【シスターズ、シスターズ】

クエスト発生者
Merchant Melilah
「できるわけないじゃない!私たちケンカしてるのよ!ああ、もう……あの子のことを考えただけで腹が立つ!妹ったら、いったい何て言ったと思う?……いや、待って私、キレちゃダメ、落ち着いて……うん、落ち着いた。とにかくね、用事がなかったらわざわざ連絡しようだなんて思わない。でも今は連絡しないわけにいかないの!」
「その通りよ。さっきも言ったけど、ちょっと手紙を届けるだけで簡単に小銭が稼げるわよ。やってくれたら感謝もおまけするわ」
「伝言ですって!私に何か伝えたいことでもあるっていうの?しかも直接言うんじゃなくて人を介して伝言だなんて!ああ、でもダメよ、私。私は妹と違うんだから、キレちゃダメ。深呼吸して落ち着くの……すう、はあ、ふう。……それじゃ聞かせていただくわ。あの子は何と言ってたの?」
「ダメよ!時計なんか渡してあげるもんですか!だって私のものなんだから!ああ、もう信じられないわ。ここまで貪欲でずる賢いだなんて……」
「さっきの手紙はまだ持ってる?読んでいいから読みなさい。読めば何もかもわかるから」
「争ってるのは私じゃないわ。妹が1人で勝手にプンプンしてるだけ。私が聞いた台詞といったら、「あれがほしい」とか「これがほしい」とか、それだけよ。私がどんな気持ちでいるかなんて一度も尋ねてこなかったし、後片付けにどれだけ大変な思いをしたかってことも尋ねてきたりしなかった」
「よくわかる。見たまんまだから」
「まあ……そうかもね。あの子は私よりやすやすと気持ちを表現できるから。Fallulahはパパのお気に入りだった。妹はパパが死んでしまってからお店を始めなきゃならなくなった。それ以来、ことあるごとに突っかかってくるようになったの。あれをしろとか、これをしろとか」
「そんな風に考えたことはなかったわ。そうね……もしかすると私は妹のことを勘違いしていたのかもね。……わかったわ。それじゃ、さっき預けた手紙を返して。新しく別の手紙を書くから。これをあの子に届けてくれる?私の代わりに」
「それから……ありがとう。あなたのおかげで、ものごとを違う視点から見られるようになった気がするわ」



内容
Merchant Fallulahと話し、再度Melilahと話し、預かった手紙を読み、もう一度MelilahとFallulahと話す。


「へえ、姉に何かを頼まれたの?ふうん、そう。あたしに話があるんなら、高いところから降りて来て、直接話せばいいじゃない。いつでも受けて立ちますからね!」
「あら、あんたに対して怒ってるんじゃないわ。あたしはね、姉に対して怒ってるの!「どう、元気にしてるの?」みたいな言葉をよこすことなくいくつもの季節が過ぎたと思ったら、今度はあんたみたいなよそ者に手紙を託してよこすだなんて。手紙ですって?手紙で片付けてしまうつもり?」
「見たくないわ、そんなの。姉がいったい何を言おうが、あたしは時計がほしいんです。そう言っといて。わかった?」


「話といっても……うちの父が亡くなったって、それだけの話よ。Melilahとあたしにとって、父はケレティンで唯一の身内だったの。もちろん、お互いを別にしてってことだけど。おかげであたしはお店なんか経営しなくちゃいけなくなって、おかげでイライラの尽きない日々を過ごしているってわけ」
「そうなの?だったら助け舟に甘えちゃおうかしら!実を言うとね、姉と別れてあたしも寂しかったのよ。……それに実際に助かるしね。あの人はいつだって商才があったから。あたし、もう時計なんかいらないわ。もう一度姉と仲直りしたい」
「かわいそうなMelilah……あたしはずっと姉のことを誤解してたみたい。あんたのおかげで私たちはものごとをまっすぐ見れるようになったわ。ありがとう。あんたにTunareのご加護がありますように!」


報酬
61カッパー



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最終更新:2007年01月04日 22:53