんであたしまで……まっ、よくってよ!」
エレナ・ブラヴァツキー マシン:UFO
「僕は自分で走るんだね、分かるとも!!」
エルキドゥ マシン:自分
「我が友が出るならば。我も少しは本気を出そうか」
ギルガメッシュ マシン:ヴィマーナ
「どうやら勇者が見ているようだな。
余も本気を出すとしようか!」
オジマンディアス マシン:スフィンクス
「うむ、これも良き宴かな!」
「王よ、私も同行しよう」
「ほう、それはよい! 頼りにしているぞ!」
イスカンダルwith諸葛孔明 マシン:ブケファラス
「わ、私以外のセイバーを……いえ、なんでもないです
(言えない、楽しそうだから参加した……なんて絶対に)」
謎の父上R マシン:ドゥン・スタリオン
(父上の体操服姿~~~~~いや、そんなことよりも今日こそ父上に勝つ)
モードレッド マシン:装甲車
「ふーん、まあ勝つのは私だけどね」
「おい、俺がマシンってどうなってんだよ!?」
女王メイヴ マシン:クー・フーリン
「真打は最後に登場するものさ!」
ダ・ヴィンチちゃん マシン:バステニャンX号
「色々とカオス……」
⇒「なんというカオス……」
「フハハハハハハハッ!!! 吾輩に勝てるものなどいるものか!!!」
「………………」
そして、ついにこの(わりとどうでもいい)レースは始まってしまった。
◇ ◇ ◇
Battle 1/1
選択可能NPC
エネミー
- 坂田金時(ライダー)
- エレナ・ブラヴァツキー(キャスター)
- エルキドゥ(ランサー)
- ギルガメッシュ(アーチャー)
- オジマンディアス(ライダー)
- イスカンダル(ライダー)
- 諸葛孔明(キャスター)
- 謎の父上R(ランサー)
- モードレッド(セイバー)
- 女王メイヴ(ライダー)
- クー・フーリン(ランサー)
- ダ・ヴィンチちゃん(キャスター)
◇ ◇ ◇
ゴールラインはもう目の前。
ボロボロながらの辛うじてゴールラインを切った。
「フハハハハハハハッ!!! フハハハハハハハッ!!!
フハハハハハハハッ!!! ゲホッゲホ……吾輩たちが勝ったぞ!!!!」
「なんというゴリ押し………もう無茶苦茶だ……」
全員にボッコボコされながらもフルボッコにして、このレースを勝ち進んだ。
しかし、このルール無用なレースを変わりはない。
そして、ナポレオンはゴールテープをトップで切ったのであった。
「勝った奴が強いんじゃない……
勝 っ た 吾 輩 が 強 い ん だ ! ! ! !
フハハハハハハハッ!!! フハハハハハハッ!!!
フハハハハハハハッ!!! フハハハハハハハッ!!!!
フハハハハハハハッ!!! フハハハハハハハッ!!!! フハハハハハハハッ!!!!」
……
…………
………………
「と!! こんな催し物はどうかな!!!」
「却下です」
ここでナポレオンのプレゼンは終わった。
「何が駄目なのだ!!!」
「色々と酷いからです」
「な! なにーっ!!!!」
この話はこれにて終局!
最終更新:2017年07月15日 10:31